ナラ枯れ被害

更新日:2024年03月14日

ナラ枯れとは?

ナラ枯れとは、カシノナガキクイムシ(通称:カシナガ)が媒介する「ナラ菌」によって、コナラやミズナラ、マテバシイなどナラ・カシ・シイ類といったブナ科の広葉樹が、7月から9月頃に集団的に枯れる被害です。

被害にあった樹木の根元にはフラスと呼ばれる木くずが堆積し、葉が赤茶色に変色するなど、目視で確認できる変化があります。

被害にあった樹木は、コナラで20%から30%、ミズナラで70%程度が枯死するといった報告もあります。

一般的には老齢で太い木ほど、カシナガが入りやすく、枯死しやすいと言われています。

また、カシナガに穿入されても枯れなかった生存木では、翌年以降、カシナガが繁殖しにくくなるため、被害の発生から3から5年が経過し、生存木の割合が増えることにより被害は収束に向かうと言われています。

ナラ枯れが起きて葉が枯れ落ちてしまった木々の写真

ナラ枯れ

提供:神奈川県

ナラ枯れが起きた木々の根元にたまっている木くず(フラス)の写真

木くず(フラス)

提供:神奈川県

カシノナガキクイムシのオスとメスの特徴の説明が記載されている写真

カシノナガキクイムシ

提供:神奈川県自然環境保全センター

被害状況

ナラ枯れ被害は、1980年代以降、日本海側を中心に拡大してきました。

2010年をピークとして、全国的な被害量はその後減少傾向にあるものの、地域によっては被害が拡大しているところもあります。

神奈川県内においては2017年に初めて箱根町湯本や本市小網代の森で被害が確認された以降、被害は拡大傾向にあり、現在では全県的にナラ枯れ被害が確認されるようになっています。

被害への対応

被害木の処分等につきましては、土地所有者で行っていただく必要があります。

伐採等の処理方法がわからない場合には、専門業者(造園会社など)にご相談ください。

また、市の施設でナラ枯れを発見した場合には、各施設の担当課で必要な対応について検討いたしますので、施設の管理者などにお知らせください。

なお、神奈川県では各市町村における被害状況を把握するため、発見者からの情報提供の協力を求めています。

ご協力いただける方は、下記までご連絡ください。

横須賀三浦地域県政総合センター地域農政推進課

電話番号:046-823-0210

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この記事に関するお問い合わせ先

三浦市役所 経済部 農産課
電話番号:046-882-1111(内線77326・77327・77328)
ファックス番号:046-881-3460

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