みうら市議会だより第161号テキスト版(第4回定例会/令和7年(2025年)2月1日発行)

更新日:2025年02月01日

表紙 みうら市議会だより2025年2月1日 令和6年第4回定例会

表紙の写真「三浦海岸桜まつり」(三浦市観光協会提供)

(主な掲載内容)

  • ライドシェア運行事業に関する補正予算案を可決
  • タブレット活用を進めるため講習会を開催
  • 行政視察報告

2~3ページ 委員会レポート

総務経済

12月4日、5日の審査

◎令和6年度三浦市一般会計補正予算(第4号)

本補正は、歳入歳出それぞれ2,115,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を22,057,271,000円とするものです。

この予算は、神奈川版ライドシェア運行事業を行うためのもので、12月16日までの実証実験が終了後、切れ目なく本格実施に移行できるように、他の議案より先に審議が求められました。

ライドシェアとは

一般ドライバーが自家用車を利用して運送サービスを提供するもの

12月4日の審査

質問

現在行っている実証実験の状況はどうか。

答弁

1日平均4回の利用があり、利用者へのアンケートでは9割以上が「また利用したい」と回答した。ライドシェアが本市のタクシー不足の問題に有効だと評価する。

質問

実証実験では、本格実施をするほどの成果が出ていない。市が主体の本格実施に市民の納得が得られないのでは。

答弁

地域の交通手段の確保は行政の責任で行うものである。利用率を上げて、市費を投じないで運用できるようにすることが最大の課題だ。

意見

実証実験の期間が終了するが、期間の延長や、一旦ライドシェアを終了することも検討してはどうか。

その後、事業の採算性に関する質疑に対して、試算では毎日運行する場合や週末に絞った運行の場合など、いずれもマイナスの収支となる説明があり、委員からは、この制度自体を疑問視する意見や、市の負担増を危惧する意見が出されました。

12月5日の審査

前日の議論を受け、市側で事業の採算性と実施内容の精査を行った結果、次の説明がされました。

答弁

採算について、金・土曜日の運行だと若干プラスの収支が見込まれるので、昨日の説明は訂正する。

実証実験の終了後、今年度中は「試行期間」としたい。この結果を検証して必要な見直しを行う。

意見

今後、ライドシェアの議論をするときには、経済効果や市民の安心感なども示してほしい。

意見

事業実施に関する見きわめができるように試行に取り組んでほしい。

ライドシェア運行事業を解説 市議会では

「三浦市は夜間のタクシーが少ないですよね」

「ライドシェア(自家用有償旅客運送)を導入しては?」

一般質問でも取り上げられました

神奈川版ライドシェア かなライド@みうら 令和6年4月17日実証実験開始

役割分担

神奈川県:検討会議、PR、効果の検証など

タクシー会社:運行管理、ドライバー教育など

三浦市:ドライバー募集、保険の加入、自家用有償旅客運送の登録など

「地域のために運行できて満足 手当があるといいな」

「アプリが便利!また乗りたいな」

他県の議会からも視察が来ました

市から国に意見書を提出

タクシー会社主体のライドシェア事業について、ドライバーとの契約形態が業務委託であっても許可を!

令和6年12月16日までの実証実験が終了後は

・国への要望が認められなかったため、市が事業の実施主体に

・タクシー会社に運行管理を委託、ドライバーへのシフト手当を新設

・収支の不足分は市が負担

そして12日4日、5日の審査へ

総務経済

12月9日の審査

専決処分の承認を求めることについて(令和6年度三浦市一般会計補正予算(第3号))

本案は、衆議院議員総選挙に関する予算について、緊急を要したため専決処分したものです。

質問

本市は投票立会人の報酬額が低いが、引き上げることは考えられないか。

答弁

各市の状況等を踏まえて研究をしていきたい。

三浦市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例

本案は、刑法の改正により懲役及び禁錮が廃止され拘禁刑が創設されることに伴い、本市の条例中に規定している用語を整理するものです。

質問

今回の改正による実質的な変更内容についてお聞きしたい。

答弁

懲役と禁錮を一本化した刑罰とし、労役に限らず、社会復帰のために矯正教育の機会を柔軟に取り入れるという、国による刑事政策の変更があった。この趣旨に沿って、本市の罰則に関しても改正する。

三浦市市税条例の一部を改正する条例

本案は、法改正によるわがまち特例の見直しに伴い、固定資産税及び都市計画税に関する課税標準の特例について規定の整備をするものです。

(質疑の主な項目)

  • 今回、特例措置の対象となったペロブスカイト太陽電池を設置する設備について

令和6年度三浦市一般会計補正予算(第5号)

本補正は、歳入歳出それぞれ549,526,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を22,606,797,000円とするものです。

(質疑の主な項目)

  • 三崎港周辺及び三浦海岸周辺への津波避難誘導看板の設置について

質問

三浦海岸海水浴場の公設化に向けて行う業務委託の内容を伺う。

答弁

企業版ふるさと納税を活用した安全対策やハード整備のほか、プロポーザル方式により、独自提案による本事業の活性化と、寄附金を集める業務の委託を行う。

令和6年度三浦市市場事業特別会計補正予算(第1号)

本補正は、歳入歳出それぞれ3,048,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を424,501,000円とするものです。

(質疑は特にありませんでした)

都市民生

三浦市道路占用料条例等の一部を改正する条例

本案は、道路法及び道路法施行令の改正により国・県で行われた占用物件の追加と占用料の改定を受け、本市の道路占用料、占用物件及び河川占用料の額等について見直しを行うものです。

(質疑の主な項目)

  • 本市の道路占用料条例、河川占用料条例の改正の流れについて
  • 占用料収入への影響額について

質問

占用物件として新たに定める自動運行補助施設についてお聞きしたい。

答弁

車の自動運転を補助するために道路に設置する磁気マーカーや電子タグ等である。市内にはまだ設置されていないが、今後、全国的に設置が進んでいくことから、本市でも新たな取組として占用物件に追加をする。

令和6年度三浦市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)

本補正は、歳入歳出それぞれ3,239,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を5,627,133,000円とするものです。

質問

歳出における徴税費の増額理由は。

答弁

コンビニ収納の委託料の増加に伴うものである。

令和6年度三浦市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)

本補正は、歳入歳出それぞれ741,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を1,044,330,000円とするものです。

(質疑は特にありませんでした)

令和6年度三浦市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)

本補正は、歳入歳出それぞれ29,792,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を6,030,941,000円とするものです。

質問

歳出において一般管理費が減額された理由をお聞きしたい。

答弁

人事異動等によって給与額が低い職員に入れ替わり、人件費が減少した。

令和6年度三浦市水道事業会計補正予算(第1号)

本補正は、財源の組み換えにより、企業債を26,700,000円減額し、出資金を同額、増額するものです。

(質疑の主な項目)

  • 企業債及び出資金の補正内容について

4ページ 委員会レポート

新たに提出された陳情

陳情書(市職員が事実や記録と違う発言を行った場合への対策について)

趣旨

本陳情は、本会議や委員会の中で市職員が事実や記録と違う発言を行うことがないよう、行った場合の罰則を設ける等の対策を講じることを求めています。

陳情書(三崎漁港利活用プロジェクトにおける基本協定締結について)

趣旨

本陳情は、三崎漁港の利活用プロジェクトについて、市民に公表し、納得を得られてから基本協定を締結することを求めています。

安全・安心の医療・介護実現のため、人員増と処遇改善を求める陳情

趣旨

本陳情は、医師・看護師・介護職員などの大幅な増員や労働環境の抜本的な改善等についての意見書を国に提出することを求めています。

政府の責任で医療・介護施設への支援を拡充しすべてのケア労働者の賃上げや人員増を求める陳情

趣旨

本陳情は、ケア労働者の追加の賃上げの支援や、診療報酬と介護報酬を引き上げる臨時改定を実施すること等について、国に意見書を提出することを求めています。

介護保険制度の抜本改善、介護従事者の処遇改善を求める陳情

趣旨

本陳情は、必要な介護が保障されるよう、社会保障費の大幅増や介護保険制度の抜本的な見直し等についての意見書を国に提出することを求めています。

女性差別撤廃条約選択議定書の批准を求める意見書の提出を求める陳情

趣旨

本陳情は、日本の女性の権利を国際基準にするための重要な一歩として、女性差別撤廃条約選択議定書の批准を求める意見書を国に提出することを求めています。

自然破壊阻止についての陳情書

趣旨

本陳情は、現在進行中の駐車場の建設計画について、議会で審議の上、工事中止に向けた決定をするよう求めています。

臓器移植に関わる不正取引、非人道性が疑われる国への渡航移植等を防止するための法整備等を求める意見書提出の陳情

趣旨

本陳情は、臓器移植に関する不正な取引や渡航等を防止するための法律の整備等を行うよう、国に意見書を提出することを求めています。

請願書・陳情書の提出について

市政についての要望などを、請願や陳情として議会に提出することができます。

請願は、紹介議員が必要です。

書式等は、次の例にならってください。

  • 用紙はA4判を使用し、文字は横書きとしてください。
  • 趣旨は簡潔明瞭に書いてください。
  • 内容がいくつかにわたる場合(道路に関する件と学校に関する件など)は、別の請願(陳情)としてください。
  • 請願(陳情)者が複数の場合は、代表者を決めてください。

請願(陳情)者は、付託された委員会に出席して趣旨説明ができます。(前日までの申し出が必要です)

詳しくは、三浦市議会ウェブサイトをご覧いただくか、議会事務局にお問い合わせください。

5ページ 委員会レポート

陳情の審査結果

12月定例会で審査を終えた陳情は、次のとおりです。

所管委員会

件名

結果

都市民生

現行の(紙の)健康保険証の存続を求める陳情

審議未了

従来型(紙)健康保険証の存続を求める意見書提出の陳情(2件)

安全・安心の医療・介護実現のため人員増と処遇改善を求める陳情(今回新たに提出された陳情とは異なるものです。)

国民のいのちと健康を守るため、政府の責任で医療・介護施設への支援を拡充しすべてのケア労働者の賃上げや人員増を求める陳情(今回新たに提出された陳情とは異なるものです。)

介護保険制度の改善、介護従事者の処遇改善を求める陳情(今回新たに提出された陳情とは異なるものです。)

健康保険証廃止の中止などを求める陳情

女性差別撤廃条約選択議定書の批准を求める意見書の提出を求める陳情(今回新たに提出された陳情とは異なるものです。)

現行の健康保険証とマイナ保険証の両立を求める意見書提出の陳情(2件)

現行の健康保険証とマイナ保険証の両立を求める意見書を国に提出することを求める陳情書

自然破壊阻止についての陳情書

了承できないもの

提出した請願書・陳情書はどうなるの?

皆さんから提出された請願・陳情について、三浦市議会での審査等の流れを紹介します。

請願書・陳情書の提出、受理

事務局で受け付け、議長が受理します

議会運営委員会で協議

委員会に付託をするか、どの委員会に付託するかを決めます

本会議で担当委員会へ付託

請願の場合、紹介議員が趣旨説明をし、質疑を行います

委員会で審査

審査の結果が出たものは、委員長が議長に報告します

(結果が出たもの)本会議で採決、議決

請願の場合、委員長から報告を行い、採決します

請願・陳情の趣旨に沿った意見書の案が提出された場合は議決します

(意見書案議決)国などへ意見書を送付

請願・陳情の提出者へ結果を通知

Q.審査の結果が出ないとどうなるの?

A.継続審査の決定をした場合は、定例会後も引き続き審査を行うことができます。決定がされないと審議未了となり、その請願・陳情の審査は終了します。

6ページ 定例会・審議結果

本会議での議案等の審議結果

全員賛成で議決した議案

議案

第49号 令和6年度三浦市一般会計補正予算(第4号)

第50号 専決処分の承認を求めることについて

第51号 三浦市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例

第52号 三浦市市税条例の一部を改正する条例

第53号 三浦市道路占用料条例等の一部を改正する条例

第54号 令和6年度三浦市一般会計補正予算(第5号)

第55号 令和6年度三浦市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)

第56号 令和6年度三浦市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)

第57号 令和6年度三浦市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)

第58号 令和6年度三浦市市場事業特別会計補正予算(第1号)

第59号 令和6年度三浦市水道事業会計補正予算(第1号)

議会、傍聴しませんか?

三浦市議会では、本会議だけでなく、委員会や全員協議会も傍聴することができます。

ぜひ、お気軽に会議の様子を見に来てください。

傍聴するには

  1. 市役所本館3階の議会事務局へ(受付開始は、開会30分前からです。)
  2. 受付簿に「住所」「氏名」「年齢」を記入
  3. 係員の案内に従い、傍聴席へ

次の事項をお守りください

  • 飲食や喫煙、撮影、録音をしないでください。
  • 携帯電話などは音が鳴らないように設定してください。
  • 拍手や大きい声での会話など、会議の妨げとなるような行為はしないでください。

※本会議では、職員が議員の発言中の姿を記録するために写真の撮影をすることがあります。

12月定例会では、2日間にわたり、明るい選挙推進協議会の方々、計16人が本会議を傍聴されました。

7ページ 一般質問

一般質問とは、市政全般にわたって報告や説明を求めたり、疑問をただすことをいいます。

第4回定例会では、11人の議員が市政運営について市側の考えをただしました。

公明党 もりやきゅういちろう

市財政・事故防止

ハラスメント調査結果への対応

質問

1.令和6年度の歳入・歳出の見通し、2.令和7年度予算編成にあたっての考え方、3.年収の「103万円の壁」の見直しの影響、4.中長期的な財政運営について伺う。

政策部長

1.令和6年度歳入の市税や普通交付税に関しては、ほぼ予算どおり収入の見込。歳出は、突発的な施設修繕や給料表の改定等に伴う職員手当等が大幅に増加している。2.7年度予算は約550,000,000円の一般財源不足が見込まれる。

総務部長

3.「103万円の壁」が178万円に引き上げられた場合、個人市民税約750,000,000円の減収見込。

政策部長

3.減収分を普通交付税で補填されても約200,000,000円減収。早急に対策を講ずる。4.今後、施設の大規模改修等が予定され市債発行で一般財源額を抑えられるが、後年度負担の増加には注視する。

要望

大変厳しい財政状況が今後も続くことで、市長には困難な市政のかじ取りが求められるが、市民生活を守る施策を今後ともお願いしたい。

質問

各行政分野において、最近、事故や事務処理の誤り等が多発しているが、どのような対策を講じているか。

総務部長

職場内研修や、決裁時における上司の確認、指導等によって、職員のレベルを高める取組を行っている。また、自動車交通事故対策委員会、情報セキュリティ委員会等において、事故防止対策や原因の究明、事故責任等に関する調査、審議が行われる。職員の処分の必要性については、職員考査委員会において調査、審議する。

要望

市の行政の根本は市民との信頼関係。市民の信頼を損なわないよう、各行政分野の的確な事務の遂行をお願いしたい。

質問

職員に対してハラスメントに関するアンケートを実施したが、結果をどう受け止め、今後どう対応するのか。

市長

実態の把握、職員の率直な意見の確認ができ、内容について真摯に受け止めている。職員の意見として、相談しやすい環境の整備が必要であり、第三者相談窓口を設けるべきと多く寄せられている。相談しやすい体制を整えることの必要性を認識しており、新年度に対応していきたい。

8ページ 一般質問

無所属 いしざきゆうた

推進の立場から

新海業プロジェクトへの要望

質問

三崎漁港グランドデザインの進捗管理について、更新のタイミングも含めて伺う。

市長室長

必要に応じて更新を行っている。更新の際には、三崎漁港グランドデザイン推進会議にご意見を伺い、情報の共有を図っている。

意見

同デザインについては、今回資料を要求するまで最新版の内容が確認できなかったという事実があり、改善の余地がある。予算が投じられているだけでなく内容としても意義のある重要な資料なのだから、これを市民の代表である議員が正しく把握できていない状態は好ましくない。少なくとも今後更新が行われた際には、速やかに議会へ共有することを求める。

質問

新海業プロジェクトにおける市と事業者間の合意形成について、これまでに行った提案概要説明の際に事業者から出た意見は、優先交渉権者には伝えているのか。

市長室長

関係者の皆様から頂いたご意見等については、優先交渉権者に伝えている。

質問

基本協定の全ての内容について、いつ公表するつもりなのか。

市長室長

令和7年3月に締結する予定のため、次回定例会で基本協定案をお示しする予定である。

質問

締結に際しては、地元関係機関等との調整が整った時点で行うと募集要項に記載があるが、どう考えているのか。

市長

事業用地で事業を行っている団体の皆様に対し、現在感じておられる不安の解消に努める。さまざまな関係者の皆様に安心していただけるよう環境を整えていく。

意見

行政の情報の出し方によって、関係者や市民に不安が生じているのは紛れもない事実だ。この不安に寄り添うことは行政の義務である。その行動なくして、基本協定締結まで進んでしまうことがないよう求める。このプロジェクトは事業規模の大きさなどを考えると、これから生まれてくるこどもたちの世代にまで関わってくる案件だ。私もプロジェクトに賛同する立場として、次世代のみうらっ子たちに胸を張れるものにしていきたい。情報を多少オープンにしたからといって断ち切れてしまうような、そんな脆弱なプロジェクトではないと信じている。

自由民主党 でぐちけいすけ

給食センターの件

耐用年数2038年迄。建替を

質問

給食共同調理場は三崎地区、南下浦地区の計2つ。敷地面積と地目、都市計画区域は。

教育部長

三崎学校給食共同調理場の敷地面積は2,245平米。南下浦は2,737平米。地目は三崎が田、南下浦は山林と畑。共に市街化調整区域。

質問

都市計画法上の許可、農地法の許可があれば建て替えが可能とのこと。2038年に耐用年数を過ぎる。課題は。

教育部長

新耐震基準未対応、学校衛生管理基準非対応、学習や試食等、食育実践のスペース無、災害時の食料供給機能や児童・生徒の減少傾向に柔軟に対応できる施設となっていない等がある。

質問

市長より、三浦市学校給食の堅持と言葉があった。更新の基本方針について具体的な説明を。

教育部長

適切な建設用地を市の所有地から選定し、PPPやPFIといった官民連携手法の活用を検討したい。

質問

更新に関わる費用はどの程度か。

教育部長

仮に1日2,000食程の調理機能を有する施設を新設する場合、建設には4,000,000,000円から5,000,000,000円程の費用が必要。

質問

(仮称)三浦しみんひろば整備事業用地を候補地とすることが可能ではないか。当地の敷地面積、都市計画の区分は。

総務部長

敷地面積6,701平米。地目は、畑、宅地、雑種地で市街化調整区域。

質問

敷地面積は事足りる。(仮称)三浦しみんひろば整備事業用地の利活用イメージを取り入れ、附帯機能を有する給食センターとして、当該用地が建設候補地となる可能性があると思うが。

市長

市街化調整区域、かつ借地のため、コストや土地に対する制限等があるので何とも言えない。これから給食センターの規模、諸条件を踏まえ、教育委員会や関係機関と協議を行いたい。

要望

三崎の原地区に再建築の可能性があると思うが、防災機能として備えるため、国道134号沿いの(仮称)三浦しみんひろば整備事業用地の方が市内の支援に都合がいいのではないか。本市は新市庁舎に4,200,000,000円、環境センターの改修も何十億円というレベルでかかる。事業用地を活用することで費用軽減を。

9ページ 一般質問

日本共産党 いしばしむつみ

保険証廃止に不安

フレイル予防に視力聴力検査を

質問

12月2日、紙の保険証の新規発行が廃止された。今後の医療保険証の運用について問う。

保健福祉部長

今後はマイナ保険証を基本とした仕組みに移行するが、現在手元にある紙の保険証は、記載内容に変更が無い限り有効期限まで使用可能である。

質問

マイナ保険証の登録も、マイナカードを作ることも任意である事に変わりはない。有効期限後の保険証の運用は?

保健福祉部長

マイナ保険証を持つ方に資格情報のお知らせを、持たない方には資格確認書を、期限到来前に一斉交付する。

質問

マイナ保険証の利用登録解除の制度が始まっている。どのような解除申請の理由があるか。

保健福祉部長

不便だった、マイナカードを持ち歩きたくない、いまだ不安、紙の保険証を使用したい、などである。

要望

マイナ保険証の情報のひもづけ誤りが多数判明している。マイナ保険証の利用率はいまだ低迷し、10月時点では15.67%である。国のあまりに強引な進め方に、市民が不安や不信を抱いている。国民健康保険は国民皆保険制度の基盤だ。市民誰もが保険証を使い、安心して医療が受けられるよう、国の動向を見極め住民福祉向上のため市の役割を果たして欲しい。

質問

フレイル予防では、高齢者自身が加齢に伴う心身の機能や活力の低下に気づくことが重要。気づきのための取組は何か。

保健福祉部長

市民まつりではフレイルサポーターの協力も得て簡易なフレイルチェックを行った。また地域の施設等を利用してのフレイルチェックは、5年度開催26回、318名が参加した。

質問

身体の機能低下を知る上で、視力や聴力のチェックも欠かせない。難聴が原因で高齢者の生活の質が下がり、認知機能低下の要因になるという。市の考えは?

保健福祉部長

9月策定の国の高齢社会対策大綱では、加齢による難聴への対応が新項目として加わった。

市長

対策大綱には、難聴が高齢期の就労や社会参加の障壁とならぬよう、正しい知識の普及と理解を深めることが必要とある。関係機関と協議しながら方法を検討したい。

無所属 しもだたけし

三浦海岸の利活用

市のSNSについて

質問

これまで海水浴場の開設に関わってきた三浦海岸海水浴場運営委員会が5月に解散をし、今年の夏の開設が断念された。その経緯や現状を伺う。

経済部長

令和6年4月に三浦海岸海水浴場組合から、出店する海の家の減少や来場者数の減少などを理由に、今年の海の家の営業を断念したと情報提供を受けた。更に、三浦海岸海水浴場運営委員会が5月16日に会議を開催し、今後も継続した運営が困難との理由から、解散を決定したと伺った。こうした経緯を踏まえ、今年の三浦海岸海水浴場の開設の見送りが決定された。

現状については、海水浴場の開設者であった三浦海岸海水浴場運営委員会が解散したことにより、今後の三浦海岸において安全対策や公衆衛生などに係る海岸の占用申請、設置許可について、市が手続を取り開設者となることは可能だが、従来のような、いわゆる海の家の設置に係る手続ができない状況である。

質問

今年の三浦海岸納涼まつり花火大会はテレビアニメ「女神のカフェテラス」とコラボレーションした音楽が流れるなど、新たな仕掛けも見られたが、今後、こうした花火と音楽の融合をより深めていくことについて市の考えをお伺いする。

経済部長

例年、実行委員会において内容等を決めており、今後、実行委員の皆様のご意見を伺いながら決めていくことになると認識している。

質問

障害を持った方や高齢者まで、気軽に安心して楽しめる。そうしたビーチを目指すことを三浦海岸から全国に広げていきたいと希望するが、海水浴場を再生させ、より通年での利活用を考える中で、こうした取組を目指す考えはあるのか。

市長

その手法の一つとして、ビーチのユニバーサルデザイン化もあると認識している。

質問

市で使用しているソーシャルメディアについて、登録人数はどのようになっているのかお伺いする。

政策部長

11月29日現在で、三浦市LINE公式アカウントが23,903人、三浦市のインスタグラムが4,673人、三浦市役所フェイスブックが1,351人となっている。

10ページ 一般質問

自由民主党 せんだまさし

安心できるまち

市立病院経営強化プラン

質問

市立病院の内部環境について、これまでに改善した点を伺う。

病院事務局長

利用者の利便性を図る為、令和5年度からキャッシュレス決済を導入している。

又、売店には無人決済システムを採用し、24時間営業を行なっている。無人販売であるが、併設した入院セットの窓口には8時30分から17時まで常駐員がいる為、利用方法等を説明できるようにしている。

質問

医師・看護師の確保についての現状を伺う。

病院事務局長

医師の確保については、引き続き総病院長を中心に取り組む考えである。

不足している看護師及び看護助手については、紹介・派遣会社を複数活用し、日々情報交換を行なっている。

又、職員増加について、看護師は令和6年4月から12月までに正規職員3名、派遣看護師1名、会計年度任用職員9名が増加しており、1月には正規職員が1名入職する予定である。

又、外国人技能実習生を看護助手として6名採用を決定しており、入国を待っている状況である。これらにより、一定程度の看護体制は維持できると考えるが、今後も体制の維持は大変重要であることから、引き続き人員確保に取り組む考えである。

質問

市立病院のこれからについてどう考えるか伺う。

病院事務局長

市立病院は三浦市に必要な病院であり、公立病院だからこそ出来る事があると考える。又、期待もされているというふうに受け止めている為、経営状況を回復させ、公立病院として存続させていきたい考えである。

質問

市立病院での外国人の方の就労について伺う。

病院事務局長

看護助手として令和5年3月にミャンマー国籍の特定技能外国人3名を採用している。この3名の勤務状況は非常に評価が高く、当院の有力な働き手となっている。

令和6年度に、さらに6名のミャンマー国籍の特定技能外国人を雇う予定で、現在は出入国在留管理庁での入国の審査をしているところである。

日本共産党 こばやしなおき

出張所の設置を!

新海業 市立病院 住宅助成

質問

市役所は、令和8年4月に引橋へ移転する。

市役所が移転したら、三崎地区の住民は非常に不便になる。

出張所の設置について、既存の建物の一部を利用する方法も検討するということだが、どこの建物を検討しているのか?

政策部長

移動出張所として、市場と勤労市民センターを対象に検討している。

質問

検討した結果は、出ているのか?

政策部長

現時点では、結果は出ていない。

要望

市役所が移転した後に、三崎地区に常設の出張所を設置することを求める。

新海業プロジェクト

質問

三崎漁港は、市内で一番大きな産業施設だと言える。興和グループから、新海業プロジェクトの事業内容が提案されている。どのように産業振興を図るのか期待している方がいる。その反面、どんな影響が出るのか不安を抱いている方もいる。

興和グループからの提案資料を公開し、利害関係者や地元住民と協議することが必要だが、どのように考えているのか?

市長室長

資料として提供する予定はない。

要望

興和グループからの提案資料を、早急に公開することを求める。

市立病院の充実を!

質問

市民の健康を守り、病院経営にとっても予防医療への取り組みが有効である。どのような取り組みをしているのか?

病院事務局長

受診者数増加のための周知を図っている。今後も、疾病の早期発見・治療のため受診者数の増加に努める。

住宅リフォーム助成制度

質問

この制度は、建設業の振興を図り市内経済を活性化させること、市民の住環境の向上を図ることが目的である。

来年度も、この制度を継続すべきだが、どのように考えているのか?

市長

来年度についても、市民ニーズに応えることができるよう、助成を継続していく方向である。

11ページ 一般質問

無所属 みぞかわこうじ

農福連携

農業と福祉の連携を目指して

質問

農福連携は農業活性化、障害者の就労支援、地域活性化に繋がる取り組みである。政府は「農福連携等推進ビジョン」を改訂し、参加市町村の増加等を掲げている。障害者の雇用機会拡大のために市ではどのように取り組んでいるのか伺う。

保健福祉部長

現在、農業分野だけでなく、障害のある方の希望を窓口や相談支援事業所などで聞き取り、本人の希望に沿うよう就労援助センター、職業安定所等と連携して支援している。今後も連携を密にして雇用拡大を図っていく。

質問

ビジョンでは推進していくための課題が示されているが、取り組みを始めるにあたり、どのような課題があると考えているか?

経済部長

農福連携は、農業の人手不足解消が期待される一方、農家には連携のノウハウ不足、障害者には作業内容や安全面での課題等がある。

市は、農家と障害者のマッチング支援など、連携を促進する体制づくりが必要だと考える。

質問

農福連携を推進していく取組の一つとして、地域協議会の推進体制の確保が有効と言われているが、三浦市はどのように関わっていくのか?

市長

農福連携の推進には様々な方法があるが、地域協議会による推進は有効な手段の一つと考えられる。関係機関との調整を進める中で、ニーズや事情に合わせた総合調整を行っていきたい。

質問

農林水産省はユニバーサル農園を推進しているが、市ではどう考えているか?

経済部長

ユニバーサル農園に対する考え方が全国的に広まっていることは認識している。三浦市では現在、転用可能な農園を有してないが、先進事例を参考に関係機関と議論を進めていきたい。

意見

農福連携は、雇用する側も対応方法がわからず踏み出しづらい課題がある。ユニバーサル農園は、様々な属性の人が農業に親しみ地域に溶け込める未来型農園と言えるのではないか。農福連携は三浦市の農業の未来を開き、誰もが生き生きと暮らせる共生社会実現の一助に繋がるものと信じている。

自由民主党 ながしままりこ

三浦海岸海水浴場

新海業プロジェクト・桜まつり

質問

来年度、三浦海岸海水浴場に海の家ができない中、再生に向けた市長の思いを聞く。

市長

海の家の設置ができないということは、過去の三浦海岸海水浴場のイメージからは大きく異なる転換点になる。従来の形にとらわれない新しい海水浴場としてPRしていくことは、海水浴場として生き残っていくためには重要である。非常に難しい課題であるが、ぜひチャレンジしたいと考えている。

質問

令和7年は公設として海水浴場が開設されることは一つ前進したと思う。海の家がない中で、にぎわいの創出の仕掛けづくりや、タイムシフトの必要性などに関わる実証実験を行ったが、成果はどのように生かすのか伺う。

経済部長

8月に実証実験を行い、来場者の動向分析やアンケート結果を取りまとめ、タイムシフトのニーズがあることを確認した。朝夕のくつろぎの体験や、海の家はないが、飲食の提供のニーズに応える検討を進める。

要望

新海業プロジェクトは、市の課題に対する公民連携のプロジェクトである。今後、基本協定に向けた、事業用地を使用している団体への説明など、関係者との協議においては、あのとき聞いていなかったといわれないよう、また、臆測から誤解を与えることがないように、丁寧な対応をお願いする。議会に対しても進捗状況を早めに報告するようお願いする。

市長

公民連携の大きなプロジェクトである。地元の皆さんに不安のないように、丁寧に進め、議会の皆様にも事前に報告をし、同じような道を歩めるように、一緒に取り組んでいきたいと思う。

質問

第21回三浦海岸桜まつりには(仮称)三浦しみんひろば整備事業用地を駐車場として利用する話があったが、計画があるのか伺う。

経済部長

桜まつりのピーク時には周辺の交通渋滞が深刻となっているので、(仮称)三浦しみんひろば整備事業用地を三浦海岸桜まつりの臨時駐車場として活用する考えである。

12ページ 一般質問

無所属 てらだかずき

マラソン不正事案

その後の取り組みと市長の責任

質問

三浦国際市民マラソン実行委員会を舞台とした不正事案では、市の元職員に対して約33,000,000円及び遅延損害金の支払いが命じられたが、元職員からの支払いは行われたのか。

経済部長

債権回収に係る情報は、債務者の生活状況等の特定につながるおそれがあるほか、今後の回収に係る手続きへの影響が生ずる可能性があることから、具体・詳細な状況については答弁を控える。

質問

過去には、強制的な回収姿勢をとることも可能であるが、元職員の自発的・継続的な返済が約束されることが望ましいと述べていた。その成果は得られたのか。また、今はどういった姿勢で債権回収に臨んでいるのか。

経済部長

現状においては、望み通りの状況が達成されているとは言い難い。一部、法令に基づく強制的な徴収の手続きを含めた対応にも着手しているところである。

質問

判決が確定してから既に2年半以上が経過している。この件における債権の消滅時効は何年であり、債権回収に与える影響は生じていないか。

経済部長

消滅時効は判決確定時から10年間であるが、期間については、本年から10年間に更新・延長がされているので、これらの期間を踏まえ対応を継続している。

質問

市長は以前、事件解明の進展状況を認識して必要な責任を改めて取ると述べていた。市長の任期が残りわずかとなった今、次回定例会までに市長としての責任を示してもらうよう求めるが、どう考えるか。

市長

元職員は、懲戒免職になったほか、刑事手続きや民事裁判を通じて社会的制裁を受けているが、引き続き責任追及を行っていく。事件に関係した職員は、既に処分が行われている。将来に向けてマラソン大会をより魅力あるものとし、スポーツを通じて観光振興やシティセールスにつなげていくため努力を積み重ねていくことが市民に対する責任を持った対応であると考える。

要望

この任期中におけるこの問題に対するけじめを、市民が納得できる形で示してもらいたい。

自由民主党 かんだまゆみ

あったかいまち

子供を産み育てたくなる町

こどもまんなかバージョンアップ

質問「はじめの100か月の育ちビジョン」の推進について

全ての子供の誕生前から切れ目なく育ちを支えること、保護者や養育者の成長の支援・応援など、どのようにビジョン推進に取り組むのか。

保健福祉部長

妊娠期から小学1年生までの約100か月の育ちに必要な環境を切れ目なく支援できるよう、家庭・幼稚園・保育園・関係機関・地域等との連携による支援体制を整えている。また、三浦市子育て支援・こども応援ネットワークを立ち上げ、情報提供を行っている。

質問 こどもの居場所づくりの強化について

子供を取り巻く問題として挙げられているのは、いじめや不登校、虐待の増加傾向である。成長過程で受ける心の傷は心の成長に大きな傷を落とすもので、子供を守っていくのは社会や我々の責務である。いじめや不登校への対応について伺う。

教育部長

いじめの対応としては、小中学校とも増加傾向であることを踏まえ、お互いを認め合える好ましい人間づくりに取り組みながら、いじめを生じさせない環境づくりを進めている。

不登校の対応としては、相談や学習のできる居場所として三浦市相談指導教室を設置し、家から出られない児童・生徒については、希望があれば学校の授業にリモート参加できる措置を講じている。また、教室に入れない子供の居場所として校内教育支援センターを設ける取組を始めた。誰ひとり取り残さない学びの保障に向けた対策を進めたい。

要望 下町活性化について

長年の歴史、人々が大切にし、伝承してきた文化がある。歴史や文化を源とした地域資源を活用し、地元の有志や商店街が主体的に取り組む活動に対し、引き続きの支援、協力を期待する。

要望 市役所出張所機能について

三崎下町の空き店舗を活用すれば地域の活性化にも貢献でき、人口減少のスピードを遅らせることも可能である。丁寧な議論、分かりやすい論法で市民に説明してほしい。

13ページ 議会の活動

〈三浦市議会ICTスキル向上プロジェクト〉 タブレット活用講習会を開催しました

ICTとは…「Information and Communication Technology」の略で、PCやスマートフォンなど、さまざまな形状のコンピュータを使った情報処理や通信技術の総称です。

三浦市議会では、ICTスキル向上プロジェクトを立ち上げ、議員一人ひとりのタブレットの活用スキルの底上げなどに取り組んでいます。

12月13日の定例会終了後には、プロジェクトの一環として、議員全員を対象に、タブレットの活用講習会を開催しました。

講習会の中では、ICT等検討会のメンバーである議員を講師に、文書作成アプリ「Googleドキュメント」を使うメリットなどを学んだ後、オンラインで資料を編集・送信する演習を行いました。

表紙写真の紹介 議長 でぐちまこと

年明けの議会だより第1弾の表紙を飾るのは、「三浦海岸桜まつり」の様子です。三浦市を代表する観光行事で、今や関東屈指の河津桜の名所となった三浦海岸駅周辺で開催されます。期間中、市内外から約300,000人が来場するイベントで、三浦のひと足早い春の風物詩です。

平成9年に三浦海岸地域の活性化のため「三浦海岸まちなみ事業協議会」が結成され、河津桜の魅力に触れ、桜の咲く里づくりを目指して活動が始まりました。平成11年に駅前広場などに約100本の苗木を植栽。その後、市内外、市民・事業者など多数の協力を頂き、三浦海岸駅から小松ヶ池公園までの線路沿い約1キロメートルの間に、約1,000本を植樹し、平成15年から桜まつりが開催されることとなりました。

ピンク色の河津桜と共に、菜の花の可愛らしい黄色も同時に咲き並び、晴れた日には青空と足元には黄色い菜の花、ピンクの河津桜との3色のコントラストで景色や春の香りを楽しめます。

期間中には出店もあり、桜どら焼きや桜おこし等のスイーツや地酒、冷凍マグロなど地元特産品の販売、また、周辺には三崎まぐろや海鮮丼などを味わえるお店もあり、三浦グルメも満喫できます。

今回で21回目の開催となる「三浦海岸桜まつり」は、令和7年2月5日(水曜日)から3月2日(日曜日)までです。

この号が皆さんのお手元に届く時には、桜のつぼみが少しずつ色づき始めている頃でしょうか。私も楽しみにしています。

議会報告会

2月1日(PM南下浦地区)、2月2日(AM初声地区・PM三崎地区)に開催します。

この日のために準備をしてきました。

傍聴はどなたでもできますので、ぜひ足をお運びください。

議会ウェブサイトのご案内

本紙に掲載している一般質問や委員会審査の全文が載っている「会議録の閲覧と検索」のほか、「議会の日程」や「審議結果及び議決議案」など、議会に関する情報を見ることができます。

14~15ページ 議会の活動

行政視察報告

行政視察とは、本市議会の政策立案や意思決定に役立てるために、先進的な取り組みをしている自治体を訪問して調査をすることです。

今年度は、総務経済常任委員会、都市民生常任委員会、議会運営委員会が行政視察を行いました。

三浦市議会の視察報告書は、議員一人ひとりの報告を掲載していますので、ぜひこちらもご覧ください。

総務経済常任委員会

10月15日~16日に、愛媛県愛南町と宇和島市の視察を行いました。
1日目の愛南町では、「海業」の取組について説明を受け、ウニの養殖場を見学しました。
愛南町が開催している海業推進会議には、水産事業者だけでなく、観光業やメディアなど多数の関係者が参加しており、町の発展に向け多様な意見が出されるよう、工夫がされていました。
2日目の宇和島市では、市の公式アプリ「伊達なうわじまホッとナビ」の防災モードについて視察しました。
アプリでは、防災モードのほかにも観光モードや健康モードなど、合わせて6種類のモードを備え、様々な情報にアクセスすることができます。
防災モードでは、現在地の土砂災害等の危険度をAR(拡張現実)で確認できる機能などを備え、日ごろから防災の意識を高められる工夫がされていました。
三浦市においても、海業や防災は大きなテーマです。これからも他の自治体の優れた取組を本市にも取り入れていけるよう注視していきます。

 

都市民生常任委員会

10月22日~23日に、岩手県遠野市と北上市の視察を行いました。

1日目の遠野市では、遠野市総合食育センターについて説明を受け、施設を見学しました。

この施設は、これまであった2つの給食センターの老朽化、児童生徒の減少という課題を踏まえ、学校給食だけでなく、高齢者への配食サービス、災害時の炊き出しなどの機能を備えた、市民の健康を「食」で支える拠点となることを目指して整備されました。同様の課題を持つ三浦市にとって、参考となるものでした。

2日目の北上市では、北上市保健・子育て支援複合施設hoKko(ほっこ)について説明を受け、施設を見学しました。

民間の商業施設の一部を市が取得して整備したもので、保健センター、貸館、子育て支援センター、ほいくルーム、屋内遊び場等を有する複合施設です。多人数を収容するイベントや絵画展等、多目的に使用できることや、検診車が直接建物内に入れ、悪天候時も安心して利用できることなどが特徴的でした。

議会運営委員会

11月11日~12日に、島根県浜田市と江津市の視察を行いました。

浜田市議会では「議会改革について」をテーマに、浜田市で取り組まれている「はまだ市民一日議会」や「議会なんでもメール」、タブレット端末を活用してのオンライン会議などを学びました。

市民の皆さんに議会を身近に感じてもらうための様々な取組について、中心的に携わっている議員から直接話を聞き、理解が深められました。

江津市では「議会運営について(対面式議場での議事運営について)」をテーマに、令和3年にオープンした新庁舎を訪問しました。

江津市議会の議場は、議席と説明員席が議長席を頂点にして対面する配置であり、この形状は新庁舎に移転後の三浦市議会の議場でも取り入れる予定となっています。

議場内を見学しながら、傍聴席や放送設備、新たな議場に移った後の議事運営上の課題などについて確認をすることができました。

本市への行政視察(令和6年1月~12月)

令和6年に三浦市を行政視察で訪れた議会は、次のとおりです。

No.

月 日

市・団体名

視 察 事 項

1

1月17日

香川県観音寺市

移住支援について

2

2月15日

奈良県葛城市

議員定数削減について

3

4月4日

新潟県見附市

(オンライン)

議員定数の削減について

4

5月14日

鳥取県鳥取市

海業の取組について(三崎港「うらり」について)

5

5月14日

山口県岩国市

「神奈川版ライドシェア」の実証実験について

6

7月2日

千葉県流山市

三浦市公共下水道事業について

7

7月18日

三重県鈴鹿市

自治体版ライドシェア

8

7月24日

静岡県伊豆の国市

こどもまんなかの取り組みについて

ピンクシャツ運動の取り組みについて

9

8月22日

新潟県見附市

議員定数の削減と13人による議会運営手法について

10

10月16日

静岡県御前崎市

病院の経営改善について

11

10月24日

山口県萩市

神奈川版ライドシェア かなライドについて

12

10月30日

兵庫県西宮市

100年先を見据えたアセットマネジメントとこれに基づく三浦市水道ビジョンについて

13

11月7日

秋田県北秋田市

自治体DXについて

14

11月11日

滋賀県長浜市

三浦市立病院の経営について

15

11月14日

茨城県南

市議会議長会

特産品のPR事業について

16

11月15日

長崎県五島市

公共ライドシェアについて

16ページ

3月定例会日程案

令和7年第1回定例会は、次の日程により開かれる予定です。

月 日

曜日

会 議 名 等

2月20日

木曜日

招集告示

25日

火曜日

議会運営委員会(日程・審議方法等決定)

28日

金曜日

本会議(施政方針)

3月 3日

月曜日

本会議(一般質問)

4日

火曜日

本会議(一般質問)

5日

水曜日

本会議(一般質問)

6日

木曜日

総務経済常任委員会

7日

金曜日

都市民生常任委員会

11日

火曜日

予算審査特別委員会

13日

木曜日

14日

金曜日

17日

月曜日

18日

火曜日

24日

月曜日

本会議(議案審議)

※今定例会で審査する請願・陳情の提出期限は2月21日(金曜日)です。 

お家でも議会が見学できます!

三浦市議会では、本会議のライブ映像や過去の映像をユーチューブで配信しています。ユーチューブの概要欄から各議員の発言タイミングに簡単にジャンプできるようになっています!

ぜひ、議会の様子をご覧になってください。

※過去の映像は会議録が議会ウェブサイトに掲載されるまでご覧いただけます。

編集委員会コラム 編集委員長 でぐちまこと

議会だより編集委員会は、市民に開かれた議会を目指して、「みうら市議会だより」を通して広く市民の皆様に情報をお知らせするために設置された機関です。

編集委員会では、今まで政治に興味がなかった方にも読んでいただけるように、各委員が研究し、協議を重ねています。

議会をより身近に感じ、親しみやすい広報紙となるよう今後も心掛け、改善を図ってまいります。

広告を掲載しませんか?

みうら市議会だよりに掲載する広告を募集しています。ぜひとも、一度ご検討ください。

掲載料など、詳しくは議会ウェブサイトをご覧いただくか、議会事務局にお問い合わせください。

議会だより編集委員会

委員長 でぐちまこと

副委員長 こばやしなおき

委員 いしざきゆうた、でぐちけいすけ、もりやきゅういちろう、いしばしむつみ

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この記事に関するお問い合わせ先

三浦市議会 議会事務局
電話番号:046-882-1111(内線462・463)
ファックス番号:046-882-4457

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