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更新日:2011年10月27日
昭和29年3月1日、アメリカは太平洋のマーシャル諸島にあるビキニ環礁で水爆実験を行いました。
この実験によって、約160km離れたところにいたマグロ漁船の第五福竜丸が死の灰(大量の放射能を含んだサンゴ礁の細かいチリ)を浴び、この年の9月に乗組員が1人亡くなりました。
放射能の検出は第五福竜丸だけにとどまらず、その年の3月から12月まで日本政府の指示により、マーシャル諸島周辺海域を通過した漁船の放射能検査が行われた結果、連日大量の魚が廃棄処分されたという記録が残されています。放射能に汚染されたマグロは「原爆マグロ」と呼ばれ、その騒動は日本全国に波及しました。
この事件をきっかけとして核兵器の恐ろしさが広く知られ、全国で原水爆禁止運動の機運が高まり、原水爆禁止の署名運動が始まりました。この署名運動は原水爆禁止世界大会の開催へとつながり、翌年には、第一回原水爆禁止世界大会が広島市において開かれました。
日本は核兵器を「作らず、持たず、持ち込ませず」という非核三原則を堅持しています。核兵器を廃絶し、真の恒久平和を実現することは、世界で唯一の被爆国である日本の、そして人類普遍の願いであり、同時に私たちの責務でもあります。
漁業を基幹産業とする本市では、三崎港から出漁していたマグロ船が被爆し、多くの犠牲者が出たと言われています。
三崎魚市場では、3月17日から始まったマグロの魚体検査がこの年の12月まで毎日行われ、150隻を超えるマグロ船の5万貫を超える放射能被爆したマグロが、陸や海に処分されました。
ビキニ事件が三浦にもたらした被害、とりわけ、マグロ漁業の被害を後世に伝え、継続的な平和運動に役立てるため、ビキニ事件当時の新聞記事、関係者の話などを中心とした調査、取材の成果をまとめた「ビキニ事件三浦の記録(PDF:1,482KB)」を平成8年に作成しています。
市図書館にも配架されていますので、ご興味のある方はご覧ください。
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