みうら市議会だより第164号テキスト版(第3回定例会/令和7年(2025年)11月1日発行)
表紙 みうら市議会だより2025年11月1日 令和7年第3回定例会
表紙の写真「第17回みうら夜市~灯ろうナイトウォーク~」
(主な掲載内容)
- 令和6年度決算を認定
- 市長の給与等に関わる議案を審議
- 社会福祉協議会への不当介入及び情報発信等に関する調査特別委員会を開催
2~5ページ 委員会レポート
総務経済
令和7年度三浦市一般会計補正予算(第3号)
本補正は、歳入歳出それぞれ八千三十万一千円を追加し、歳入歳出予算の総額を二百二十一億四千八百七十万四千円とするほか、繰越明許費の設定等を行うものです。
質疑の主な項目
法人市民税の還付額が増加した理由について
小児医療費助成事業に対する県支出金の補助率について
環境センターの設備に生じた不具合の内容と作業への影響について
一番川の護岸補修に追加工事が必要となった状況について
新海業プロジェクトのうらりマルシェ改修工事と三浦市民ホールの修繕の関連性について
質問
国勢調査の調査員 と指導員の報酬はいくら引き上げられるのか。
答弁
一調査区当たりの調査員報酬は二千二百七十円、指導員報酬は四千百五十円引き上げられるが、この財源は国から交付される。
質問
小学校施設と設備の修繕料が追加された理由は。
答弁
岬陽小学校の屋上の防水修繕を予定していたが、強風で修繕する箇所が広がったほか、二つの小学校の電話設備の更新修繕を行うためである。
意見
後期高齢者医療事業特別会計への繰出金が含まれるが、同医療制度自体に反対しているため賛成できない。
欠員となっていた総務経済常任委員会の委員長が選任され、副委員長が交替しました。
総務経済常任委員会
委員長 くさまみちはる
副委員長 ながしままりこ
委員 もりやきゅういちろう、こばやしなおき、みぞかわこうじ
都市民生
令和7年度三浦市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
本補正は、歳入歳出それぞれ七百四十六万五千円を追加するものです。
質問
一般管理事業費の補正内容について伺う。
答弁
令和8年度から始まる国の子ども子育て支援金制度では、子ども子育て支援納付金を国民健康保険税と併せて賦課、徴収する。このため、新たにシステム改修費用を計上するものである。
意見
制度の趣旨は理解できるが、国民皆保険制度の医療保険料に支援金を上乗せして徴収する仕組みには納得できず、賛成できない。
令和7年度三浦市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)
本補正は、歳入歳出それぞれ一千八十五万三千円を追加するものです。
質疑の主な項目
職員人件費を増額する理由について
意見
本医療制度自体に承服できず、また、子ども子育て支援金制度に関するシステム改修費用を含む本案に反対する。
令和7年度三浦市公共下水道事業会計補正予算(第1号)
本案は、業務の予定量を変更し、資本的収入に企業債及び補助金、資本的支出に建設改良費を追加し、企業債の限度額を補正するものです。
質問
管きょ建設改良費の予定額を増加する理由は。
答弁
市役所新庁舎を建設する地区内で行う雨水調整池の工事について、使用する資材の価格が上昇したことに伴うものである。
現地視察を行いました 〈市内の高齢者施設の現状について〉
9月12日に都市民生常任委員と議長が市内の2施設を訪問しました。
デイサービス事業所、グループホームの「スマイル住まいる三浦」では、手厚い介護とスタッフの負担軽減につなげるための電子システムの活用や、外国人スタッフが活躍している様子を見ることができました。
三浦市老人福祉保健センターでは、高齢者の憩いの場として利用されている一方で、施設の老朽化が進んでいる状況を確認しました。
新たに提出された陳情
「再審法改正を求める意見書」採択に関する陳情
趣旨
本陳情は、えん罪被害者を救済するために、再審請求手続における証拠開示の制度化及び再審開始決定に対する検察官の不服申立ての禁止を含む再審法の改正を求める意見書を採択し、国に提出することを求めています。
公共施設内での労働組合加入、政党機関紙の勧誘等に関する調査及び是正を求める陳情
趣旨
本陳情は、行政職員に対する労働組合へ加入、継続する際の心理的圧力の有無、地方議員からの政党機関紙の購読勧誘の有無についての実態調査と、必要がある場合の是正措置を求めています。
去る7月31日に発生した津波警報への三浦市の対応の検証、対処を行うため調査特別委員会の設置を求める陳情書
趣旨
本陳情は、表題にある特別委員会を設置し、市の意思決定過程と情報伝達体制、避難所開設基準等の検証と対処を求めています。
重度障害者の医療費助成に関して障害者福祉施策における令和8年度予算についての陳情
趣旨
本陳情は、令和8年度予算策定に際し、障害者の医療費助成に配慮した施策を求めています。
移動困難者の通院対策に関して障害者福祉施策における令和8年度予算についての陳情
趣旨
本陳情は、令和8年度予算策定に際し、障害児者、透析者の通院支援や通院、生活介助に十分な補助がされるよう国に要求することを求めています。
陳情書(名向小学校体育館のトイレをバリアフリーにしていただきたい)
趣旨
本陳情は、避難所としての機能も担う名向小学校の体育館トイレについて、車いすでの使用ができるよう改修すること、そのほかの市内小中学校においても状況の確認及び改善を図ることを求めています。
市内小中学校の施設環境の早急な改善を求める陳情
趣旨
本陳情は、子どもたちの安全と教育環境を守るため、市内小中学校の老朽化や破損等により修繕が必要な施設について速やかに改善することを求めています。
陳情の審査結果
9月定例会で審査を終えた陳情は、次のとおりです。
| 所管委員会 | 件名 | 結果 |
|---|---|---|
| 総務経済 | 公共施設内での労働組合加入、政党機関紙の勧誘等に関する調査及び是正を求める陳情 | 審議未了 |
令和6年度 歳入歳出決算を認定
決算審査特別委員会の審査から (一部抜粋)
令和6年度の一般会計、企業会計を含む特別会計の決算認定議案は、7人の委員で構成する決算審査特別委員会で審査を行いました
- 総括質疑 市政全般にわたり市長に質疑
質問
令和6年度決算に対する市長の所感は。
答弁
これまで、市債の発行残高を考慮した財政運営がされてきたが、6年度は市債の発行額が比較的大きくなった。今後も大型事業が予定され、これまでとは違う局面に入ってきている印象である。
質問
財政状況の改善策について、市長の見解は。
答弁
子育てや教育環境の改善、産業振興、観光を含めたイメージ戦略などを総合的に積み重ねることで、人口の社会増や税収の増があると考える。
質問
市長は過去に「歳出予算の3%に相当する無駄を減らしたい」と述べていたが、本決算を踏まえての見解は。
答弁
令和8年度の予算編成に向けて、これから見ていくので、現時点では具体的なめどは立っていない。
質問
財政調整基金を取り崩して事業を実施することに対する市長の考えをお聞きしたい。
答弁
財政調整基金は、財政変動や大規模災害に備えて、標準財政規模の10%程度を確保することが望ましいと言われている。引き続き、十億円から十一億円の確保を念頭に考えていきたい。
質問
前年度と比べて、ふるさと納税による寄附額が減少しているが、今後の取組方法は。
答弁
ふるさと納税は、即効性がある財源という意味で非常に重要である。魅力のある返礼品のラインナップ、ポータルサイト上の対策、広報、広告などの情報発信の取組が必要だが、SNSなどでの情報発信がまだ十分でないと考えている。
| 会計区分 | 歳入(収入) | 歳出(支出) | 差引額 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 一般会計 | 21,694,840,000円 | 20,982,960,000円 | 711,880,000円 | ||
| 特別会計 | 国民健康保険事業 | 5,560,120,000円 | 5,551,390,000円 | 8,720,000円 | |
| 後期高齢者医療事業 | 1,010,600,000円 | 951,810,000円 | 58,790,000円 | ||
| 介護保険事業 | 5,994,430,000円 | 5,962,320,000円 | 32,100,000円 | ||
| 市場事業 | 481,870,000円 | 432,050,000円 | 49,820,000円 | ||
| 第三セクター等改革推進債償還事業 | 263,090,000円 | 263,090,000円 | 0円 | ||
| 企業会計 | 病院事業 | 2,285,850,000円 | 2,751,540,000円 | △4,656,20,000円 | |
| 水道事業 | 1,429,810,000円 | 1,390,580,000円 | 8,740,000円 | ||
| 公共下水道事業 | 729,710,000円 | 726,280,000円 | 45,100,000円 | ||
(注意)歳入歳出の金額は1万円未満を切り捨て。企業会計は収益的収支を掲載しています。
一般会計
歳入
市税の不納欠損額が減少した理由について
放課後児童クラブ助成に係る県補助金の内容について
質問
6年度に行われた定額減税による市税収入への影響は。
答弁
個人市民税の収入額が一億六千二百万円減少したが、地方特例交付金で全額が補てんされた。
歳出
総務費
質問
みうら市民まつりの来場者が過去最大の19,000人となった要因は。
答弁
須坂市との姉妹都市交流50周年を記念した演奏等を企画し、これを効果的に周知できた。
民生費
放課後児童クラブの移転補助について
ファミリーサポートセンターの会員向け研修会の実施方法について
衛生費
子宮頸がんの予防接種数の増加理由について
環境センターの改修に向けた事業費について
農林水産業費
三浦野菜の認知度向上や消費拡大に向けたレシピ開発について
間口漁港駐車場の利用実績について
商工費
三浦国際市民マラソンのエントリー数増加に向けた取組について
市内で新たに創業した事業者数等について
土木費
道路補修の要望件数とLINEでの通報制度について
住宅リフォームへの助成内容と経済効果について
消防費
避難者用食料の整備数について
消防団第8分団詰所の整備状況について
教育費
学校体育施設の市民開放の実績について
新たに開館した図書館南下浦分館について
質問
小中学校で導入したAIドリルの効果は。
答弁
一人一人に合った課題に取り組めるので、自習等の場面でも活用されている。プリントの印刷がなくなり、教員の働き方改革に寄与している。
特別会計
国民健康保険事業
療養給付費増加の要因について
保険税率の改定内容について
後期高齢者医療事業
意見
この制度自体に問題があると考える。
介護保険事業
質問
介護予防のための教室参加者が大きく増加した理由をお聞きしたい。
答弁
無料体験講座をきっかけに教室への参加希望者が増加したため、一回当たりの定員を増やした。
市場事業
新たな超低温冷蔵庫建設のための移転補償費について
市場使用料の収入未済額解消に向けた取組について
第三セクター等改革推進債償還事業
本会計の起債残高と返済期間につい
企業会計
病院事業
再開後の売店について
質問
経営強化プランに掲げた収入増加策の達成状況を伺う。
答弁
後発医薬品に関する加算は実施し効果を上げたが、急性期一般入院料に関する加算は看護師不足で実施できなかった。
水道事業
水道料金改定及び開閉栓手数料の廃止による影響額について
有収水量率が低下した要因について
公共下水道事業
質問
コンセッション方式での事業開始による維持管理コストへの効果は。
答弁
物価の上昇でコストが大きくなったが、事業者は太陽光発電の導入や効率的な運営に努めた。
- 討論
反対討論
いしばしむつみ委員
市の正規職員が不足している状況で、専門職員の配置や仕事の継承等の検証が必要。就学援助制度は、支給額が国基準の2分の1のものがある。
賛成討論
せんだまさし副委員長
歳出では、市民交流拠点整備等の事業費や、ごみ処理施設に関連する公債費の増加があったが、いずれも持続可能なまちづくりを進めるためには必要不可欠なものである。
もりやきゅういちろう委員
しんうみぎょうプロジェクトがスタートを切ったほか、観光の核づくり推進事業など、新しい三浦の姿を目指すための事業に着手したことが評価できる。
6ページ 定例会、討議
本会議における討論 議案第61号令和6年度三浦市一般会計決算の認定について
反対討論
日本共産党 いしばしむつみ
市の正規職員数は定数より少なく、メンタル事由の休職や若手職員の退職等の状況が見られる。専門職員の養成や配置等を検討するとともに、市民サービスの向上に結びつけるために働きやすい職場をつくり、正規職員を増やすことが必要である。
小中学校の就学援助制度は、学用品費等の支給額が国の予算単価の2分の1になっている。全ての児童、生徒が安心して教育を受けられるよう、支給額を国基準にすることを求める。
地域経済と市民の暮らしはひっ迫している。厳しい財政状況でも将来を見据え、民主的な行財政運営で市民の暮らしを守ることを求める。
賛成討論
自由民主党 でぐちけいすけ
令和6年度においては、経常収支比率と将来負担比率が改善傾向にあることを評価する
歳入では、市税の徴収強化を図るため、高額、悪質な滞納者に対する債権の差押えや公売の実施など、様々な徴収体制による市の努力を評価する。
ふるさと納税については、全国的な返礼品合戦の中、知名度向上や財源確保、市内産業活性化を目的とした積極的な取組を評価する。
歳出では、子育て賃貸住宅や市民交流拠点事業、障害者支援や生活保護費、ごみ関連施設の公債費が増加したが、持続可能なまちづくりには必要不可欠なものである。
賛成討論
公明党 もりやきゅういちろう
令和6年度は、海業のさらなる推進が図られ、観光の核づくり推進事業等の観光施策の取組、市民交流拠点での建設工事など、新たな三浦市を目指した施策への着手は大いに評価できる。
また、市税収入の減少はあったが特例交付金で補てんされ、実質増収を達成し、徴収の工夫など職員の努力の跡が見られる。
緊縮的な予算の中、公民連携に取り組み、重点施策が着実に推進され、三浦海岸桜まつり等の各イベントを通じて明るい兆しが見え始めている。
厳しい財政環境ではあるが、学校施設改修など重要課題への対応を進め、知恵と工夫を凝らし、市民の期待に応える市政運営を求める。
傍聴のご案内
三浦市議会の本会議、委員会及び全員協議会は、どなたでも傍聴することができます。
傍聴するには
市役所本館3階または4階で、開会30分前から受付を行います。基本的に先着順ですが、受付開始時に定員以上の傍聴希望者がいる場合は、抽選を行います。
傍聴が決定した方は、係員の案内に従って受付簿の記入など手続をしてください。
次の事項をお守りください
飲食や喫煙をしないでください。
写真、動画などの撮影や録音をしないでください。
拍手や声を出すなど、会議の妨げとなる行為はしないでください。
(注意)記録のため、議会事務局職員が写真撮影をすることがあります。
7ページ 定例会、審議結果
全員賛成で議決した議案
議案
第53号 令和6年度三浦市病院事業会計決算の認定について
第55号 令和6年度三浦市公共下水道事業会計決算の認定について
第65号 令和6年度三浦市市場事業特別会計決算の認定について
第70号 令和7年度三浦市公共下水道事業会計補正予算(第1号)
第71号 三浦市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の特例に関する条例
第72号 三浦市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例
第73号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
第74号 公平委員会委員の選任につき同意を求めることについて
賛否が分かれた議案(注意)議長は表決に加わらない
議案
第54号 令和6年度三浦市水道事業会計決算の認定について
第61号 令和6年度三浦市一般会計決算の認定について
第62号 令和6年度三浦市国民健康保険事業特別会計決算の認定について
第63号 令和6年度三浦市後期高齢者医療事業特別会計決算の認定について
第64号 令和6年度三浦市介護保険事業特別会計決算の認定について
第66号 令和6年度三浦市第三セクター等改革推進債償還事業特別会計決算の認定について
審議結果 認定
第67号 令和7年度三浦市一般会計補正予算(第3号)
第68号 令和7年度三浦市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
第69号 令和7年度三浦市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)
審議結果 可決
賛成
自由民主党 せんだまさし、でぐちけいすけ、ながしままりこ
三志会 しもだたけし、いしざきゆうた、みぞかわこうじ
公明党 もりやきゅういちろう
無所属 てらだかずき
反対
日本共産党 いしばしむつみ、こばやしなおき
撤回された議案
議案
第60号 三浦市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例
8~13ページ 一般質問
一般質問とは、市政全般にわたって報告や説明を求めたり、疑問をただすことをいいます。
第3回定例会では、10人の議員が市政運営について市側の考えをただしました。
津波対応の問題点
カムチャツカ半島沖地震の教訓
三志会 いしざきゆうた
質問
7月30日に発生したカムチャツカ半島沖地震では津波警報が発令されたが、市は災害対策本部の設置を行わなかった。市長権限で設置を決断することもできたはずだが、それを行わなかった市長の意図は何か
市長
津波が到達するまでの時間もあり、災害を待ち構える体制は整っていた。市民が過剰に不安を感じる可能性もあり、設置を見送った。
質問
窓口業務の縮小や、それに応じた災害支援のための職員配備の動きは取られていたのか。
防災危機対策室長
窓口業務の縮小等、全庁的な業務配備の変更は行っていなかった。
質問
一連の対応について、でぐち市長はどこで何をしていたのか。
市長
市長応接室に一部の担当職員を招集し、情報収集等を行っていた。
質問
市長は津波警報が発令されて僅か約10分後に、自身の職務よりも優先して個人のSNSアカウントで避難を呼びかけていた。肝心な職務として運用している市長の公式SNSアカウントで避難が呼びかけられたのは、それより1時間以上も後であった。不適切であったという認識はないのか。
市長
結果として適切ではなかった。公式アカウントを用いた情報発信は、個人アカウントでの発信と併せて早期に相談、指示を行うべきだった。
質問
本市の避難所設置時間は16時と、不自然なほどに遅れた。高台への避難を優先し、早期の設置を見送った判断には一定の理解をしている。しかし、開設がここまで遅れたそもそもの理由は、それを判断する対策会議の開催が14時30分であったことだと考える。幹部職員をもっと早いタイミングで招集できていれば、避難所開設の時間は早められたはずだ。トップダウンの指示が不足していたのではないか。
市長
私自身の経験の不足がほかの自治体との対応の差につながっている可能性は否定できない。今回の教訓を生かしたい。
意見
災害対応において、政治経験がないことや在任期間の短さは、絶対に言い訳にしてはならない。市長の選択ひとつで多くの市民の命が危険にさらされ得るということを、あらためて自覚していただきたい。
補聴器購入助成を
住まいは人権、公営住宅とは?
日本共産党 いしばしむつみ
質問
市の高齢化率は?
保健福祉部長
令和7年1月1日現在で42.1%である。
質問
高齢者の難聴は避けて通れないが、その影響はどのようなものか。
保健福祉部長
国の高齢社会対策大綱に、難聴は生活や社会参加の範囲を狭め、フレイルや認知症等のリスクを高める要因となり得るとある。
質問
本件に関し、神奈川県議会で国への意見書が可決されたと聞くが。
保健福祉部長
「加齢による難聴の早期発見と聴覚補助機器等の積極的な活用への支援を求める意見書」が可決され、5項目の要望が出された。
質問
要望の内容を伺う。
保健福祉部長
聴力低下の影響について正しい知識の普及啓発を図る、聴力低下の早期発見につながる取組の推進、難聴に悩む高齢者が医師や専門家の助言のもと自身に合った補聴器を積極的に活用できるよう補助制度を含む環境整備を行う、などである。
質問
県内の補助制度導入の状況を伺う。
保健福祉部長
9月1日現在で9市町村である。
質問
市の取組状況は?
保健福祉部長
市長会要望を他市と共に行うほか、他市町村の実施状況、内容、県からの情報収集を行い、実施について検討をしている。
質問
市内における公営住宅の状況は?
総務部長
市営住宅は昭和25年以降153戸建設したが、老朽化のため令和6年度までに全て廃止。県営住宅は上宮田と初声シーサイドタウンの2団地で831戸が管理戸数である。上宮田団地は令和元年9月から入居募集を停止していることを県に確認した。
質問
神奈川県県営住宅健康団地推進計画では上宮田団地は令和5年度までに建替事業着手とあったが動きは見えず、令和6年3月の計画改定で事業着手は令和10年度までにとされた。高齢で動けなくなるまではっきりしないのかと住民は言う。
市長
県営住宅入居者に高齢者が多いことは承知している。適切な支援について庁内の関係部局で情報共有し、県と協力して対応したい。具体的な着手時期などは県と情報共有を図り、入居者の不安解消に努めたい。
市長の公約について
戦後及び被爆80年の思い
公明党 もりやきゅういちろう
質問
市長が市長選の公約に挙げた主要施策の、情報公開について、農業について、水産業について、観光について、各々考えを伺う。
市長
市側から重要な施策をテーマとして積極的に情報発信し、より対象を広げた幅広い市民の方から意見を伺う新たな場を検討中。市の政策や情報、各種事業の進捗状況等を直接私の声で市民に届けたいため、概ね3か月に1度の間隔で会見を実施したい。ユーチューブでの会見の配信は、賛否を含め様々な意見があり、整理してなるべく早い時期に実施するように取り組む。
新規就農では、新たに三浦市内で農業を始めたい人を支援する。一方で高齢化により農業従事者の確保が大きな課題で後継者対策も重要。また都市部に産直市場の開業を目指しているが、直営での開設には、様々なハードルやリスクがあるため、指定管理者制度の活用などを検討したい。
藻場再生の取組強化をはじめ、遠洋漁業基地としての活性化や漁業者の収入確保に向けた新たな取組を推進したい。
これまでの三浦ならではの特色ある観光施策は評価する。ユニークな観光の実現に向け、市民や事業者の皆様の意見を伺うため、各地区で市民参加の協議会設立を考えたいが、既存の団体や仕組みを整理している段階で、具体的に決まっていない。
要望
市長の考えとこれまでの市の取組との整合性を図ることや、公約の実現に向けては、イメージ止まりであったり、課題やリスクの検討が進んでいない。市として長年積み上げてきた取組の成果を尊重しつつ、新しい要素を加えていくような手法で市政運営をお願いしたい。
質問
今年は戦後及び原爆の被爆から80年。三浦市は核兵器廃絶平和都市を宣言しているが、市長は平和の理念をどう考えるか。
市長
三浦市は小さな自治体で、小さな声かもしれないが、三浦市核兵器廃絶平和都市宣言の「恒久平和の理念を子々孫々に継承する」にのっとり、非核三原則の完全なる遵守を求め、あらゆる国の核兵器の廃絶と軍縮を訴え続けていきたい。
三浦しみんひろば
三浦国際市民マラソン不正事案
無所属 てらだかずき
質問
前定例会では、事業の見直し、土地の返還を早期に決断するよう求めたが、それから2か月経った現在の状況は。
市長
当該用地は地権者へ返還することとした。地権者の合意も得ている。
質問
今後のスケジュールは。
総務部長
借地を畑として原状回復するために要する工事期間や賃料のことを考慮し、令和8年3月を目途に土地賃貸借契約を解消し、賃料を精算の上、地権者に返還したい。また原状回復に必要となる費用は、地権者や関係機関との協議を踏まえ、予算案を提出したい。
要望
新たな賃料の発生が起きないよう、工事の発注などにおいて、滞りなく進めてもらいたい。
三浦国際市民マラソン不正事案
質問
不正事案を行った元事務局長には、市及び実行委員会に対して、三千三百万円超の賠償金の支払いが命じられている。現時点において支払いは済んだのか。
経済部長
債権回収に係る情報は、その結果などを含め債務者の生活状況などの特定につながるおそれがあるほか、今後の回収に係る手続きへの影響が生じる可能性もあることから具体、詳細な状況の答弁は控える。
市としては、引き続き弁護士と連携の上、回収に向けて取り組んでいる。
質問
令和6年第4回定例会では、法令に基づく強制的な徴収の手続きを含めた対応に着手していると言っていたが、現在、法令に基づく強制的な徴収は行われているのか。
経済部長
事案としての時間の経過に鑑みて、一部、法令に基づく強制的な徴収に着手しているところであるが、全額回収のめどはたっていない。
質問
市長はこの事案についてどんな思いを持っているのか。
市長
社会に与えた影響は大きく、大会運営に対して様々な課題を投げかるものであった。現在は、事務の見直しが行われ、一定の再発防止策が講じられている。しかし、全ての側面での事案解決には至っていない。元事務局長に対しては、より厳しい責任追及を継続していく。
三浦の漁業と農業
やっぱり第1次産業が大事
自由民主党 でぐちけいすけ
質問
三浦市の市章は大根とマグロがモチーフ。第1次産業である農業と漁業は基幹産業であり、三浦市の象徴。この第1次産業を守っていくことが三浦のまちづくりに繋がるとの考えから問う。
マグロ漁業に代表される遠洋漁業の現状は。
海業水産担当部長
令和6年度の水揚げ量は約七千八百トン、水揚げ金額は約八十億円。約10年間で水揚げ量は約50%減少、水揚げ金額は約40%減少。また現在、市内の遠洋漁業の会社は一社のみ。
質問
沿岸漁業の現状は。
海業水産担当部長
令和6年度の水揚げ量は約一千百トン、水揚げ金額は約九億円。約10年間で水揚げ量は約50%減少、水揚げ金額は約10%減少。漁業者は減り続けており、令和6年度の市内漁協全体の組合員数は一千百四十八人となり、約10年間で20%以上が減少。
質問
現在漁獲されていて市場、スーパーに並んでいない魚がある。それを一般的に未利用魚というが、その活用が今後考えられるのではないか。
海業水産担当部長
一例として、相模女子大学では漁獲したアイゴを加工し学園祭で販売したり、海洋科学高校でも加工品として活用する取組が行われている。しかし、アイゴを商用として活用するには解決すべき課題も多いと伺っている。
質問
今年の夏野菜の概況や作付面積の動向は。
経済部長
出荷量は昨年と比較して、カボチャは減少したが、スイカは増加したと三浦市農業協同組合から聞いている。カボチャは、日焼け防止対策を講じたが、本年の著しい猛暑に耐えられず、日焼け率が高まり、出荷できないカボチャが多数発生した。また農業従事者の減少による労働力不足などにより夏作全体の作付面積は減少している。
意見
6月4日、経済部と共に茨城県下妻市へ視察に伺った。下妻市の隣の境町はふるさと納税日本一のまちで約百億円がふるさと納税収入。下妻市も境町に倣い規格外野菜を加工していた。もし、カボチャを加工利用できていたら生産者の利益になったかもしれない。今後の政策として、生鮮品の出荷だけでなく、野菜、果物、魚等を加工して2次利用していくことで農業、漁業者の支援に繋がるのではないかと提案する。
行方不明者の連絡
三浦海岸海水浴場
三志会 しもだたけし
質問
高齢者の行方不明者の情報発信について、防災情報メールと三浦市認知症等行方不明SOSネットワークでは、別々に情報発信を行っているのか
保健福祉部長
三崎警察署から防災危機対策室に情報発信の依頼があった場合には、防災情報メールで情報発信を行うこととなる。一方で、認知症等行方不明SOSネットワークに登録していて行方不明となった方のご家族等から高齢介護課に連絡があった場合、ご家族等の同意を得た上で、状況に応じて関係団体等へ情報提供を行っている。
質問
市役所内でばらばらの動きをしているように感じられる。まず、高齢者の行方不明者が発生したときの対応として、三浦市認知症等行方不明SOSネットワークの情報を活用するなど、防災危機対策室と高齢介護課が連携して、早期発見に向けた迅速な情報発信等をしていく必要があると思うが、いかがか。
保健福祉部長
個人情報の共有や、防災情報メール、三浦市LINE公式アカウントの活用に当たっての精査等の課題がある。しかし、議員のおっしゃるとおり、早期発見のために、防災危機対策室と高齢介護課が連携して迅速な情報発信等をしていく必要があるというふうに考えている。
要望
三浦市認知症等行方不明SOSネットワークをさらに周知して登録者数を増やしていく努力をしていただきたいとともに、情報は(ご家族等が望めば)できる限り早期に多方面に発信するべきだと思う。
質問
近年いろんな海水浴場では、モビマットが敷いてある海水浴場が見られる。市の目安箱にも来ているが、これは車椅子やベビーカー等が砂の上を安全に移動できるようにするためのマットである。波打ち際の近くまで行けると大変好評である。今後、三浦海岸に導入する考えはあるのか。
経済部長
誰もが安全、安心に過ごすことのできるユニバーサルビーチとするには、モビマットは必要な設備であると認識している。一方で、三浦海岸は波打ち際までの距離が長いため、導入に係る財源も含めた検討が必要であると考えている。
小中学校消防設備
老人センターの改修 新海業
日本共産党 こばやしなおき
小中学校の消防設備改善
質問
全ての小中学校で複数の消防用設備等が不良と指摘されている。この状態を認識しているのか?
教育長
点検結果により認識している。
質問
「火災になっても感知器が感知しない」「消火栓のボタンを押してもポンプが動かない」「誘導灯が機能しない」「非常警報のスピーカーが鳴らない」「避難の救助袋が使えない」などの状態になっている消防用設備等がある。
危機管理が麻痺していると言わざるを得ない。
長年にわたって、このような状態を放置してきた責任は重大だ。
児童、生徒及び教職員の安全のため、早急に改善が必要だが、どのように考えているのか?
教育長
学校施設の改善について、特に法令で義務づけられている設備については、着実に進めていく。
意見
小中学校は、消防法第8条で定められた「防火管理が義務づけられている防火対象物」であり、早急に改善が必要である。
老人センターの改修を!
質問
老人福祉保健センターは、「雨漏りで天井がはがれ落ちている部屋がある」「使用禁止の便器がある」「冷房が効かない部屋がある」「外壁の鉄筋がサビてコンクリートが割れている」などの状態である。施設の改修が必要だが、どのように考えているのか?
保健福祉部長
利用者に不便をかけている。改修に向けた検討を行っていく。
新海業プロジェクト
質問
事業計画(案)について、12月末までに関係事業者等との協議を終了する予定になっているが、予定どおり協議を進める考えなのか?
市長室長
関係事業者等の皆様に、丁寧に事業計画(案)を説明し、着実に合意形成を図る必要がある。スケジュールの見直しが必要な場合は、進捗状況を踏まえ、興和グループと協議していく。
安心できるまち
教育行政について
自由民主党 せんだまさし
質問
教職員による盗撮等の不祥事への対策について、市内の教職員に対し教育委員会としてどの様な指導を行っているのか伺う。
教育部長
県の教育委員会から綱紀保持の通知及び情報提供がもたらされ、市教育委員会としてこれを基に通知を作成し、各学校に対し配付した。
質問
犯罪抑止の為、防犯カメラの設置等の対策も検討されるかと思うが、考えを伺う。
教育部長
現在、市内の各学校では、玄関及び昇降口等、外から校舎内に入る箇所に数台、防犯カメラを設置しているが、教室やトイレなど校内の部屋等については、児童、生徒及び教職員のプライバシー保護の観点から防犯カメラは設置していない。
質問
中学生の健康被害を守る取り組みについて、先月8月14日の新聞記事の中で、オーバードーズについての記事を見かけたが、市内の中学校ではどの様な対策があるのか伺う。
教育部長
学校からオーバードーズによる事案の相談があった際には、関係機関と連携し、支援することとしている。
質問
学校では、生徒の心の相談にどの様に対応しているのか伺う。
教育部長
生徒に対し定期的に生活アンケートを行っており、学校生活はもとより、家庭生活における不安や悩み等についても可能な限り把握するよう努め、早期に対応すると共に、保護者と面談を行っている。その他相談機関の紹介や、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等に積極的に繋ぐ等の支援を行っている。
質問
SNS上の情報から中学生を守る取り組みを伺う。
教育部長
各学校では、情報リテラシーや情報モラルについて、技術科や特別の教科、道徳を中心に教科等横断的に指導をしている。又、保護者に対し、インターネット上の危険な情報について学校通信等により注意喚起を行ったり、PTAや外部機関と連携した情報リテラシーに関する学習会を開催したりするなどの取り組みを行っている。
教育委員会では、昨年度、思春期保健研究会、講演会を開催した。
市長の市政執行
法令上の届出義務違反について
三志会 くさまみちはる
質問
市長は、3月1日から市長に就任後の7月18日までの間に明確な法令違反を犯し、国民健康保険税及び国民年金保険料をそれぞれ二十七万七千五百三十三円と五万二千円が未納の状態で市長選挙に立候補し、当選するまで公にしなかった。情報公開を怠り、8月21日に報道発表で公にしているが、議会に対する報告もなかった。これは議会軽視と考えているが、いかがか。
市長
事前に議会に対し報告をしなかった点は、配慮が欠けていたと感じている。今後は、事案の重大性等を考慮し、事前に説明するようにしたいと考えている。
質問
「市長が未加入で滞納であったことは市民に不信を招く。税を扱う職員に対しても影響を与える」との懸念があることについては、非常に重大であると考えている。本件は明確な法令違反を犯したと考えているが、市長はどのように考えているのか伺う。
市長
本来納付すべき時期に納付できなかったことは、そもそも法に定められる届出を怠ったことに起因しており、市民及び職員に対して重い責任を感じている。
質問
法令違反を犯したということは事実であり、しっかり受け止めていただきたい。いずれにしても、市長は責任を取る必要があると考える。特別委員会では、説明して謝罪することに努めるとの答弁にとどめていたが、改めて具体的な責任の取り方について考えを伺う。
市長
保険者である市の事務を執行する機関として、制度にのっとった手続を市民の方々に指導する立場であり、制度に沿わない状態については重く受け止めている。具体的に責任を取る必要があるという考えである。
質問
届出義務違反をしたということを十分に理解していただき、どの程度の減額措置とする考えなのか、具体的に伺う。
市長
今、過去や他市の事例等を調査しているが、さらに調査した上で、これから庁内において精査、相談をさせていただきながら、なるべく速やかに実行していく考えである。
観光振興
賑わい創出と子どもの居場所
自由民主党 ながしままりこ
質問
7月12日から8月31日まで、三浦市公設の海水浴場「MIURA FUN BEACH 三浦海岸」が開設された。海の家の設置はなく、新しい魅力を打ち出し、来場者数の増加、賑わいの創出を目的に、海岸活性化の推進体制づくりを目指した一カ月半だった。2年ぶりの開設に携わった方々に感謝する。三浦海岸海水浴場について所感を伺う。
市長
関係団体の協力や企業版ふるさと納税の支援により、「MIURA FUN BEACH 三浦海岸」を安全に開設できた。市外から多く来場があり、アンケートでの評価も高く、死亡事故もなく安堵している。飲食店等へのアンケートでも好意的な意見が寄せられ、一定の経済効果があったと考える。
質問
週末は多くのイベントが開催されていた。期間中どのようなイベントが行われたのか伺う。
経済部長
ニッポン放送の生放送イベント、映画上映会、音楽やダンスなどのステージイベントや、ビーチスポーツ大会、地域の団体と連携したイベントが行われた。
質問
海水浴シーズンが終了したが、年間を通した三浦海岸の利活用について伺う。
経済部長
年間を通じた三浦海岸の利活用は非常に重要なテーマであると考える。海水浴場賑わい創出業務委託の中では、秋から冬の期間に海岸の通年活用のモデルとなる賑わい創出イベントを1回以上実施することとなっている。
質問
少子高齢化や核家族化の中、子どもが安心して過ごせる居場所が必要である。近年の猛暑で屋外に遊び場がなく困っているという保護者の声もあるが、南下浦コミュニティセンターを子どもの居場所として活用できないか伺う。
市民部長
フリースペースとしての活用ではないが、事業として実施することは可能であることから、管理運営をしている指定管理者へ働きかけていきたい。
質問
子どもたちのコミュニケーションの場として子どもの居場所は必要である。市の考えを伺う。
市長
今後は、市全体の子ども政策の中で、市民の声を聞きながら検討を進めていきたい。
議席が変わりました
9月8日の本会議において議席を変更しました。
(議席番号)
1番(欠員)
2番 てらだかずき
3番 もりやきゅういちろう
4番 かんだまゆみ
5番 いしばしむつみ
6番 しもだたけし
7番 いしざきゆうた
8番 せんだまさし
9番 でぐちけいすけ
10番 こばやしなおき
11番 みぞかわこうじ
12番 くさまみちはる
13番 ながしままりこ
14~15ページ 議会の活動
本会議における議案の審議
今議会では、でぐち市長の給与や期末手当に対する措置をするための議案が提出され、本会議で審議しました。
特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部改正条例(第60号)
本案は、現任期中におけるでぐち市長の期末手当を支給しないこととするものです。
質問
4年間不支給とするのではなく、各年度の予算編成状況を踏まえて判断すべきではないか。
市長
今から4年間の期末手当を不支給とすることが、必ずしも不適当ではないと考えるが、都度、判断することも一つの手法であると考える。
(注意)本議案は、9月10日に市長より撤回の申出があり、同日承認しました。
特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の特例条例(第71号)
本案は、でぐち市長の給料等を減額するための特例を定めるものです。
質問
議案提出に至った具体的な考えを伺う。
市長
私個人の国民健康保険及び国民年金に関する手続義務の違反、過去の国民年金保険料の未納の問題について、一定のけじめをつけるとともに、自らを戒め、責任を負うため、給料の減額措置を講ずるものである。
特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部改正条例(第72号)
本案は、令和7年12月分のでぐち市長の期末手当を支給しないこととするものです。
質問
第60号の撤回後、どのように考えを整理し、本案の提出に至ったのか。
市長
予算は単年度主義であり、お示しできる私の施策は本年度に係るものである。責任を持った行政執行への認識を示すものとして、まずは12月分の不支給を提案した。
政治倫理審査会
現在設置されている三浦市議会議員政治倫理審査会(対象:くさまみちはる議員)の審査概要を、前号に続いて報告します。
第2回(8月20日)
調査請求の適否について
第3回(9月19日)
政治倫理基準違反の行為の存否について
第4回(9月24日)
政治倫理基準違反の行為の存否について
調査請求者に参考人として出席を求め、質疑を行いました。
第5回(9月30日)
政治倫理基準違反の行為の存否について
くさま議員に出席を求め、意見を聞くとともに質疑を行いました。
第6回(10月8日)
政治倫理基準違反の行為の存否について
でぐち市長に関係者として出席を求め、質疑を行いました。
人事
市長から、次の方々を引き続き教育委員会委員及び公平委員会委員として任命、選任するための議案が提出され、原案のとおり同意しました。
教育委員会委員 ひろせまきみ氏
公平委員会委員 おおいきよし氏
表紙写真の紹介
議長のかんだまゆみです。
朝夕はようやく過ごしやすくなり、虫の音が心地よい季節となりました。
今回の表紙写真は、第17回みうら夜市 灯ろうナイトウォークです。
10月4日、5日の2日間で開催され、市内外から多くの方に来場していただきました。
昨年同様、「昭和レトロ港町灯りのイベント 灯ろうナイトウォーク」では、三崎小学校全校生徒により作成された大漁旗で装飾された灯ろうで三崎下町はライトアップされました。
今年は、新企画として「みうらワンハンドフードフェス」も開催されました。年に2日間しか開催されないみうら夜市、「せっかくなのでここでしか味わえないフードをたくさん食べてみたい!」そんな来場者の方々の想いに応えるため、美味しいワンハンドフード(カジュアルでスピーディさが特徴のフード)が多数出店され、どの店舗にも長蛇の列ができていました。道行く人は懐かしくて美味しいフードを手に、みうらの夜を楽しんでいたようでした。
普段は物静かな三崎下町商店街の夜も「みうら夜市」の日は夜遅くまで賑わっていました。
これからも三浦市を訪れる方たちに楽しんでもらい、また来たいと思えるような企画を期待し、議会としても協力していきたいと思います。
社会福祉協議会への 不当介入及び情報発信等に関する調査特別委員会
当委員会は、でぐちかいち市長が市長候補時にSNSで発信した発言の根拠をはじめ、でぐち市長による情報発信について調査をするために設置されました。
前号に続いて調査の概要を報告します。
第2回(8月21日)
当委員会で行う調査の項目及び調査を行う順番等を決定しました。
第3回(9月1日)
「でぐち市長(個人)に係る国民健康保険及び国民年金の手続不備等に関する報道発表について」を調査項目として追加し、でぐち市長の出席を求めて質疑を行いました。
第四回(9月22日)
次回の調査において、参考人の出席を求めることを決定し、「参考人の出席要求書」を議長に提出しました。
第五回(9月25日)
参考人として三浦市社会福祉協議会常務理事の出席を求め、質疑を行いました。
また、次回の調査において、でぐち市長の出席を求めることを決定しました。
第6回(10月14日)
でぐち市長の出席を求め、質疑を行いました。また、市側に対し、追加資料の提出を求めました。
(注意)次回の委員会は、11月13日(木曜日)10時から開催する予定です。
議会ウェブサイトのご案内
一般質問や委員会審査の全文が載っている会議録の閲覧、検索のほか、定例会の日程や議案の審議結果など、議会に関する情報を見ることができます。
議会報告会を開催します
「市民に開かれた、市民のための議会」を目指して、市民の皆さんに議会の活動についてお知らせするとともに、皆さんのご意見を議会活動や市政に反映していくため、議会報告会を開催します。どなたでもご参加いただけます。
開催テーマ 議会基本条例の検証について、市民交流拠点(新庁舎等)について
| 初声地区 | 日時 | 令和8年1月31日(土曜日)14時から16時 |
|---|---|---|
| 会場 | 三浦市総合体育館(潮風アリーナ) 研修室 | |
| 南下浦地区 | 日時 |
令和8年2月1日(日曜日)10時から12時 |
| 会場 | 南下浦コミュニティセンター 多目的ホール | |
| 三崎地区 | 日時 | 令和8年2月1日(日曜日)14時から16時 |
| 会場 | 三浦市役所 議場 |
16ページ
12月定例会日程案
令和7年第4回定例会は、次の日程により開かれる予定です。
| 月日 | 曜日 | 会議名等 |
|---|---|---|
| 11月26日 | 水曜日 | 招集告示 |
|
28日 |
金曜日 | 議会運営委員会(日程、審議方法等決定) |
| 12月3日 | 水曜日 | 本会議(一般質問) |
| 4日 | 木曜日 | 本会議(一般質問) |
| 5日 | 金曜日 | 本会議(一般質問) |
| 8日 | 月曜日 | 総務経済常任委員会 |
| 9日 |
火曜日 |
都市民生常任委員会 |
| 11日 | 木曜日 | (仮)総合計画審査特別委員会 |
| 12日 | 金曜日 | (仮)総合計画審査特別委員会 |
| 15日 | 月曜日 | 社会福祉協議会への不当介入及び情報発信等に関する調査特別委員会 |
| 18日 | 木曜日 | 本会議(議案審議) |
(注意)今定例会で審査する請願、陳情の提出期限は11月27日(木曜日)です。
請願書、陳情書の提出方法
市政についての要望などを請願や陳情として議会に提出することができます。請願は紹
介議員が必要です。書式はA4、横書きです。詳しくは、議会ウェブサイトをご覧いただくか、議会事務局までお問い合わせください。
本会議の映像をユーチューブで配信しています。
(注意)過去の映像は会議録が議会ウェブサイトに掲載されるまでご覧いただけます。
編集委員コラム 編集委員 しもだたけし
9月21日は「世界アルツハイマーデー」でした。議員になって以来この日に市内の施設がオレンジ色に染まることを強く望んでおります。
認知症の啓発イベント「RUN伴三浦半島」に毎年参加しています。今年の三浦市の日程は11月1日と3日です。
認知症、子ども虐待防止のオレンジ、乳がん早期発見のピンク、いじめ撲滅のブルー等多くのシンボルカラーがあります。
議会だより 編集委員会
委員長 かんだまゆみ
副委員長 いしざきゆうた
委員 てらだかずき、もりやきゅういちろう、いしばしむつみ、しもだたけし、でぐちけいすけ
関連リンク スクロールすると続きが表示されます
この記事に関するお問い合わせ先
三浦市議会 議会事務局
電話番号:046-882-1111(内線462・463)
ファックス番号:046-882-4457
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更新日:2025年11月01日