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更新日:2015年12月4日

風力発電

 宮川公園の風力発電

設置者

 この風車は、(株)三浦風力発電研究所としてNEDOとニチメン㈱(当時、以下同じ)が共同で設置・研究してきましたが、平成14年4月からニチメン㈱の単独事業となりました。現在では、日本風力開発(株)が所有し、運営しています。

 三浦市は当時の 「ソフトエネルギーモデル都市構想」に合致するものとして、宮川公園内への設置に協力しました。
 現在でも、市の基本構想において、地球と人にやさしい都市基盤を目指すこととしており、また第4次三浦市総合計画において、宮川・毘沙門地区周辺を「自然との共生をテーマとする交流ゾーン」としています。この宮川公園風力発電機は温暖化ガスを排出せずに自然エネルギーである風力を利用する新エネルギーの一種であり、現在でも市の方針と合致しているものとして運営に協力しています。

沿革

昭和61年         「ソフトエネルギーモデル都市構想」を神奈川県と策定
平成03年         風況調査実施→年間平均で約5.8m/sを計測
平成06年06月  (株)アルココーポレーションから風力発電設置の申し出
平成07年08月  通産省資源エネルギー庁(当時)が「風力発電フィールドテスト事業」をシステム設計として選定
平成08年         地元住民・市議会に説明
平成09年03月  風車2基(定格出力400kw×2)を設置(NEDO、ニチメン㈱及び(株)アルココーポレーションの共同事業)
平成16年06月  日本風力開発(株)の子会社である三浦ウィンドパーク(株)が取得                                                               平成25年12月  三浦ウィンドパーク(株)を日本風力開発(株)が吸収合併して現在に至る

しくみ

 風の力でブレード(翼)をまわし、その回転運動は増幅機で一定の回転数に上げられ、発電機に伝えられて「電気」を起こします。

安全性について

安全性についての図

コスト (1999年度実績、新エネルギーガイドブックより(NEDO編) NEDOホームページ発電)

風車設置の一般的なコスト内訳

発電量

 2基合計の年間発電量は、過去10年間の平均で約99万kWhです。これは一般家庭の約220世帯が1年間に消費する電力量を賄えるものです(参考:城ヶ島地区 約200世帯)。発電された電力は、公園内の照明、トイレ及び風車のライトアップ用の電力として利用されていますが、電力が余った場合は隣接する送電線から東京電力(株)に売電(電気を売る)しています。

 ※1世帯あたりの年間の全消費電力量を4,432kwhとしています(出典:平成24年度待機時消費電力調査報告書(財団法人省エネルギーセンター))。平成25・26年度はブレード部品の交換修理のため、安全確保で停止していた期間があります。

導入の課題

 風力発電は、風況により発電量が左右されてしまうため、安定した電力供給が困難とされています。さらに、火力発電や原子力発電と同等の電力量を得るためには、広大な面積も必要になります。
 また、ブレードの回転による風切音、増幅機等の機械音による騒音が大きいため、風況は良好でも居住地域が近接している場合には、導入が困難になることもあります。

ランドマークとしての位置づけ

 城ケ島沖から見ると周辺の風景に溶け込み、午後8時までライトアップされて、夜空に白い風車が浮かびあがります。
 この風車のライトアップ及び園内のトイレで使用する電力は風力発電で賄われています。まさにソフトエネルギー都市の象徴として映ります。

 第4次三浦市総合計画では、この宮川公園周辺を「大地のステージ」と位置づけ、風力発電等のソフトエネルギーを推進していくことを示しています。
 また、同計画における「もてなしの心」をもつ都市を目指すうえで、シティー・セールス・プロモーションの推進として、あらゆる営みに従事する事業者や、企業と市民が相互に協力し合って三浦市のPRに取り組む必要があると目標を掲げています。
 全体の整備にはかなりの時間が掛かると思いますが、風車のある公園として、交流人口を迎え入れ、保養していただく一つの拠点になり、また、文化的・教育的啓発施設として、魅力あふれる公園整備を目指すためのランドマーク的な役割を位置づけています。

再生可能エネルギーの利用拡大のために

 電気事業者に一定量以上の新エネルギーを利用して得られる電気の利用を義務づけるとともに、新エネルギーの一層の普及を図ることを目的として、「電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法」(RPS法)が平成14年6月に公布・平成15年4月に施行されました。この法に基づき、平成21年11月から太陽光発電の余剰電力を固定価格による買取制度が開始されました。

 この後、RPS法に代わり「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」(再エネ特措法)が平成23年8月に公布され、再生可能エネルギー発電事業者から一定の期間価格を固定して買い取ることを義務づける、いわゆる固定価格買取制度(FIT)が平成24年7月にスタートしました。

 ※再エネ特措法に基づくFITの対象とするエネルギーは、RPS法対象の新エネルギー(風力、太陽光、地熱、水力、バイオマスの5種類)が引き継がれています。

用語の説明

  • 新エネルギー…風力発電・太陽光発電・太陽熱利用・バイオマス発電・バイオマス熱利用・バイオマス燃料製造・地熱発電・中小規模水力発電・温度差熱利用・雪氷熱利用の10種類とされています。(新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法)
  • 再生可能エネルギー…非化石エネルギー源のうち、永続的に利用できると認められるもの。具体的には風力、太陽光、地熱、水力、バイオマス、太陽熱、その他の熱の7種類(エネルギー供給事業者による化石エネルギー源の利用および化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律)
  • NEDO…国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
  • kW…電気の力(電力)を表す単位 (1kwは1,000w)
  • kWh…時間あたりの電力量を表す単位
  • 風況調査…1年間の風の状況を調査します。一般的に風力発電には地上30mの高さで年平均5~6m/s以上の風力が必要とされています。

交通アクセス

 電車の場合  京急三崎口駅より城ヶ島行きバスで「城ヶ島大橋」下車、徒歩約15分
 車の場合  横浜横須賀道路(衣笠IC)—三浦縦貫道路—国道134号—県道26号(横須賀三崎)—毘沙門バイパス(宮川大橋付近)

交通アクセス地図

過去の発電実績

 単位(kwh)

   年

平成17年度

平成18年度

平成19年度

平成20年度

平成21年度

平成22年度

平成23年度

平成24年度

平成25年度

平成26年度

月平均

4月

77,328

100,152

101,592

92,904

81,809

134,832

148,860

73,390

122,868

72,250

100,599

5月

111,744

133,416

75,888

119,952

123,737

97,920

114,578

66,734

64,942

96,583

100,549

6月

59,016

39,384

46,800

61,008

60,848

98,712

74,861

70,003

71,750

15,864

59,825

7月

55,992

63,144

36,288

64,704

132,293

120,336

111,038

91,826

39,569

29,023

74,421

8月

67,128

23,904

72,384

69,144

62,827

64,416

75,857

60,312

    0 

70,092

56,606

9月

77,712

100,800

65,880

51,144

70,131

83,808

74,770

56,038

    0

34,757

61,504

10月

107,136

88,416

48,360

55,536

79,782

96,314

106,411

93,497

3,084

34,565

71,310

11月

77,328

102,480

68,832

98,352

114,471

88,435

70,452

72,053

51,346

44,393

78,814

12月

114,888

110,784

86,640

123,216

122,283

127,087

92,597

105,326

49,896

66,362

99,908

1月

86,088

66,312

87,024

100,536

107,990

73,771

94,142

80,558

65,304

43,332

80,506

2月

124,488

108,096

95,088

94,248

120,288

120,763

67,831

82,188

48,060

58,373

91,942

3月

124,344

106,680

118,488

139,296

158,435

80,923

107,635

119,477

85,375

111,516

115,217

合計

1,083,192

1,043,568

903,264

1,070,040

1,234,894

1,187,317

1,139,032

971,402

602,194

677,110

991,201

 

 

 H26年度別

 

 H26月別

 

 

 

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