みうら市議会だより第160号テキスト版(第3回定例会/令和6年(2024年)11月1日発行)

更新日:2025年02月03日

表紙 みうら市議会だより2024年11月1日 令和6年第3回定例会

表紙の写真「海南神社の面神楽」(三浦市観光協会提供)

(目次)

  • 令和5年度決算を認定
  • 南下浦小、剣崎小の統合に向けて条例を可決
  • タブレットを使って防災訓練を実施

2ページ 委員会レポート

総務経済

三浦市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例

本案は、健康保険証とマイナンバーカードが一体化されることに伴い、福祉医療費助成事務に必要な被保険者情報を庁内連携により取得できるよう規定の整備をするものです。

(質疑の主な項目)

  • マイナンバーカードと健康保険証の連携に関する市民への周知について
  • 紙の健康保険証が使えなくなった後の対応について

質問

条例改正後の、庁内連携による情報の取得方法をお聞きしたい。

答弁

被保険者情報を保有する保険年金課に問い合わせを行い、情報を取得する。

意見

マイナンバーカードについて賛成していないため、本条例にも賛成できない。

三浦市子育て賃貸住宅等PFI事業審議会条例を廃止する条例

本案は、子育て賃貸住宅等整備事業の調査、審議を行う審議会がつかさどる全ての事務が終了したため、条例を廃止するものです。

(質疑の主な項目)

  • 審議会から出された要望や意見の整備事業への反映について

質問

審議会解散後の本事業に関する審議の行い方を伺う。

答弁

今後は、市と指定管理者で審議を行っていく。

事業契約の変更について

本案は、子育て賃貸住宅等整備事業契約について、金利変動に応じた対価の改定を行うため契約金額を増額するものです。

(質疑の主な項目)

  • 設計・建設業務に関する割賦料分の金利の見直しや支払い方法について

質問

今後の金利変動にはどのように対応するのか。

答弁

施設の維持管理や運営の対価については、物価や光熱水費等の上昇などがあった場合に見直しをしていく。

令和6年度三浦市一般会計補正予算(第2号)

本補正は、歳入歳出それぞれ128,120,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を22,015,879,000円とするものです。

(質疑の主な項目)

  • 環境センターの解体工事に当たり行った建材の分析調査について
  • 地域で開催されるイベントに対する補助について
  • 住宅リフォーム助成の申請数と補正予算により追加される件数について

質問

市民交流拠点整備事業の中で行う駐車場の拡充について、内容をお聞きしたい。

答弁

主に図書館を利用する方の駐車場を整備するもので、今年度は測量と登記事務を行い、市民交流拠点の供用開始時期に合わせて工事等を進めていく。

都市民生

三浦市立学校設置条例の一部を改正する条例

本案は、南下浦地区の小学校統廃合基本方針により、三浦市立剣崎小学校を廃止するため、規定の整理をするものです。

(質疑の主な項目)

  • 剣崎小学校と南下浦小学校が統廃合するに当たっての通学バスの増便について
  • 廃止後の剣崎小学校跡地の利活用について

質問

統廃合後の校名や校歌等はどうなるのかお聞きしたい。

答弁

両校の保護者にアンケートを行った結果、校名、校章、校歌は現在の南下浦小学校のものを使用することとなった。また、交流が深まった後に愛唱歌をつくることを検討している。

三浦市国民健康保険条例の一部を改正する条例

本案は、国民健康保険法の改正により紙の健康保険証の新規発行が廃止されることに伴い、健康保険証の返還に応じない者に対する罰則の規定を削除するなど、規定の整備を行うものです。

(質疑の主な項目)

  • 三浦市における国保加入者のマイナ保険証の登録数と利用状況について

質問

紙の健康保険証が廃止された後、不要となった健康保険証の処分方法をお聞きしたい。

答弁

これまでと同様に、所有者自身での処分をお願いする。このことは市のウェブサイトへの掲載のほか、被保険者へ案内を送付することも検討したい。

3ページ 委員会レポート

新たに提出された陳情

百条委員会の設置を求める陳情書

趣旨

本陳情は、市長及び副市長が業者から接待等を受け、便宜供与を行った疑いについて、真相を明らかにするため百条委員会を設置することを求めています。

議員による職員への政党機関紙の庁舎内勧誘行為の中止を求める陳情書

趣旨

本陳情は、庁舎内での政党機関紙に関する勧誘行為はハラスメントになる可能性が高いため、原則中止とすること等を求めています。

身寄りのない高齢者の施設利用に関する陳情書

趣旨

本陳情は、身寄りのない高齢者が福祉施設やサービスを利用する際に、不利益を被ることがないよう、実態調査やガイドラインの普及等を行うことを求めています。

令和7年度における「重度障害者医療費助成制度継続」についての陳情

趣旨

本陳情は、令和7年度予算策定に際し、重度障害者医療費助成制度について、障害児者が負担なく医療を受けられるような施策を求めています。

令和7年度における「障害児者・透析者を含む移動困難者に対する通院支援」についての陳情

趣旨

本陳情は、令和7年度予算策定に際し、障害児者・透析者に対する通院支援を含めた医療、福祉助成施策を求めています。

現行の健康保険証とマイナ保険証の両立を求める意見書提出の陳情(3件)

現行の健康保険証とマイナ保険証の両立を求める意見書を国に提出することを求める陳情書

趣旨

これらの陳情は、本年12月実施予定の健康保険証廃止を中止し、現行の健康保険証とマイナ保険証の両立を求める意見書を国に提出することを求めています。

母(王乖彦)が中国で不法に逮捕されている件に関する陳情

趣旨

本陳情は、不当な扱いを受けているとされる陳情者の母を救出するため、駐日中国大使館等に働きかけを行うこと等を求めています。

対外的情報省を設立し、食糧危機に対応することを求める意見書の提出についての陳情書

趣旨

本陳情は、食糧輸入先の動向を把握し食糧危機を発生させないように、対外的情報省を設立するよう国に意見書を提出することを求めています。

陳情の審査結果

9月定例会で審査を終えた陳情は、次のとおりです。

所管委員会

件 名

結 果

総務経済

議員による職員への政党機関紙の庁舎内勧誘行為の中止を求める陳情書

了承できないもの

都市民生

身寄りのない高齢者の施設利用に関する陳情書

了承できるもの

4~5ページ 委員会レポート

令和5年度歳入歳出決算を認定

決算審査特別委員会の審査から(一部抜粋)

令和5年度の一般会計、企業会計を含む特別会計の決算認定議案は、7人の委員で構成する決算審査特別委員会で審査を行いました。

総括質疑 市政全般にわたり市長に質疑

質問

令和5年度の市政運営について市長の見解は。

答弁

コロナ禍を経たが、大きな変化はなく順調であった。財政的には、ふるさと納税の減少等の課題はあるが、起債額の減少等、やりくりはきちんとできている。

質問

防災の取組についてお聞きしたい。

答弁

能登半島地震の発生を受けて、災害時に力を借りる消防団の資機材を充実した。また、観光客の避難路が目で見て分かるようなサインの研究を進めている。

質問

西海岸線や三浦縦貫道路の延伸に関する動きがあったが、市長の見解は。

答弁

着地点が見えていないのは課題だが、橋の線形の検討など順調に進んでいると思う。

質問

5年度に開始した公共下水道事業へのコンセッション方式導入について、考えを伺う。

答弁

本方式のフルセットでの導入は全国初で注目を集めているもので、国交省の全面的な協力により実現した。事業者と連携しながら、おおむね順調に進んでいる。

※コンセッション方式…民間事業者が市有施設を利用して料金収入のある事業を行う手法。

質問

勤労市民センターを補修して存続するように方針転換した経過は。

質問

勤労市民センターを補修して存続するように方針転換した経過は。答弁 老朽化が著しく廃止の検討を打ち出したが、市民が利用する施設が減っている状況、新たに施設を建設する費用等を踏まえて検討した結果、存続することを決断した。

令和5年度 各会計の決算状況

会 計 区 分

歳入(収入)

歳出(支出)

差引額

一 般 会 計

19,368,430,000円

1,8942,260,000円

プラス426,170,000円

特 別 会 計

国民健康保険事業

5,626,020,000円

5,624,720,000円

プラス1,300,000円

後期高齢者医療事業

893,270,000円

852,580,000円

プラス40,690,000円

介護保険事業

5,790,910,000円

5,779,400,000円

プラス11,510,000円

市場事業

352,190,000円

315,030,000円

プラス37,160,000円

第三セクター等改革推進債償還事業

262,930,000円

262,930,000円

0円

企業会計

病院事業

2,549,200,000円

2,717,160,000円

マイナス212,240,000円

水道事業

1,455,670,000円

1,374,980,000円

プラス80,690,000円

公共下水道事業

683,480,000円

683,530,000円

マイナス50,000円

※歳入歳出の金額は10,000円未満を切り捨て。企業会計は収益的収支を掲載しています。

一般会計

歳入

  • 市税収入のコロナ禍からの回復状況について
  • 収納率を上げるための取組について

質問

市税の滞納繰越分や不納欠損額が増加した要因は。

答弁

滞納者からは物価高騰で生活費が多くかかることや、コロナの影響で収入が増えないため納付が困難であるということを聞いている。

歳出

総務費

質問

DX推進計画に基づく取組内容を伺う。

答弁

「書かない窓口」システムの導入により、住民の負担が軽減し、市職員の業務が効率化された。

民生費

  • 小児医療費助成の事業費が減少した理由について
  • 生活保護世帯数が増加した要因について

衛生費

  • 妊娠、出産、子育てに関する相談体制について
  • ごみ処理業務の外部委託の拡大について

農林水産業費

  • 農地の適正な管理について

質問

市営漁港に設置された防潮扉の状況をお聞きしたい。

答弁

北下浦漁港の十か所のうち七か所が重機を使用しないと開閉できない状況である。県で堤防の高さを見直す予定があるため、動向を確認しながら対応を検討する。

商工費

  • 事業承継の推進について
  • 三浦国際市民マラソンの開催結果について

土木費

  • 街路灯の修繕箇所と修繕内容について
  • 空き家対策の取組について

消防費

  • 消防団員の充足について
  • 防災行政無線の子局の修繕について

教育費

  • 5年度から開始した小学校への通学の定期代補助について
  • 学校給食に使用する食材の放射性物質検査の実施状況について

災害復旧費

  • 台風の影響による大雨で被災した市道の復旧工事について
特別会計

国民健康保険事業

  • 特定健診の受診率向上に向けた取組について
  • 保険税率の改定内容について

後期高齢者医療事業

意見

この制度自体に問題があると考える。

介護保険事業

  • 介護認定の申請数増加への対応について
  • 介護予防のための教室等への参加状況について

市場事業

質問

市場施設の高度衛生管理化対策事業による効果は。

答弁

市場に仲買人がバイヤーを連れて来られるようになった。窒素氷は持ちがよいと言われ、使用者が増加している。

第三セクター等改革推進債償還事業

  • 本会計の起債残高と返済期間について
企業会計

病院事業

  • 5年度に看護師の退職が増えた要因について
  • キャッシュレス決済導入の効果について
  • 感染対策中の入院患者への面会について

水道事業

  • 水道ビジョンに基づく経営状況について

質問

水道事業の広域連携に関する取組は。

答弁

三浦半島地域の意見交換会で、人材不足や災害対応、配水管布設工事に関する基準や仕様書の統一などについて情報共有や意見交換を行った。

公共下水道事業

質問

経費回収率が下がった理由をお聞きしたい。

答弁

コンセッション方式へ移行したことで計算方法が変わり、市のみの経費回収率を計算した結果、減少した。コンセッション運営権者の収支も含めると数値はよくなっている。

討論

一般会計

反対討論

石橋むつみ副委員長

市の正規職員が不足しており、ストレスチェックの結果を踏まえた健康管理や部門間の連携等の検証と正規職員の増が必要である。

賛成討論

出口景介委員

歳出では、生活保護費等の増加や、ごみ処理施設に関連する起債に伴う公債費の増加があったが、いずれも「あったかいまち」の実現には必要不可欠なものである。

草間道治委員

物価高騰対策として行ったみうらおもてなしクーポンの発行、農業者に対する支援、将来を見据えた市民交流拠点整備事業等の推進が評価できる。

6ページ 定例会・討論

本会議における討論

議案第37号 令和5年度三浦市一般会計決算の認定について

反対討論 日本共産党 いしばしむつみ

市の正規職員の数は定数より少なく、メンタル事由の休職や年度途中の若い職員の退職も見られる。自治体職員の資質を磨き、働きがいのある職場をつくることは市民サービスの向上に結びつくものであり、正規職員数の増が必要である。

小中学校の就学援助制度は、学用品費の支給額が国の予算単価のほぼ2分の1である。全ての児童・生徒が安心して学べるよう、支給額を国基準にすることが必要である。

地域経済と市民の暮らしはひっ迫している。厳しい財政状況でも将来を見据え、公正な行財政運営で市民の暮らしを守ることを求める。

賛成討論 自由民主党 せんだまさし

令和5年度においては、経常収支比率と実質公債費比率が改善傾向にあることを評価する。

歳入では、市税の徴収強化を図るため、高額、悪質な滞納者に対する債権の差押えや公売の実施等、様々な徴収体制による努力を評価する。

歳出では、市営漁港整備事業や消防指令システム更新事業、生活保護費などの増加が見られるが、持続可能なまちづくりを進めるには必要不可欠なものである。

地域経済の活性化のための基盤強化、財政健全化など着実に行政改革を進め、市職員が一丸となって市の課題解決に取り組むことを期待する。

賛成討論 無所属 くさまみちはる

国の交付金の活用により物価高騰分の補填や、みうらおもてなしクーポン発行事業、農業者に対する支援、学校給食費補助等に取り組んだ。

また、厳しい財政状況の中で、将来を見据えた事業として市民交流拠点整備事業や観光の核づくり事業などを着実に推進したことを評価する。

財政面では、将来負担比率が早期健全化基準を大きく下回ったことなどは、財政健全化を目標に緊縮財政に取り組んだ成果である。

身の丈財政を基本に、市民生活を第一に考え、政策立案や将来を見据えた事業の推進を求める。

議会、傍聴してみませんか?

三浦市議会の本会議、委員会及び全員協議会は、どなたでも傍聴することができます。ぜひ、お気軽に会議の様子を見に来てください。

傍聴するには

  1. 市役所本館3階の議会事務局で傍聴の申込み(受付開始は、開会30分前からです。)
  2. 受付簿に「住所」「氏名」「年齢」を記入
  3. 係員の案内に従い、傍聴席へ

現在の伝統ある議場が見られるのはあと少し。

7ページ 定例会・審議結果

本会議での議案等の審議結果

全員賛成で議決した議案

議案

第33号 三浦市立学校設置条例の一部を改正する条例 

第35号 三浦市子育て賃貸住宅等PFI事業審議会条例を廃止する条例

第36号 事業契約の変更について

第40号 令和5年度三浦市介護保険事業特別会計決算の認定について 

第41号 令和5年度三浦市市場事業特別会計決算の認定について

第43号 令和5年度三浦市病院事業会計決算の認定について 

第44号 令和5年度三浦市水道事業会計決算の認定について

第46号 令和6年度三浦市一般会計補正予算(第2号) 

第47号 教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについて

第48号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて

賛否が分かれた議案

議案第32号 三浦市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例

審議結果 可決

賛成

自由民主党 でぐちけいすけ、せんだまさし、ながしままりこ、かんだまゆみ

公明党 もりやきゅういちろう

無所属 いしざきゆうた、しもだたけし、みぞかわこうじ、てらだかずき、くさまみちはる

反対

日本共産党 いしばしむつみ、こばやしなおき

議案第34号 三浦市国民健康保険条例の一部を改正する条例

審議結果 可決

賛成

自由民主党 でぐちけいすけ、せんだまさし、ながしままりこ、かんだまゆみ

公明党 もりやきゅういちろう

無所属 いしざきゆうた、しもだたけし、みぞかわこうじ、てらだかずき、くさまみちはる

反対

日本共産党 いしばしむつみ、こばやしなおき

議案第37号 令和5年度三浦市一般会計決算の認定について

審議結果 可決

賛成

自由民主党 でぐちけいすけ、せんだまさし、ながしままりこ、かんだまゆみ

公明党 もりやきゅういちろう

無所属 いしざきゆうた、しもだたけし、みぞかわこうじ、てらだかずき、くさまみちはる

反対

日本共産党 いしばしむつみ、こばやしなおき

議案第38号 令和5年度三浦市国民健康保険事業特別会計決算の認定について

審議結果 可決

賛成

自由民主党 でぐちけいすけ、せんだまさし、ながしままりこ、かんだまゆみ

公明党 もりやきゅういちろう

無所属 いしざきゆうた、しもだたけし、みぞかわこうじ、てらだかずき、くさまみちはる

反対

日本共産党 いしばしむつみ、こばやしなおき

議案第39号 令和5年度三浦市後期高齢者医療事業特別会計決算の認定について

審議結果 可決

賛成

自由民主党 でぐちけいすけ、せんだまさし、ながしままりこ、かんだまゆみ

公明党 もりやきゅういちろう

無所属 いしざきゆうた、しもだたけし、みぞかわこうじ、てらだかずき、くさまみちはる

反対

日本共産党 いしばしむつみ、こばやしなおき

議案第42号 令和5年度三浦市第三セクター等改革推進債償還事業特別会計決算の認定について

審議結果 可決

賛成

自由民主党 でぐちけいすけ、せんだまさし、ながしままりこ、かんだまゆみ

公明党 もりやきゅういちろう

無所属 いしざきゆうた、しもだたけし、みぞかわこうじ、てらだかずき、くさまみちはる

反対

日本共産党 いしばしむつみ、こばやしなおき

議案第45号 令和5年度三浦市公共下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について

審議結果 可決及び認定

賛成

自由民主党 でぐちけいすけ、せんだまさし、ながしままりこ、かんだまゆみ

公明党 もりやきゅういちろう

無所属 いしざきゆうた、しもだたけし、みぞかわこうじ、てらだかずき、くさまみちはる

反対

日本共産党 いしばしむつみ、こばやしなおき

※議長は表決に加わらない

8ページ 一般質問

一般質問とは、市政全般にわたって報告や説明を求めたり、疑問をただすことをいいます。

令和6年第3回定例会では、12人の議員が市政運営について市側の考えをただしました。

日本共産党 いしばしむつみ

ごみ減量と資源化

4つの学童保育、充実と課題

質問

ごみの総排出量の4年度との比較は?

都市環境部長

492トンの減少となった。現時点の公表数値では、生活系ごみは減少し事業系ごみが増加している。

質問

可燃ごみの水分量についてはどうか。

都市環境部長

5年度に水分率が上昇している。横須賀ごみ処理施設エコミルの燃焼効率を維持するためにも、生ごみの水きり対策が重要と考える。

質問

マイボトルの普及を図ることでペットボトル等の使い捨てプラスチック製品の使用を抑制し、地球温暖化や海洋プラスチック問題に対処するとして設置された給水スタンドの利用状況はどうか。

都市環境部長

市役所本館1階と初声市民センターの2カ所で、これまでに約2,500リットルが給水されており、500ミリリットルのペットボトルで約5,000本分になる。

質問

ごみ説明会・施設見学会などの取組は?

市長

市民に関心を持ってもらうため、説明会や見学会は大変重要。開催できているのは未だ2区のみ。可能な限り職員が出向くので、遠慮なく要望を寄せて欲しい。

質問

三浦市の学童保育は、保護者自らが保護者会を立ち上げて運営を始め、行政のサポートを受けながら、放課後と長期休み中の子どもたちの生活の場、居場所を守ってきた歴史がある。とびうお、どろんこ、ひまわり、たんぽぽの4つだが現状を伺う。

保健福祉部長

6年5月1日時点の利用者数は市全体で208人である。

質問

少子高齢化と言われるが学童保育の利用者数は減っていない。ニーズは高まっているのではないか。

4クラブの小学校余裕教室の活用状況はどうか。

保健福祉部長

放課後児童クラブたんぽぽが旭小への移転準備を進めており、全クラブが小学校活用となる。

質問

来年度、三崎小、名向小、南下浦小が学童未設置校区となる。基本的な通所の安全対策は大きな課題だが、市の考えを問う。

保健福祉部長

市全体の課題として捉え、支援策検討のため実情の把握に努めていく。

要望

長期休み中の給食提供も課題。食育にも繋がる。共に検討を望む。

9ページ 一般質問

公明党 もりやきゅういちろう

市民生活を守る!

総合計画・防災・移動市役所

質問

次期総合計画の策定にあたり、現計画の検証状況、次期計画策定スケジュール、市民意見を反映する方法は。

政策部長

現計画の重点施策については、指標を評価した上で改善策を検討。内部評価後に総合計画審議会の外部評価を行った。次期計画策定スケジュールは検討中だが、来年度中には策定する。

市長

市民の皆さんの声を反映することは基本であり、様々な手法で取り組む。市民満足度・重要度調査は重要。市の政策をいかにしてお知らせし、意見をいただくかに着眼していきたい。

質問

能登半島地震の教訓を本市の防災対策へどのように反映したのか。

防災危機対策室長

指定避難所の各学校に非常用食料と飲料水を分散配置し、孤立した地域での消火活動や救助活動で使用する防災資機材を消防団に整備。また、活断層群地震を想定した孤立地域への対応を含めた図上訓練を実施。観光客の避難経路を誘導する津波避難看板の整備について調整中。11月に実施予定の総合防災訓練では、初めて海上自衛隊に参加依頼し、連携強化を目指す。

質問

災害活動用ドローンが救助の高度化に有効であるが市の取組みは。

防災危機対策室長

横須賀市消防局三浦消防署に今年度配備予定。操作訓練の場所確保などドローン活

用の協力に努める。

質問

市役所移転に伴う移動市役所の検討状況と市民サービスへの影響は。

政策部長

実際に運用している自治体で導入している車両を見学し、提供しているサービスやオンライン相談等を行うテレビ窓口システム、郵便局窓口等での公的証明書交付事務等の説明を受けた。移動市役所は、曜日や時間等を定め車両で巡回する方法と既存建物の一部を利用し運営する方法が考えられ、課題等を整理して、どのようなサービスを提供すべきか検討中。

質問

市民の不安を早期に払拭すべき。住民サービスの後退があってはならず、むしろ市民に便利になったと喜ばれるようにすべきだ。

市長

出張所設置の陳情書の趣旨を踏まえ、十分検討し、移動市役所の導入を図る。今まで以上のサービスの提供を想定し、様々な側面から検討する。

無所属 いしざきゆうた

公民連携の今後

チェルSeaみうらの検証から

質問

本市では、公民連携を積極的に推し進めている。チェルSeaみうらの整備で採用されたPFIも公民連携の代表的な手法の一つであるが、これを採用した理由を伺う。

総務部長

最も大きな理由は、社会資本整備総合交付金の高い配分を見込めたことである。結果として配当された交付金は上限の45%であった。

質問

本事業選定時のVFM(従来方式とのコスト比較指標)の検証結果は金額にするといくらであったのか。

総務部長

従来方式とPFI方式の事業費を比較すると、おおむね整備費用で116,500,000円の削減、維持管理運営費用で58,500,000円の削減となる。

質問

整備を行う事業者が決まった後に、反映を前提とした市民の意見集約の場は設けられたのか。

総務部長

市民向けの説明会のほか、南下浦町区長会などの地元の団体に対して説明会を開催した。

質問

事業者のプロポーザル案に対し、市の意向がリクエストできる余地は残されていたのか。

総務部長

余地はあり、特に機能面について協議を行った。協議内容は設計にも反映している。

質問

事業者選定において、プレゼンテーションが非公開とされた理由は。

総務部長

事業ノウハウの流出が懸念されたためである。

質問

供用開始後、市民の要望に対応できた事例はあるのか。

市民部長

飲料自動販売機の設置のご要望に対応をした。今後も、要望のあった貸室の椅子等の増設やキッズコーナーの充実を検討している。

質問

整備を通じて見えてきた課題や今後に活かしたい点を伺う。

市長

地元企業の参画については今回以上に取り組んでいきたい。チェルSeaみうらが完成してからいただいたご意見は、なるべく改善できるようにこれからも調整をする。

意見

数々の指摘通り、本市における公民連携の取組体制については、まだまだブラッシュアップできる余地が残っている。まずは整備が完了したチェルSeaみうらの検証と改善をしっかりと行い、今後に活かしてほしい。

10ページ 一般質問

自由民主党 でぐちけいすけ

文化保護に予算を

三浦の伝統・文化を紡ぐために

質問

市では、伝統芸能保存にあたり関係市民と定期的に情報交換する機会などは設けているか。

市民部長

保存会の方々と定期的な情報交換は行っていないが、平時より文化財担当者は保存会関係者からの相談や要望には対応している。

質問

城ヶ島の、通称、楫の三郎山神社は取り壊されたと聞いたが、市の文化財担当に相談などはあったのか。

市民部長

事業者より、祠や鳥居等を取り壊す際の取扱いについて相談があった。文化財ではないため、祠や鳥居などを取り壊すならば、近隣の神社へ相談するよう伝えた。

質問

今後このようなケースに対して、市はどのような対応をするか。市民部長 文化財指定の有無に関わらず、移設や取り壊しをする場合は、近隣住民、神社等の管理者や市・県の文化財担当に相談してほしい。

質問

三崎甚句、三崎港音頭、よささ節、ダンチョネ節等、三崎の当時の様子が分かる歌がたくさん残されている。今後、市の指定文化財等に指定をする手続について、残すための手段としてはどのような手続が必要か。

市民部長

三浦市文化財指定の手順は、指定候補の選定。次に指定申請書の提出。市から諮問を受けた文化財保護委員会議で調査、審議等を行い、価値があるという答申だったら市が文化財として指定。

要望

先般、三崎小学校150周年の時、神輿や獅子舞が出たりと、子どもたちに引き継がれている事が本当に良いことだと感じた。今年においては三崎小学校で日本舞踊協会による日本舞踊ワークショップがあったと聞く。地元の子どもたち、次世代が、将来保存していきたいな、このまちいいなと思ってもらえるような機会の創出が必要。三浦市の文化祭、民謡・民舞大会など、私も過去に日本舞踊で参加したが、もっと文化面に力を入れていくことで次代に継承されていくのではと思う。市の中で、なかなか予算が難しい、身の丈財政という話をよく市長から聞くが、次の時代につながる投資ということで、ぜひ文化面への予算というのも拡充してほしいという要望をさせて頂く。

日本共産党 こばやしなおき

出張所の設置を!

勤労センターの活用 終活支援

市役所移転後の出張所

質問

市役所は、再来年4月に引橋へ移転する。

市役所が移転したら、三崎地区の住民は非常に不便になる。しかし、市長は、出張所を設置しないと言っている。

将来的には、初声地区や南下浦地区の出張所も廃止する考えなのか?

市長

初声市民センターは、老朽化が進んでいる。建て替えや改修等の際には、出張所機能の廃止も検討が必要である。

質問

「三崎地区に出張所の設置を求める会」から4,781名の署名を添えて陳情書が市に提出された。

市長は、どのように受け止めているのか?

市長

署名をした多くの方の思いとともに受け止めている。

しかし、三崎地区に常設の出張所を設置しない考えに変わりはない。

意見

市長は、三崎地区に住んでいる方々の気持ちが全く分からないようである。三崎地区に住んでいる市民の利便性を確保するために、出張所の設置を求める。

勤労市民センターの活用

質問

勤労市民センターは、多くの市民にコミュニティセンター的に利用されている。利用実態に合わせた名称にする考えはないのか?

市長

利用の実態に合わせて施設の名称を変更することを考えている。

質問

みんなに親しまれる施設として愛称を募集したらどうか?

市民部長

施設の名称変更をする場合には、愛称の募集について検討する。

終活支援の検討が必要!

質問

横須賀市では、葬儀や墓等について書面に残して保存しておく「エンディングプラン・サポート事業」、かかりつけ医師や延命措置の可否等の終活情報を登録しておく「わたしの終活登録」事業を行っている。三浦市も実施できないか?

保健福祉部長

地域包括支援センターや介護事業所等の関係者と連携して、現状やニーズの把握に努めたい。

要望

終活支援についての検討をお願いする。

11ページ 一般質問

無所属 しもだたけし

海水浴場の今後

防災減災とゴミ行政について

質問

コロナ前と後、令和元年度と令和5年度では、三浦海岸海水浴場の来場者数にどの程度の差があったか。

経済部長

令和5年度の三浦海岸海水浴場の来場者数は約80,000人である。コロナ禍前の令和元年度は約350,000人、参考に、平成30年度は450,000人であったことと比べると、大きく減少している。

質問

海の家の新規参入のためには従来の権利関係の整理等も必要と思われるが、新規参入を促していく方法について、市の考えを伺う。

市長

海の家の営業に関する権利関係をまずは組合により確認・整理する必要があるというふうに考えている。一方、これまでの仕組みでは参入障壁が大きかった実態があるので、仕組みを抜本的に変えていくことが必要になるというふうに考えている。

要望

同時にビーチのほうも少し整備していただき、すばらしいビーチスポーツの大会を開催して、観光客の増加を狙う検討も要望する。

質問

大規模災害が発生した際に、避難所などで活動していただくボランティアの事前登録は何人か。

防災危機対策室長

避難所などで活動していただく災害時ボランティアに20名登録をしていただいている。ボランティアセンターを設置する社会福祉協議会でも災害時ボランティアの事前登録を受け付けている。

質問

災害時ボランティア登録窓口の一本化や名簿の共有など、社会福祉協議会と連携できないのか。

防災危機対策室長

今後、社会福祉協議会と連携をして、災害時ボランティア名簿の共有や登録方法について検討していきたいと考えている。

質問

市民の衛生的な生活環境の保全に支障のない範囲で費用対効果を考えながら、ゴミ処理を継続していくことが必要だと考える。ゴミ量が減少していく中で、中継施設でごみを積み替えることが効率的であるかどうか検討が必要だと考えるがいかがか。

都市環境部長

環境センターの改修に当たり大変重要な要素であると考えているので、十分検討してまいりたいと思う。

自由民主党 せんだまさし

安心できるまち

防災行政・新海業プロジェクト

質問

市で想定される、南海トラフ地震による、震度、津波の高さ、津波の到達時間について伺う。

防災危機対策室長

市で想定されている最大震度は5弱、津波の高さは5メートル未満、津波の到達時間は29分となっている。

質問

災害発生時における、避難先について伺う。

防災危機対策室長

避難所運営委員会が設置されている避難所となる各小中学校等のほか、自宅での在宅避難、親戚、知人宅等への避難など、分散避難という考え方について、防災訓練等の機会に周知をしているところである。

質問

今年の8月23日に実施された全国消防救助技術大会に、横須賀市消防局としては26年ぶりに出場を果たしたとの事であるが、結果について伺う。

防災危機対策室長

今回全国大会へ出場した選手は、三浦消防署所属の特別救助隊一チーム4名である。

大会結果としては、入賞した旨の報告を受けている。

質問

三崎下町の振興策についての考えを伺う。

経済部長

三崎下町の経済振興策については、幾つかの側面から取り組みを行っている。

今後も三崎下町の振興策については、三浦市観光振興ビジョンに基づき、昭和の趣のある港町、マグロを中心としたグルメなど、地域資源を活用した誘客促進の取り組みを関係団体と共に進めていく考えである。

質問

新海業プロジェクトの基本協定締結に向け、関係団体への周知はどのように進めていく考えか伺う。

市長

先ずは、事業用地を使用しておられる利害関係者の方々や、水産庁、神奈川県との協議を行うと共に、三浦商工会議所をはじめ、関係団体の方々と協議をしながら丁寧に進めていく考えである。

新海業プロジェクトとしてビジョンが提示され、不安に思う方もおられるかと考えるが、具体的な事案についての詳細の詰めを行うに当たり、地元の関連する方々にきちんと説明をし、進めていくというのが基本の考えである。

12ページ 一般質問

無所属 みぞかわこうじ

身寄りなき高齢者

環境整備と今後の支援体制

質問

身寄りのない高齢者が直面している問題について市として把握している現状を伺う。

保健福祉部長

身寄りのない高齢者の支援は、本市も含め他のいずれの自治体でも直面している難しい課題であると認識している。市では、地域から孤立している高齢者や複合的な課題を抱える高齢者等について、地域包括支援センターやケアマネジャーから相談があった場合にはその内容を把握した上で、関係者と連携しながら適切なサービスにつなげていきたいと考えている。

質問

身寄りのない高齢者で、身元保証人がいないことによって福祉サービス利用に制限がかかってしまうような現状に対して、市内の介護保険施設における対応状況の実施調査を行う予定はあるのか伺う。

保健福祉部長

市内の介護保険施設には神奈川県が指定する施設も多く含まれているが、今回の指摘を受け、神奈川県とも調整しながら、実態調査については検討したいと考えている。

質問

「あったかいまち三浦」の理念に基づいて、身寄りのない高齢者が安心して生活できる環境を整えていく必要があると認識しているが、今後、具体的施策が検討されるのか伺う。

保健福祉部長

身寄りのない高齢者が安心して生活できるよう、65歳以上の独り暮らしの希望者に対する緊急通報体制整備や成年後見制度に関する広報業務、相談業務を行う中核機関設置等施策を実施してきたところである。今後の具体的施策については、財源も含めて検討していきたいと考える。

質問

市が今後どのような具体的な施策を進めていくのか伺う。

保健福祉部長

国の新たな権利擁護支援策構築に向けた持続可能な権利擁護支援モデル事業の動向や、近隣自治体の状況を調査、収集し、具体的施策に結びつけられるよう努めたいと考える。

要望

市民の皆様にもこの問題の深刻さを理解していただき、共に支援の輪を広げていくことが重要と考える。

身寄りのない高齢者が安心して生活できる環境を整えるために全力を尽くしていただきたい。

自由民主党 ながしままりこ

三浦海岸海水浴場

子育て賃貸住宅等整備事業

質問

今年度、観光客の利便性を高める取組として岩井口公衆便所に足洗い場が設置された経緯を伺う。

市長

公衆便所の手洗い場を利用し足を洗う方がいるので、配管に砂が詰まることが多く課題となっていた。こうした経緯を踏まえ、観光客の利便性を高めるとともに、公衆便所の維持管理上の課題を改善すべく足洗い場を設置した。

質問

令和7年度の三浦海岸海水浴場の開設に向け、検討が進められているが、現在までの検討状況、市の方針を聞く。

市長

これまで、複数の自治体や関係者に対し、視察やヒアリングを行い、海岸占用や開設に係る許認可の手続等について神奈川県の担当部署とも協議をしている。現時点では市が開設者になることを基本的な方針として、開設方法の具体的な形を検討している。

質問

三浦海岸駅前に観光案内所が設置され、多くの人が集まっている光景を見る。今は、三浦海岸の砂浜でイベントが増えている。観光協会の強みを生かし、地引き網の開催やビーチスポーツを誘致し、宿泊につながる取組を考えてはどうか。回遊性の向上や滞在時間の延長につながると思うが、市長の意見を聞く。

市長

三浦市観光協会がイベント誘致の担い手になる可能性は十分にあると思うし、そうならなければいけないと思っている。今後、海岸の利活用に係る先進事例の研究や、地元の協会会員の声を吸い上げて反映させるなど、観光振興及び地域活性化に係る旗振り役として、市と協働して観光協会には取り組んでもらうことを期待している。

質問

チェルSeaみうらは地域のコミュニティーの拠点であり、地域共生社会の実現のため、子育て世代だけではなく高齢者にとっても安心感と生きがいを生み出す場所となって欲しいと考える。高齢者も気軽に集い憩うことができる施設になって欲しいと考えるが、その点について伺う。

市民部長

高齢者など多くの方々が気軽に利用できる施設になることが大切と考えるため、指定管理者と協議しながら、より利用しやすい施設になるように考えている。

13ページ 一般質問

無所属 てらだかずき

かなライド

現状・経由・本格実施に向けて

質問

実証実験開始から4か月以上が経過している現在の状況をどう受け止めているのか。

政策部長

実証実験開始当初は利用が伸び悩んでいた。その後、アプリの改良や市内各所において利用方法の説明会を開催するなどPR活動を行い、利用実績が伸びてきた。傾向としては、金曜日と土曜日の利用が多いが、それ以外の曜日においても需要があるということがわかってきている。

質問

実証実験開始前から指摘していたが、ようやくアプリの改良が行われ、複数人で経由しながらの利用がしやすくなった。この点を積極的に周知することが更なる利用促進につながると考える。三浦市の公式LINE等を活用して周知を図る必要があると思うが、行政ではどう考えているのか。

政策部長

かなライド@みうらのホームページの上部に記載し、よくある質問についても、経由対応についての記載を更新し、周知を行っている。LINEを活用した周知も検討していきたい。

質問

市では、実証実験終了後もサービスを切らすことなく本格実施していきたいと考えているようだが、本格実施に向けた今後の検討の進め方は。

政策部長

実証実験では需要や運用面での課題を検証している。目標は、タクシー会社を実施主体としたライドシェアの実施であり、そのためには、タクシー会社において利用料金による独立採算が必要になるので、採算性を重視して検証していく。

質問

今後の検討の中で、タクシー会社にとって採算が合わず、実施主体になれないと判断された場合、市が実施主体となって本格実施する考えはあるのか。

市長

採算性を検証し、タクシー会社による本格実施を目指すことに変わりはないが、市民や観光客の利便性を高めて安心して移動できる手段を継続的に確保するために、どういった形で運営していくのがいいのか、様々な可能性を含めて検討していきたい。まだ結論は出ていないが、様々なケースを想定して県とも調整していきたい。

自由民主党 かんだまゆみ

あったかいまち

子供を産み育てたくなる町

質問 こどもまんなか政策について

こども基本法は、子供たちの意見を聞き、政策に反映することを求めているが、どう事業を行っていくのか伺う。

市長

意見を尊重し、庁内の関係部署とも共有し、課題を整理した上で、あったかい子育て支援の取組を一つずつ進めたい。

質問 移動支援事業について

障害を持つお子さんの保護者は、通園や通学、通所に関わる移動手段に非常に頭を悩ませている。移動手段の一つとして移動支援事業があるが、具体的な内容を伺う。

保健福祉部長

外出時にヘルパーを派遣し、必要な移動を介助及び外出に伴って必要となる介護を提供するサービスである。

この事業は、国の基準に準じて、通年かつ長期の外出などは対象外となっているため、通学や通所では利用できない。

要望

保護者は自分のお子さんを育てるため毎日必死に送迎している。このような大変な状況の中で、行政が手を指し伸べなければ、誰がサポートすることができるのか。しっかりと向き合ってほしい。

質問 ショートステイ事業について

保護者が予期できぬ事態で体を壊したり、休息を取りたいと思うとき、市内に障害児を受け入れている短期入所事業所はどのくらいあるか伺う。

保健福祉部長

障害児を受け入れる短期入所事業所はあるが、ノウハウ等の問題で障害児を受け入れる短期入所事業所はない状況である。

要望 環境行政について

ゼロカーボンシティみうらを達成させるため、国や県との連携を今まで以上に強固なものとし、さらに先進事例を研究・導入しながら、三浦ならではの取組を積極的に前進してほしい。

要望 市役所機能移転について

固定式・移動式の費用を算出し、下町住民が「これでは固定式は無理」という説得力があるデータを示してほしい。下町住民に行政難民があっては絶対にならない。三崎地区の空き店舗を利用した固定式出張所の開設をぜひとも検討してほしい。

14ページ 一般質問

無所属 くさまみちはる

農業行政・観光

農業基本法改正・東海岸線整備

質問

農業基本法改正について、具体的にどのような新機軸が盛り込まれているのか。基本法は宣言法であり、実態面が伴わない場合の政策の橋渡しとして基本計画を位置付けている。25年ぶりに改正された「食料・農業・農村基本法」の概要についてお聞きする。

経済部長

食料・農業・農村基本法改正の概要は、食料安全保障の確保、環境と調和のとれた食料システムの確立、農業の持続的な発展、農村の振興の主に4つを柱として改正されている。

質問

今年度において農業経営基盤整備促進法の改正に伴う地域計画の策定作業が進められている。浮き彫りになった意向調査の内容、課題について、今後の方向性をお聞きする。

経済部長

経営意向調査の結果で、約3割の方が規模縮小、またはやめたいと回答している。農業従事者の確保に向けて取り組む必要があると認識している。

質問

令和6年9月5日に2代目となる京急のオープントップバスの就航を祝う式典が三浦海岸駅前で行われている。新たに三浦市内の東海岸を通るルートも創設されており、今後の市内の回遊性の向上や、これに伴う消費の増大などに寄与するものと考えているが、オープンイベントに参加された市長のお考えをお聞きする。

市長

このたびのバスのリニューアルとともに発着地点や周遊ルートも一新されたことで、新たな観光コンテンツとして地域の魅力発信に寄与するものであるというふうに期待をしている。

質問

観光の振興の側面においても道路美化は今後ますます重要になると考えている。宮川橋付近から都市計画道路城ヶ島線までは雑草が繁茂して、走行するにはセンターラインをはみ出さなければ走行できない状況だが、市として把握しているのかお聞きする。

都市環境部長

県道215号について、市が整備を要望している区間について、道路パトロールで草が繁茂しているところを確認しており、現在、伐採を県が委託する準備を行っている。よりしっかりと対応していただくよう県に伝えていく。

人事

市長から、次の方々を教育委員会教育長及び教育委員会委員として任命するための議案が提出され、いずれも原案のとおり同意しました。

教育委員会教育長

おいかわけいすけ 氏

教育委員会委員

かわなだいすけ 氏

教育委員会は、教育長と4人の委員で組織し、学校など教育機関の管理や、学校の組織編制等に関する事務を行い、並びに社会教育、学術・文化に関する事務を管理し、執行します。

表紙写真の紹介 議長 でぐちまこと

今回の表紙写真は、海南神社に伝わり、三浦市指定重要無形民俗文化財として保存されている「面神楽」です。

お面をつけて神楽を舞うことから面神楽と呼ばれ、毎年11月最初のひつじの日の翌日のさるの日と翌々日のとりの日(今年は11月4日(月曜日)及び5日(火曜日)に開催されます。)に、奉納されます。

演目に合わせたさまざまな面を身につけた踊り手が、締太鼓、笛の軽快な囃子に合わせて舞う、セリフのない黙劇です。

漁業を中心に栄えてきたこの地にふさわしく、大漁祈願や漁の安全を願った演目が多く演じられるのが特徴です。海神に願いを捧げる「恵比寿の舞」、皆さんもご存じの昔話「浦島太郎」、世の中を平和にする太平の舞を舞う「3人囃子」などは、三崎特有の演目と言われています。

面神楽が終わると、三崎の街には冬がやって来ると言われており、私自身もそのように感じています。

三浦には昔から伝わるさまざまな伝統芸能や文化財が残っています。それらが今後も受け継がれ、永く残るよう、市内外の方に広く知ってもらえたらと思っています。

15ページ 議会の活動

タブレットを使って防災訓練を行いました

9月27日の定例会終了後に、ICT等検討会を主体に議員全員で、災害時を想定した情報伝達訓練を行いました。

震度5強の地震が発生した想定で、災害時の行動マニュアルに従い、連絡手段として導入しているアプリ「ラインワークス」を用いて自身の安否状況や地域の被害状況等を議会事務局に報告しました。

訓練終了後には、今回の訓練の振り返りを行い、より正確でスムーズな連絡方法の導入に向けて意見が交わされました。

議会報告会を開催します

「市民に開かれた、市民のための議会」を目指して、市民の皆さんに議会の活動についてお知らせするとともに、皆さんのご意見を議会活動や市政に反映していくため、議会報告会を開催します。

全会場共通のテーマを報告するほか、会場ごとのテーマを設けて、対象者の方と対話する方法で行います。

共通テーマ:議会におけるICT推進について

対象者:各地区の区長会の皆様 ※傍聴はどなたでも可能です

南下浦地区

日時

令和7年2月1日(土曜日)14時~16時

会場

南下浦コミュニティセンター 多目的ホール

テーマ

三浦海岸の利活用について

初声地区

日時

令和7年2月2日(日曜日)10時~12時

会場

潮風アリーナ 研修室

テーマ

防災について

三崎地区

日時

令和7年2月2日(日曜日)14時~16時

会場

三浦市役所 議場

テーマ

新海業プロジェクト等について

議会ウェブサイトのご案内

一般質問や委員会審査の全文が載っている会議録のほか、議案の審議結果や議会だよりのバックナンバーなど、議会に関する情報を見ることができます。

16ページ

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12月定例会日程案

令和6年第4回定例会は、次の日程により開かれる予定です。

月 日

曜日

会 議 名 等

11月27日

水曜日

招集告示

29日

金曜日

議会運営委員会(日程・審議方法等決定)

12月 4日

水曜日

本会議(一般質問)

5日

木曜日

本会議(一般質問)

6日

金曜日

本会議(一般質問)

9日

月曜日

総務経済常任委員会

10日

火曜日

都市民生常任委員会

13日

金曜日

本会議(議案審議)

 ※今定例会で審査する請願・陳情の提出期限は11月28日(木曜日)です。

請願書・陳情書の提出方法

市政についての要望などを請願や陳情として議会に提出することができます。請願は紹介議員が必要です。書式はA4・横書きです。

詳しくは、議会ウェブサイトをご覧いただくか、議会事務局までお問い合わせください。

お家でも議会が見学できます!

本会議の映像をユーチューブで配信しています。

ユーチューブの概要欄からは、各議員の発言のタイミングに簡単にジャンプできるようになっています!

スマートフォンでも視聴できますので、ぜひ、議会の様子をご覧になってください。

※過去の映像は会議録が議会ウェブサイトに掲載されるまでご覧いただけます。

編集委員会コラム 編集委員 いしざきゆうた

私事ではありますが、9月定例会の会期中に、第2子となる男の子が産まれました。共に三浦で育った幼馴染の妻と一緒に、この地で子育てができる喜びを感じています。

同時に、我が子を含めたみうらっ子たちに胸を張れる仕事をしなければと、あらためて身の引き締まる思いです。

議会だよりも現状に満足することなく、より良いものになるよう議論を尽くしてまいります。

議会だより編集委員会

委員長 でぐちまこと

副委員長 こばやしなおき

委員 いしざきゆうた、でぐちけいすけ、もりやきゅういちろう、いしばしむつみ

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この記事に関するお問い合わせ先

三浦市議会 議会事務局
電話番号:046-882-1111(内線462・463)
ファックス番号:046-882-4457

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