夢を叶えるまち・移住者が開業&開店

更新日:2023年10月17日

夢を叶えるまち・移住者が開業&開店

(移住冊子「移住するなら三浦市」(平成29年度制作)より転載)

移住後に開業・開店した方々が語る、三浦市の魅力と今の暮らしについてご紹介します。

若い力で三浦をもっと盛り上げたい!

蛭田奈奈さん

お店の前でエプロンを付けて笑顔で立っている蛭田奈奈さんの写真

蛭田さんは三浦市出身。三浦市から若い人が出ていくのを見て、新しいことを始めて成功すれば三浦で仕事をする若者が増えてくれるという思いから、ベーグルを作っているパン屋さん、古家の改装を手掛けるリノベーション会社の人など、市外から移住してきた仲間たちと元釣り具倉庫を改装。新鮮でおいしい三浦の野菜や果物と、若者に人気のベーグルを融合させたベーグルの専門店を平成28年にオープンした。また、「トライアルステイ」を体験中の方々を対象にベーグルサンド作りから販売までの職場体験をしてもらうなど、移住促進のための活動も積極的に行っている。

みやがわベーグル

大きなガラス戸から光が入り、昔ながらの梁がある作りの開放的なみやがわベーグルの内観写真

元釣り具倉庫の梁をそのままに、明るく、しゃれたイメージにイノベーション。新鮮な素材を使ったベーグルはSNSで話題になり、都心から訪れるお客さんも多いとか。ベーグルで作ったラスクは鎌倉小町通りのショップでも販売する予定。

街を賑やかに、人の心を豊かに

藤沢宏光さん

木の机に手を乗せて前方に視線を向けている白髪の藤沢宏光さんの写真

かつて音楽プロデューサーとして都心に拠点を置いていた藤沢さんは、通勤電車内で本を読んだり、景色を見たりしているうちに三崎が近づくにつれ「帰ってきた」という実感が持て、それが新鮮だったという。移住から6年後、住まいのある三崎港の商店街を盛り上げようと「カフェ・ミサキプレッソ」を開店した。その2年後、おしゃれなドーナツ店「ミサキドーナツ」もオープン。商店街の古い街並みと洗練されたショップのコントラストがつくりだす独特な風景のなかに、未来に向かって変貌していく三崎の姿がみえてくる。また、藤沢さんは、三浦市在住の子どもたちで結成された「かもめ児童合唱団」をプロデュースするなど、文化的な活動においても街の発展に貢献している。

ミサキドーナツ・ミサキプレッソ

黄色いシェードに淡い青色と木の質感を基調にしたカフェ・ミサキプレッソの外観写真

開店当初、友人のバリスタから指導を受けてオープンしたというカフェ・ミサキプレッソは、ミサキドーナツと同じ三崎銀座通り商店街にある。藤沢さんの言葉どおり、どちらの店舗も古い商店街に都会的な風を吹き込む洗練された雰囲気が印象的。ミサキドーナツの詳細はホームページで確認を。

三浦の環境と食材に魅了されて

安達悟さん

手書き文字のグラフィティアートが描かれたレストランの壁の前でこちらに笑顔を向けている安達悟さんの写真

新宿でレストランを経営していた安達さんは20年ほど前から魚や野菜を食べに度々三浦を訪れ、いつか店舗を三浦に移転したいという願いが叶ったのは4年前。食材が豊富な海辺の街はほかにもある中でここを選んだ理由は、新鮮な野菜と魚が一度に手に入るのは三浦だけだから。三浦野菜の根菜は色がきれいで甘みがあるのが特徴。生で食べるのが一番美味しいという。環境や食材だけでなく、移住してきた人をよそ者扱いしない人々の温かさも魅力のひとつ。快適な環境と、温かい人情、美味しい食材が揃った三浦で、ストレスもなく、のんびりとした毎日を過ごしている。

Misaki Itariano Bocca

お皿に盛られている新鮮なグリーンリーフと鮮魚のカルパッチョの写真

三崎港に面したレストランは著名人が訪れるほどの人気店。提供するメニューには三浦野菜が欠かせない。三浦野菜のバーニャカウダやリーフがたっぷり盛られた鮮魚のカルパッチョなどがおすすめ。

気候のよい三浦で、のんびり快適生活を

倉橋隆行さん

飾られた絵画の前で、親しみある笑顔を浮かべている倉橋隆行さんの写真

倉橋さんは、不動産コンサルタント会社、ホテルなどを経営する株式会社シー・エフ・ネッツ代表取締役。生まれも育ちも横浜で、老後は趣味が実現できる場所への移住を考えていたという。築地で食べる魚や野菜は、実は三浦半島のものが多いと知り、また、のんびりと釣りができて交通量も少ないため、老後を過ごすには絶好の場所であると、9年前に移住。店舗を数多く経営しており、なかでも「山田屋酒店」は飲食店経営者の目線で選んだ品揃えで、2階には簡易宿泊施設もある。古きよきものの中に新しいアイデアを取り入れ、三浦の街を盛り上げる。また、美容院やスポーツクラブの若い経営者を三浦に呼び寄せ後押しするなど、移住促進にも力を注いでいる。

酒宿山田屋

街道沿いに店を構える、瓦屋根の酒宿山田屋の写真

風情ある老舗酒店の2階を簡易宿泊施設としてリノベーション。キッチン完備で、飲食物の持ち込みもOK。客間は8畳と10畳の続き間で、限定1組1~8名までの利用が可能だ。

シャッター商店街に活気を!

ミネシンゴさん・三根かよこさん

たくさんの本に囲まれて座っている、三根かよこさんとミネシンゴさんご夫婦の写真

夫婦で出版社を営む。引っ越しを考えていたときに知人から三浦を勧められ、現在の社屋をひと目見て気に入り、即、移住を決めた。家賃コストはこれまでのおよそ半分、事務所と自宅を別々の場所にもつことも叶ううえ、都心までのアクセスも至便で、都会の人たちと付き合いつつ地元の人ともかかわることができる。また、三浦には移住者を温かく迎え入れてくれる、魅力ある人たちも多い。移住のポイントは環境も大事だが、そこに住む人たちとどうかかわり生活していくか、ということが一番重要だというミネさん。商店街を訪れたら、懐かしい本が並ぶ棚をぜひ覗いてほしい。

アタシ社(本と屯)

懐かしいデザインのイラストが入った「髪とアタシ」「たたみかた」の2冊の雑誌の写真

街の蔵書室として「自由に地元の人に利用してもらいたい」という思いから、これまで集めた雑誌、児童書、コミックなど、幅広いジャンルの本を揃えている。どこか懐かしい木製のベンチや小さな折り畳みイスなどが用意され、読み聞かせを楽しむ親子も度々訪れる。

自然体験ができる宿をオープン

成相修さん・祐美さん

温かみのある木を基調にした宿のキッチンに立っている、成相修さん・祐美さんの写真

幼少期から「自然の中で仕事がしたい」と思いながら育ち、自然学校の職員として全国の施設を転々とすること10年。「地域に根付いた自然学校を自分でやりたい」と感じ、退職後、三浦へ移住した。移住から3年を経た平成28年11月に念願であった自然体験ができる宿「bed&breakfast ichi」をオープン。三浦の自慢は小網代の森。源流から海まで1つの流域がまるまると保全された森は、首都圏ではとても貴重だ。関東の中でも温暖な気候の三浦半島は、野菜も魚も豊富で人も温かい。好きなことや趣味がなくても、ここにいると、毎日の生活がとても充実したものになりそう。

bed&breakfast ichi

天井からランプが下がり、黒板の飾られた壁の下に2人がけのテーブルがあるbed&breakfast ichiの内装写真

四季を通していろいろな魚が釣れる三浦半島は、釣り好きには最高!また、武山や三浦アルプスなどの低山ハイキングもおすすめ。宿で行っているネイチャーガイドを利用すれば日帰りでも宿泊者でも気軽に楽しめる。詳細はホームページで確認を。

お店もプライベートもママ友が応援!

ミントラさん

机に座り、賑やかな笑顔を浮かべているミントラさんご夫婦の写真

三浦に住めばいつでも好きな釣りができる!というご主人の希望から三浦にやって来たミントラさんファミリー。小学校のイベントでタイ料理教室を開催した際に、自分で作るより、むしろ食べることが好きな三浦の人のために店を出したらどうかとママ友に勧められ、三崎港にタイ料理店をオープン。ママ友の口コミで店の評判が広がり、今では多くの地元客が訪れるようになった。ここで知り合ったママ友や保護者の方々は、みんないい人ばかりなのだそう。また、店をオープンしたことで飲食店経営者の仲間も増えた。空気がおいしい三浦では、子どもものびのびと育つ。ここは家族みんなが幸せになれる街だ。

タイ料理トムヤムクン

陶器の器に入り、パクチーがたっぷり添えられているトムヤムクンの写真

辛い料理は日本人にあわせて辛みを抑え、子どもからお年寄りまで楽しんでもらえるように、辛さが少ないメニューも数多く提供している。それでいて、しっかり本場タイの味。三崎に来たら一度は立ち寄ってみたい。

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この記事に関するお問い合わせ先

三浦市役所 政策部 政策課(政策担当)
電話番号:046-882-1111(内線206・208・209・212・213)
ファックス番号:046-882-2836

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