三浦で創業・生活する魅力(4)

更新日:2022年12月22日

海などの自然、食、街並み、人のあたたかさなど、三浦には様々な魅力があります

その魅力に惹かれて、店を構えることになった人たちに話をうかがいました

なぜ三浦だったのか

三浦に店を構えてどのような生活を送っているか

今回は、街に新たな風を吹き込んでいる5人の眼を通して、三浦の魅力を探ります

(取材:平成27年3月)

Episode 4 海があって、美味しい野菜と魚がある。これはもうイタリアだろってね

シェフ2人が「三浦の自然、魚と野菜と人間、全部イイ!!」と書いてある紙を持っている写真

安達悟さん。平成26年5月に三崎港付近にイタリア料理店をオープン。
三浦へ来る前は新宿で10年間イタリア料理店を営んでいましたが、都内での単調な生活を変えたいと、20年来のファンだった三浦に店を構え、住居も移しました。

「20年位前から観光で三浦に来ていました。海がとにかく好きで、結婚する前はツーリングで、子供が産まれてからは泳ぎや潜りに来ていたんです。城ヶ島や剱崎の磯に良く行きました」

「通ううちに、三崎の魚屋に、美味しい魚があることを知りました。また、直売所に美味しいイタリア野菜があることも知りました。海があって、美味しい野菜も魚もある。これはもうイタリアだろうってね。それからは三浦でお店をやりたいと思っていましたが、東日本大震災があって、海辺の街で暮らすリスクも考えて少し時間がかかりました。けど、やっぱり三浦は良いですよ。東京から車で1時間でこんなに自然がある。新宿時代の友人が来るとみんな羨ましがりますからね」

窓の外から三崎の海と城ヶ島が一望できる景色の写真

店のどの席からも、窓の外に三崎の海を、そして海の向こうに城ヶ島を臨めます。

「窓の向こうに海がある。漁船が停まっている。最高でしょう。新宿の店は窓を開けても隣のビルの壁や室外機でしたからね」

シェフが整頓されたキッチンに立っている写真

「店では朝8時から夜中の12時頃まで働いています。それは三崎でも変わりません。ただ、その時間の使い方は三崎と新宿では全く違うんです。

新宿ではとにかく忙しかった。ランチに来るお客さんは約100人。それこそ『こなしていく』という日々で、毎日同じことの繰り返しで単調でした。新しいことをする余裕もない。家賃は今の場所の8倍で、従業員も8人抱えていました。今は妻と2人。時間に余裕もあるので、新しいメニューを作ることもできます。楽しく働けていますよ。朝起きて、畑の中を犬と散歩する。近所の人に野菜をもらうこともある。休みの日は三崎で地元の人とお酒を飲む。人間らしい生活ですよね。休みの日に都内に行っても、早く三浦に帰ってきたくなるんです」

棚の上に置かれた、野菜をオイル漬けした瓶の写真

「魚もいいけど、特に三浦の野菜はすごい。

三浦の人はあまり知らないけれど、イタリア野菜がたくさん作られているんですよ。例えばズッキーニ、ルッコラとかね。

食は最終的には地産地消に行きつくんです。食材を持ってくるんじゃなくて、食材のあるところに行く。

美味しい水のある信州に美味しい蕎麦屋が行くみたいにね。

例えば築地の魚。最も新鮮なものでも捕れて1日半経っているんです。それが三浦では今朝捕れたもので、場合によったら生きている魚を買える。野菜もね、土から抜いた瞬間にもう劣化は始まるんだけれど、ここのものはとにかく新鮮。新宿時代よりも美味しい料理を提供できていますよ」

店内の赤い壁に、地元の人のメッセージが沢山書いてある写真

店内の壁には、地元の人が書いたというたくさんのメッセージがあります。

「ここの人はみんなウェルカムで迎えてくれる。私は山形出身で、雪国はどちらかというと閉鎖的なところがあるけど、こっちはオープン。それにお年寄りが元気。店で声を張ってる人は70代のおばちゃんだったりするからね」

「一番の誤算は、日曜日にたくさん三崎に来ている観光客はみんなマグロ目当てだってことかな(笑)儲けたい人にとっては向いてないかもしれない。でもうちはありがたいことに地元のお客さんで持っています」

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