北原白秋文学年表

更新日:2022年12月22日

北原白秋/梁田貞(「城ヶ島の雨」作曲者)の文学年表

元号(西暦)

北原白秋 (作詞者)略年譜

梁田 貞 (作曲者)略年譜

明治18(1885)

1月25日(戸籍は2月25日)、福岡県山門郡沖端村石場五五番地(現柳川市沖端町)に生まれる。隆吉と命名。北原家は代々、立花藩の御用達を勤めた海産物問屋であった。父長太郎の代に至り酒造業が主になった。(この生家は昭和44年復元され、福岡県指定文化財として保存されている。(木下杢太郎、若山牧水もこの年に生まれる。)

7月3日、父 政輔、母 久麿の四男として札幌に生まれる。

明治24(1891)

白秋(6) 書を山田雲畦に学び、4月矢留尋常小学校に入学。

貞(6) 創成小学校に入学。

明治30(1897)

白秋(12) 中学伝習館に入学。

 

明治32(1899)

 

貞(14) 札幌中学校に入学。

明治34(1901)

白秋(16) 沖端大火により酒倉焼失。友人とはかつて回覧雑誌「蓬文」を発行するに際し、白秋と雅号を定む。

 

明治35(1902)

白秋(17) 10月 「文庫」に投稿した短歌一首 『ほの白う霞漂ふ薄月夜稚き野の花夢淡からむ』が掲載され、中央歌壇に起つ機縁となった。

 

明治37(1904)

白秋(19) 中学卒業試験の際、一教師と争い、中途退学して上京。早稲田大学英文科予科に入学。同級に若山牧水、土岐善麿などがいた。一時、射水と号した。

貞(19) 札幌中学校を卒業。札幌農学校予科に入学。

明治38(1905)

 

貞(20) 音楽学校と早稲田を受験。早稲田大学商科に入学。

明治39(1906)

白秋(21) 新詩社に参加。「思い出」発表。

貞(21) 音楽学校を目指すも失敗。中山晋平らと予備校で勉強。

明治42(1909)

白秋(24) 処女詩集「邪宗門」刊行。

貞(24) 音楽学校本科声楽科に入学。中山晋平はピアノ専攻科へ。

明治43(1910)

白秋(25) 前年年末、実家の破産に直面。 2月 「おかる勘平」の詩によって『屋上庭園』発禁となる。「パンの会」の最盛期。 5月 三崎初遊。歌舞島などに遊び、『いつしかに春の名残となりにけり昆布干場のたんぽぽの花』など「春の名残」と題し、七首を歌っている。 9月 青山原宿に移り、松下俊子と知り合う。

貞(25) 「隅田川」作曲(詞 小松耕輔)

明治44(1911)

白秋(26) 明治十大文豪詩人の部第一位に入選。最年少者であった。詩集「思い出」刊行。

貞(26) 「昼の夢」作曲(詞 高安月郊)

明治45(大正元)(1912)

白秋(27) 一家入京。 7月 原宿時代に知り合った人妻松下俊子との苦恋絶頂に達し、俊子の夫より、姦通罪で告訴され、同月6日より20日まで市ヶ谷の未決監に拘留された。[桐の花事件]弟鉄雄の奔走によって保釈され、のち示談成立、8月10日公判で免訴放免となった。この事件のため世の烈しい指弾を受け、上京以来の輝かしい青春の謳歌に終止符を打つことになり、歌風も一変させる。罪の自意識に苦しむ。

貞(27) 音楽学校本科を卒業。研究科へ。府立一中の音楽教師に。

大正2(1913)

白秋(28) 1月2日 海路三浦三崎に渡り、公田蓮太郎を訪ね、十日余り滞在。 5月 三崎町向ヶ崎の異人館に移住。処女歌集『桐の花』刊行。 10月 二町谷見桃寺に寄寓。 10月28日 「城ヶ島の雨」完成。 10月30日 東京有楽座で発表。 11月 詩歌結社「地上巡礼社」を起こす。

貞(28) 「城ヶ島の雨」作曲。 10月30日 松平信博のピアノで作曲者梁田自身の独唱で発表。

大正3(1914)

白秋(29) 1月 海外浜の家に仮寓。 3月 小笠原父島に渡る。 7月 帰京、俊子と離婚。 9月 「眞珠抄」、 12月 「白金之独楽」を刊行。

 

大正4(1915)

白秋(30) 8月 歌集「雲母集」を刊行。

 

大正8(1919)

白秋(34) 8月 「城ヶ島の雨」を白秋小唄集に収録刊行。

 

大正12(1923)

白秋(38) 2月 前田夕暮と三崎に遊ぶ。

 

昭和12(1937)

白秋(52) 4月 三崎小学校及び三崎実科高等女学校校歌作詞。

 

昭和16(1941)

白秋(56) 11月 見桃寺歌碑除幕式に臨席。

 

昭和17(1942)

白秋(57) 11月2日 午前7時50分永眠。

 

昭和24(1949)

 

貞(65) 7月10日 城ヶ島の雨詩碑除幕式に臨席。

昭和34(1959)

 

貞(73) 5月9日 永眠。

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