三浦で創業・生活する魅力(3)

更新日:2022年12月22日

海などの自然、食、街並み、人のあたたかさなど、三浦には様々な魅力があります

その魅力に惹かれて、店を構えることになった人たちに話をうかがいました

なぜ三浦だったのか

三浦に店を構えてどのような生活を送っているか

今回は、街に新たな風を吹き込んでいる5人の眼を通して、三浦の魅力を探ります

(取材:平成27年3月)

Episode 3 店を持つ夢を叶えた街は、近所の人が子育てを支えてくれる街だった

子供を背中に抱っこしながらキッチンで食事を作っている写真

岡山県出身の関口由美香さんは、平成26年6月、三崎下町に弁当屋兼食事処をオープンしました。

「忙しくても、質素でも、手作りのものを食べることを大切にしてきたので、食に関わる仕事をしたいとずっと思っていました。NHKのドラマ『ごちそうさん』を見て、『昭和のお母さん』っていいなぁと思って、そんなイメージで店をやりたいと思うようになりました。

ちょうど良いタイミングで夫が空き物件を探してきてくれて、『やってみれば』と言ってくれたんです。居抜きでほとんどそのまま使える賃貸だったのも、挑戦するには条件が良かったですね」

平日3日は弁当の販売、土日のどちらかは店内で食事を出します。夫が仕事の平日、関口さんの傍らには、いつも1歳の娘さんがいる。昭和の雰囲気の残る三崎の街を、近場までならと限定で行っている配達で娘さんをおぶって走る姿は、本当に昭和のお母さんのようです。

「お弁当は『今日も頑張って』という思いを込めて、お母さんが家族に作るような気持ちで作ってます。まずはおなかいっぱいになってもらいたい。だから仕切りのない大きい弁当箱で作っています。値段を落とすこともできるけど、野菜もたくさん食べてほしいので、そのままの値段で野菜を多く入れるよう心がけています。お客さんの『美味しかったよ』の言葉が原動力です」

「親子で皆様に見守られ頑張っています」と書かれたスケッチブックを手に店の玄関に立つ関口さんの写真

「三崎の人は本当に親切で、ご近所さんやお客さんが、困ったときに子守を手伝ってくれたり、親子で皆さんに見守られているから頑張れています。地域に支えられているんです。そういうお付き合いができるのがいいですね」

弁当ができあがるのを待つ間、娘さんと遊ぶことは、お客さんの楽しみのようにも見えます。

「以前は横浜に住んでいましたが、田舎の出身だから静かで落ち着いて過ごせる場所を探していたんです。夫がカヤック好きで海に近く、都内への通勤圏が条件で考えた結果、三浦に来ることにしました。

三浦での暮らしは、都会のマンションのように、隣に誰が住んでいるか分からないような付き合いや、都会のピリピリした感じとは違うので好きです。畑の道を散歩していたら、全然知らないおばさんがダイコンをくれたこともあるんですよ」

畳の上に寝転ぶ子供と手をつないでいるお母さんの写真

赤ちゃん連れでも来られる場所を目指している。

取材の日、来ていたお客さんは、「小さい子供と一緒に気軽に行けるお店は三浦では貴重です。たくさんのお母さんたちに来てほしいお店」と話してくれました。

「小さい子供がいても畳で遊べますし、赤ちゃん連れは大歓迎です。トイレでおむつ替えができるようにもしたいですね」(関口さん)

お箸とお椀が描かれた店の屋外灯の写真

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