みうら市議会だより第155号テキスト版(第2回定例会/令和5年(2024年)8月1日発行)

更新日:2024年05月01日

表紙 みうら市議会だより2023年8月1日 令和5年第2回定例会

表紙の写真「小網代湾でのワイン引き揚げの様子」

(目次)

  • 改選後初の定例会を開催
  • 新庁舎建設について議論
  • 市内施設を視察

2ページ 委員会レポート

総務経済

三浦市企業等立地促進条例の一部を改正する条例

本案は、支援措置の対象とする指定地域に三浦市市民交流拠点整備事業用地及び三崎漁港(本港・新港地区)を追加するものです。

質疑の主な項目
  • 指定地域内で事業を開始する企業等に交付する雇用奨励金の交付実績について
質問

両地域を支援措置の対象とした理由は。

答弁

市民交流拠点整備事業用地は、事業者募集に向けたヒアリングの結果、支援措置の必要性が認められたもの。三崎漁港は、宿泊施設の廃業により空き地となる県有地を活用して海業の振興に取り組むことなどを考えた中で、今後の企業誘致が円滑に進むことを目指したもの。

指定管理者の指定について

本案は、間口漁港駐車場、間口漁港漁具保管修理施設及び間口漁港道路の指定管理者に、みうら漁業協同組合を指定するものです。

質疑の主な項目
  • 指定管理者の候補を公募しなかった理由について
  • 管理する施設の整備状況について
質問

指定の期間を10年とした理由は。

答弁

市が負担する施設整備費用は指定管理者からの納付金で回収するため、安定的に回収できるように、管理施設内の構造物のうち最も長い耐用年数の10年を指定期間とした。

令和5年度三浦市一般会計補正予算(第3号)

本補正は、歳入歳出それぞれ3億3,174万6,000円を追加し、予算総額を186億5,560万9,000円とするものです。

質疑の主な項目
  • 燃料価格の高騰に伴う交通事業者への支援内容について
  • 新型コロナウイルス感染症対応の臨時交付金の使い道について
質問

みうらおもてなしクーポン発行事業が行われることになったが、具体的な内容を伺う。

答弁

プレミアム率は、他の自治体の例を参考に20%とした。クーポンを使用できる事業者は、大型店舗を含む220店前後が見込まれるが、登録数が増えるように商工会議所の協力を得て呼びかけていく。

委員会ってどんなもの?

議会では、定例会の限られた日数の中で効率的に議案の審議や調査を行うことができるように、また特定の事項を専門的に議論するために委員会を設置しています。本会議とはまた違う、深く熱い議論が交わされています!ここでは三浦市議会に設置されている委員会を紹介します。

議会運営委員会

議会運営委員会は、その名のごとく議会の運営に関する事項を協議・決定します。定例会中の本会議や委員会を開く日、本会議での議事の進め方などを決定します。このほか、三浦市議会では議会報告会の運営に関することも担当しています。

常任委員会

常任委員会は常設の委員会で、議員は必ず1つの常任委員会に所属します。本会議の予備的な審査をする機関として、本会議から送られた議案や請願・陳情を詳細かつ専門的に審査します。閉会中には、他の自治体の先進的な取組を視察して、委員会の議論に生かしています。

総務経済常任委員会……三浦市の政策、防災、経済、選挙などを担当します。

都市民生常任委員会……市民協働、保健・福祉・医療、環境、まちづくり、上下水道、教育などを担当します。

特別委員会

特別委員会は、特定の案件を審査するために設置します。(現在の設置はありません)

三浦市議会では、3月定例会に予算審査特別委員会を設置して翌年度の当初予算議案を、9月定例会に決算審査特別委員会を設置して前年度の決算認定議案を審査します。

3ページ 委員会レポート

一般会計補正予算の概要

新型コロナ関連を一部抜粋

バス・タクシー事業者支援

燃料費価格高騰等の影響を受けている、市内に営業所を有する事業者を支援するため、交付金を追加します。

経済対策

みうらおもてなしクーポン(プレミアム付き電子クーポン)発行事業に要する補助金を追加します。

電子クーポン券は、市内の飲食店、小売店及びサービス業等の事業者で使用可能で、プレミアム率は20%、1口5,000円で6,000円分の食事や買い物などができます。

1人当たりの購入上限額は50,000円(10口)、市民の方も市外の方も購入でき、発行総数は53,000口を予定しています。

学校給食費支援

物価高騰の影響を受けている小中学生の保護者の負担を軽減することを目的とした、給食費を半額とするための補助金を追加します。(令和5年9月~令和6年3月)

議会ウェブサイトのご案内

本紙で掲載している一般質問や委員会審査の全文が載っている会議録の閲覧や、定例会の日程、議案の審議結果などの議会に関する情報を見ることができます。

4ページ 委員会レポート

新たに提出された陳情

国に対し、適格請求書等保存方式(インボイス制度)の延期・見直しを求める陳情書

趣旨

本陳情は、中小零細事業者の事業存続や再生のために、インボイス制度導入の延期・見直しをするよう、国に意見書を提出することを求めています。

教職員定数改善の推進および教育予算の拡充を求める2024年度政府予算についての陳情書

趣旨

本陳情は、子どもたちの豊かな学びのために、教職員定数の増員や教育予算の拡充などについて、国に意見書を提出することを求めています。

教育委員会からの小学校におけるカリキュラム変更指示に関する陳情書

趣旨

本陳情は、名向小学校で真珠の核入れの授業が引き続き行えるように、教育委員会からのカリキュラム変更の要請を取り消すよう求めています。

三浦市立病院についての陳情書

趣旨

本陳情は、三浦市立病院の現状改善を求めています。

陳情の審査結果

6月定例会で審査を終えた陳情は、次のとおりです。

所管委員会

件 名

結 果

都市民生

教職員定数改善の推進および教育予算の拡充を求める2024年度政府予算についての陳情書

了承できるもの

可決した意見書(概要)

計画的な教職員定数の改善と教育予算の拡充を求める意見書

改正義務教育標準法が成立し、小学校においては全ての学年で段階的に35人以下学級へ移行することが明文化された。同様に少人数学級が望まれる中学校にあっても早急に実施することが重要である。

また、さまざまな背景を持つ子供たちへの支援や学校教育施設における環境改善、学校・通学路の安全対策も非常に重要となっている。

よって、国においては、これらの課題を解消し、子供たちの豊かな学びと育ちを保障するため、次の措置を講ずるよう強く要望する。

1 教職員の働き方改革や複雑化する教育課題に対応するため、教職員の抜本的な定数改善と人的配置の拡大を行うこと。

2 義務教育費国庫負担制度を堅持し、令和6年度予算編成において教育の充実のための予算を拡充すること。

〈提出先〉内閣総理大臣/総務大臣/財務大臣/文部科学大臣

5ページ 定例会・審議結果

本会議での議案等の審議結果

〈全員賛成で議決した議案〉

議案

第31号 三浦市企業等立地促進条例の一部を改正する条例

第32号 指定管理者の指定について

第33号 令和5年度三浦市一般会計補正予算(第3号)

第34号~第54号 農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて

意見書案

第1号 計画的な教職員定数の改善と教育予算の拡充を求める意見書

定例会では何をしているの?

三浦市議会では年4回の定例会で議案(条例案や予算案など)や陳情などを審議・審査しています。ここでは定例会の基本的な流れを紹介します。

本会議

議長の宣告により開会後、まず定例会の会期を決定し、次に一般質問(⇒6ページ~11ページ)が行われます。

その後、提出された議案の説明を受けて、議案の内容や提案理由について質疑をし、委員会に議案の審査をゆだねます。

委員会

委員会で議案をくわしく審査し、議会として可決すべきものかどうか、委員会としての結論を出します。(⇒2ページ)

本会議

再び本会議を開いて、各委員長から委員会での審査結果を報告し、賛成・反対の討論の後、議会全体として議案の可否を決定します(⇒5ページ)。すべての審議が終わると、定例会は閉会します。

6ページ 一般質問

令和5年第2回定例会では、11人の議員が市政運営について市側の考えをただしました。

自由民主党 出口景介

総合計画を再提起 これから教育政策を考える前に

質問

私は「教育でまちを変える」のスローガンの下、選挙で選出され、今ここに立っている。人口減少が著しい今、市政の打開策として次の総合計画に教育の拡充を盛り込みたい。そのために今回は第四次総合計画について質問する。計画の結果検証はどのように行っているか?

政策部長

計画の検証は2通り。項目毎の数値目標・指標に関する効果測定。もう一つは庁内での内部評価と総合計画審議会の外部評価である。

質問

次期総合計画への着手スケジュールは?

政策部長

次期総合計画は、令和8年度スタートを予定。令和6年度には策定作業に着手予定。

質問

総合計画の、新たな観光の核づくりにおいて、三浦の三崎・城ヶ島地域は具体的にどのような核づくりを行うのか。

市長室長

海を観光資源として、富裕層を対象とした国際的な観光地づくりを進めている。最大300フィートのスーパーヨットが係留可能な二町谷浮桟橋や、国家戦略特区を活用しているエスパシオ、「ふふ」といったブランド力のある宿泊施設を中心とした観光地づくりを進めている。

質問

国際観光都市として発展させるにおいて、その効果を一部の地域だけではなく、その他に波及させる必要があると考えるがどうか?

市長室長

「三崎漁港グランドデザイン」のアクションプランとして位置づけ、三崎漁港周辺(二町谷地区や城ヶ島西部地区)での公民連携による取組、漁港施設の更新・集約などの水産機能強化を図っている。

質問

では実際に海外の富裕層(ターゲット)はこの三浦地域、特に三崎・城ケ島においてどのような魅力を感じて訪れると想定するのか?

市長

富士山を臨む借景はミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでも星を頂いた。また、世界的なラグジュアリーホテルチェーンのアマンリゾート創業者、エイドリアン・ゼッカ氏が三浦市西部の知人別荘に滞在した経験がアマンリゾートの原点となったと言われている。景観だけでなく三浦市の持つ新鮮な農水産物や文化があるというのも魅力に挙げられる。このように、三浦市の西部地区は富裕層に愛される魅力がある。

7ページ 一般質問

日本共産党 石橋むつみ

ごみと市民の暮し 生理の貧困、市立病院診療体制

質問

三浦建設業組合がキエーロの製作や販売を開始して5か月になる。キエーロを広める方策について問う。

市長

キエーロはごみ減量化に有効。自分で使った体験から言うが、生ごみが減る効果は極めて大きい。キエーロ購入費の補助制度創設、家族人数に応じたバリエーション、使用開始に必要な黒土を市が用意し配布するなどの検討を進める。

質問

当初予算で生理用品のトイレ設置に関わる予算が付いた。現状は?

教育部長

5年度から予算計上をした。児童・生徒が使いやすい女子トイレの個室に置き、取りやすいところに、また設置が外からも分かるよう表示をするなどの工夫を各校にお願いした。年度中に設置を完了し、今後も継続していく。

質問

三浦市ではトイレに置かず、保健室に用意し養護教諭が対応しているとの答弁が以前あったが、これは変わるのか。

教育部長

保健室での養護教員の対応は、トイレへの生理用品設置と並行してこれからも続ける。

要望

学校は児童・生徒が安心していられる居場所であるということが大事。丁寧な対応を望む。

質問

新型コロナの5類への移行とは法的な位置づけの変更で、入院勧告・外出の自粛規制・就業制限は出来なくなる。県の感染者数などの全体把握はしない。医療費も移行措置はあるが、通常の保険診療の自己負担が発生する。自治体への病床確保に対する補助金も縮小される。等々、国が移行を決めたが、個人任せ、自治体任せで、本当にきついと思う。

市立病院は発熱外来が終了し、内科・小児科で診療しているという。入院の診療体制は?

病院事務局長

市立病院は神奈川モデルの重点医療機関の協力病院として入院患者を受け入れてきた。5類移行後も変更無く受け入れている。人材確保にも努めていく。

質問

市立病院へのアクセス改善の声がある一方で、リハビリを兼ねて歩く、路線バスと巡回バスを乗り継ぐなどの工夫も聞く。病院の送迎バスは、運行時刻表など分かりやすい情報発信を求める。

病院事務局長

工夫、改善をしていく。

公明党 森谷久一郎

物価高騰対策 帯状疱疹・公共土木施設管理

質問

昨年来の物価高騰は、市民の家計を圧迫している。市の対応実績、賃上げの取組み、光熱水費値上げへの対応を伺う。

市長

生活者向け・事業者向けに対策を講じている。令和4年度は、地方創生臨時交付金を財源に、プレミアム付き電子クーポン事業、子育て世帯を対象とした学校給食費の半年間減免、農業者への肥料高騰分の補助やバス・タクシー事業者への燃料費支援などを実施。5年度もクーポン券の発行、給食費の一部減免やバス・タクシー事業者に対する燃料費支援等を予定している。

経済部長

市民生活は物価高騰の影響により、世帯収入が増加しないと家計が苦しくなることが予想される。プレミアム付き電子クーポン券の発行事業による消費の下支えを通じて、生活者を支援していきたい。

政策部長

県予算でLPガス代減額の見通しはついたが、今後も県の動向を注視していく。

質問

帯状疱疹の罹患者が増えている。予防するワクチン費用の助成について伺いたい。

市長

市単独での予算の負担はかなり大きなものとなるが、予防接種を行うことで、罹患されたときの苦痛や、後遺症などを防げるメリットは大きいものと考えられる。今後の動向を注視していきたい。

質問

市が管理する財産(公共土木施設)の管理状況は、市民目線では充分ではないと感じられる。限られた予算の中でも、工夫しながら維持管理して、市民生活を守るべきである。

都市環境部長

市管理の道路・主要河川を、職員のみで状況把握をすることは難しい。不具合や異常箇所があった場合、状況確認し、必要な対応を行っている。また、主要市道や通学路の路線、過去に冠水が発生した河川の箇所を中心に、職員の目視パトロールで状況把握・維持管理している。また、公園については、7割を自主管理団体が管理し、その他は指定管理者による管理や業務委託等で除草業務を行っている。なお緊急的な維持管理は、原則土木課職員により実施している。

8ページ 一般質問

無所属 石崎遊太

通学支援について 統廃合に伴う負担と不安の解消

質問

剣崎小学校の統廃合が行われた場合、バス通学をする児童が一気に増えることになる。行政としての経済的な支援策について伺う。

教育部長

徒歩通学が困難なエリアにお住まいの市内全小学校の児童保護者を対象に、令和5年度中に定期券購入費の2分の1の補助を開始する考えである。京浜急行バスの小児定期券については、定額で川崎市内を除く県内の京浜急行バスが乗り放題となるものである。小学校に通学する必要がある日数は1年のうちほぼ2分の1であるために、この補助額を設定した。

質問

京浜急行バスの小児定期券については、通学圏以外のバス利用にも使えるというメリットがあることは分かった。ただし、この部分を負担額に見合うメリットとして感じてもらえるかについては疑問が残る。負担額をもう少し下げるために、ICカード定期券の使用にこだわらず、たとえば目視で通学の指定区間だけ乗車できるようなシステムの検討はできないものか。また、バスの増便や運行ダイヤの改定についても検討すべきだと思うが、どのように考えているか。

教育部長

ご提案の仕組みの導入が可能かどうか、バスの増便の必要性や適切な運行時間などの検討も含め今後協議していく。

質問

まずは試験的な運用でも構わないので、保護者と京浜急行バスがウィン・ウィンの関係になれるようなモデルの構築に行政としても柔軟性をもって取り組んでもらいたい。この部分についてどう考えているか。

市長

地域を支える交通機関として、京浜急行と行政の連携は本市にとって大変重要である。市として柔軟な考えをもって地域を支える企業とともに課題に当たっていくということは、地域課題の解決に向けて必要な姿勢であると考えている。子供たちの安全・安心な通学を目指すために、今後も幅広く検討していきたい。

要望

バス停の整備や通学路の安全確保も含め、今回伺った観点は、これから三崎小学校の統廃合を考える上でも重要なポイントになると思う。併せて検討いただきたい。

自由民主党 長島満理子

海業振興 県立三崎高等学校跡地利活用

質問

令和5年度を海業元年の年とし、漁港の活用による海業の取組を進めている。漁業者や民間業者も一緒に話合い、事業の全体像を考えていくことが地域活性化の鍵になると考え、地元の期待も大きいと認識している。市の認識について聞く。

市長

地元漁業者の協力も不可欠であり、漁業者に対して丁寧に説明を行い、理解を得ながら取組を進めていく必要があると考える。現在はまだ漁港の活用に向けた準備作業を行っている段階である。市としても海業への期待は大きいものと認識し、取組が新たな雇用の創出や地元漁業者の収入増加につながり、実現できるよう進めたい。

質問

県立三崎高等学校跡地利活用に関連して、城山地区の土地売買契約について今後のスケジュールを聞く。

市長室長

庁舎として利用している部分については、令和8年4月の市役所移転まで売却せず、グラウンドなど現在庁舎として利用している以外の土地を分割して売却する方針で、契約候補者と協議を進めている。令和5年12月の本契約締結に向け契約候補者と調整を進めていく考えである。

質問

引橋地区で整備する庁舎等の公共施設部分について、市民や職員が利用しやすい庁舎建設を目指さないといけないと考えるが、事業者からの具体的なプランが提案されているのか聞く。

市長室長

公共施設の部分については、デザインビルド方式で実施をすることから、提案時において具体的な配置、平面プラン等を示していただく。内容について現時点で示すことはできないが、具体的な配置や平面プランなどが提案されているので、このプランに基づいて審議会にて評価を行う予定である。

質問

民間業者のノウハウを生かした事業者提案や、公民連携による市民交流拠点整備における新庁舎の整備に期待する。市長が期待をすることについて聞く。

市長

公民連携により、公共施設と民間施設を一体的に整備することで、既設の消防署や商業施設等を含めた旧三崎高等学校跡地が市の中心核にふさわしい良好な市民交流の場となることを期待している。

9ページ 一般質問

日本共産党 小林直樹

勤労センター存続 学校給食の無料化 出張所設置

勤労市民センターの存続

質問

市は、今年度中に勤労市民センターの廃止を目指すとしている。

昨年度の利用者は、約1万人いた。

勤労市民センターを廃止した場合、利用者にとって、どのような影響が出ると考えているか?

市民部長

生涯学習やサークル活動などで多く利用されている。

廃止した場合、皆様には不便をおかけする。

質問

勤労市民センターに代わる施設が出来るまで存続することが必要だが、市長は、どのように考えているか?

市長

様々なケースも考えられるので、議論を深めていく。

小中学校給食の無料化

質問

学校給食の無料化が多くの自治体で実施された。三浦市でも昨年10月から今年3月まで無料だった。期間限定ではなく、恒久的に無料にすべきだが、どのように考えているか?

市長

食材費を公費負担する自治体が出始めている。今後は、食材費を公費で負担することが、一つの流れになるのではないかと予測している。

要望

今後、給食費の無料化が全国的に広がっていくと思うので、早めに実施すべきである。

そして、「義務教育は、これを無償とする」という憲法の規定に近づけることが必要である。

市役所移転後の出張所

質問

市長は3月議会で、市役所が引橋に移転した場合、城山地区に出張所の設置は計画していないと言った。

なぜ、三崎地区には出張所を設置しないのか?

市長

住民票等のコンビニ交付など、市役所以外で受けられるサービスが増えている。

市内に分散する窓口機能の集約による効率化を目指す方針であり、城山地区に出張所の設置は計画していない。

意見

市役所移転後は、出張所が設置されない。

勤労市民センターが、今年度で廃止される。

三崎地区の社会関係資本が低下してしまうので、今後も議論していく。

無所属 下田剛

介護の在り方 部活動と防災訓練

介護の在り方

質問

横須賀市、鎌倉市、町田市、遠くでは高知県香南市等に所在するデイサービス事業所の中には、外に出ての地域活動をしている事業所もあるが、サービスの内容に認知症の人の社会参加活動を取り入れたいと相談があった場合、市としてどのように対応されるか。

保健福祉部長

法令等に沿った内容が満たされているかなど丁寧に対応する。また、事故には注意するよう喚起する。

質問

人材不足を解消する為に市として行なっていることは何か。

保健福祉部長

介護ロボットやICTの導入は効果的であると考えている。介護事業者に対して、補助金の活用などを周知している。

要望

私は外国人人材受け入れもその一つと思っている。それが介護業界だけではなく、広がることを願っている。

部活動

質問

現在、部活動として存在していない活動を希望する生徒がいる場合にはどのように対応しているか。

教育部長

希望した部活動が存在しないため、やむを得ず本人の希望とは異なる部活に所属している生徒もいると考える。

要望

部活動の新設に対して学校として対応する必要があり、市内での対応はどの学校でも同じであるべきと考える。また、地域移行ということも頭に置きながら、先生方の業務軽減を考えて慎重に話を進めていただきたいと思う。

避難訓練

質問

夜間避難訓練と、お泊り防災キャンプについての必要性はどう考えているのか。

市長

夜間に災害が起きた場合の訓練や、長時間の避難所生活を想定したお泊り防災キャンプ等について、必要性は感じている。ただし、参加者の健康面の配慮や、安全管理面等に万全を期する必要がある。そういったことが大きな課題になるだろうと思う。実施している自治体の情報等も収集して、今後どういった形で行なえるかを研究していきたい。

10ページ 一般質問

自由民主党 千田征志

安心できるまち 防災対策・交通安全対策

質問

6月2日から3日にかけて接近した台風第2号に関する、避難所開設までの経緯を伺う。

防災危機対策室長

5月30日に第1回、その後2回の対策会議を経て、6月2日17時10分の土砂災害警戒情報発表を機に避難所を開設した。

質問

「市役所第2分館」と「初声市民センター」を避難所とした基準を伺う。

防災危機対策室長

今回は、風雨被害と土砂災害が発生する可能性があった為、過去の災害の記録等から総合的に判断し、開設をした。

質問

今年度実施する市の津波防災対策の取り組みを伺う。

市長

最近、全国各地で比較的大きな地震が頻発しており、海に面した三浦市としては、改めて津波避難対策が重要であると感じている。今年度の主な取り組みは、総合型ハザードマップの作成と総合防災訓練である。

質問

市民の交通安全に対する意識高揚へ向けて実施している事を伺う。

市民部長

主に、三崎警察署が行う交通事故防止キャンペーンへの協力や、三浦市交通安全対策協議会主催の三浦市交通安全スポーツ大会にて交通安全意識の高揚啓発を行っている。

要望

5月に、「ぴかっとわたるくん」という歩行者横断点滅機の視察を行った。

昨年秋に藤沢市で試験的に導入され、交通量調査によって効果の検証がされている。結果としては、設置前は横断歩道に歩行者がいて車両が一時停止する割合は60%であったが、設置6か月後には83.7%まで上昇し、注意喚起に有効であることが分かった。

全国的に見ると、交通安全に関して新しい取り組みが実施されている。

三浦市でも、機器の設置を初め、市民の方や児童生徒が安心できるよう、更なる交通安全の推進に取り組んで頂きたい。

無所属 溝川幸二

学校教育ビジョン 統廃合後の校舎利活用

学校教育ビジョン

質問

今年2月に改訂版が策定され、剣崎小学校、南下浦小学校、三崎小学校の3小学校が統廃合検討対象校に決定された。3校が統廃合検討対象校に決定された経緯を伺う。

教育部長

三浦市学校教育ビジョン改訂版では小学校の適正配置を第1段階、第2段階に分け、段階的に進めるとしている。第1段階では全ての小学校を、アンケートの結果、多くの保護者、教員が考える望ましい理想的な規模であると確認された1学級21人以上程度の学級が設置できる規模とするために隣接校との統廃合を検討することとした。この考えに基づき、3校を統廃合検討対象校と指定した。

質問

具体的な統廃合の時期を伺う。

教育部長

南下浦小学校と剣崎小学校は隣接校であり、共に統廃合検討対象校である。両校の保護者等の意見を聞いた上で、令和7年4月に両校を統合するという基本方針を決定した。三崎小学校は事情が異なるため、今後の対応等については、まずは教育委員会内で検討しているところである。

統廃合後の校舎利活用

質問

統廃合後の剣崎小学校に、道の駅等、複合施設等の提案をしたいが、いかがか。

市長

統合後の学校用地の利活用方法については、今後、全庁的な検討を行うことになる。

資産の有効な活用に関して、自由な発想で取り組むべきものであるというふうに考えるが、地域とも相談しながら取り組むべきことだと考える。

要望

東側海岸線では目印になるような建造物がなく、休憩スペースもあまりない。そこへ廃校舎を利用した道の駅ができれば、観光客の立ち寄るスペースだけにとどまらず、避難所としての機能を持たすことが可能であれば、小学校がなくなることで避難場所の確保ができなくなると心配している地域の皆様にも安心感を持ってもらえるのではないかと思う。提案した道の駅だけに限らず、市長が言った自由な発想で取り組むべきという考えで、よりよい廃校舎の利活用を考えていただきたい。

11ページ 一般質問

自由民主党 神田眞弓

あったかいまち 子供を産み育てたくなるまち

学校教育ビジョン

質問

三崎小学校は教育課程特例校の取組により、ほかの小学校ではできない特色ある教育を受けられる学校になると受け止めている。特例校の場合、学区という枠はどのように扱われるのか伺う。

教育部長

三崎小学校でのグローバル表現科の授業は、外国語教員が配置される2学期から本格実施となる。今後、活動が評価され、三崎小学校以外の児童が三崎小学校で学ぶことを希望する場合には学区外からの通学を認めることを検討中であるが、認める場合は令和6年度からと考えている。

海洋教育

質問

教育委員会がカリキュラムの見直しを各校に呼びかけ、名向小学校が真珠の核入れ、浜揚げを授業として実施しないことを決定し、長年のパートナーである小網代パール海育隊(小パール隊)に通告した。一方的に通告された小パール隊は抗議の記者会見を行った。この経過で間違いはないか。

教育長

子供たちに体験を通してたくさんの贈物をもたらしていただき感謝している。教育委員会に不信感をお持ちになったことを重く受け止め、配慮が十分でなかったと感じている。真珠の取組が体験学習として大変魅力あるものであることは認める。教育委員会としても活動の継続をお願いするとともに、取組をバックアップしていきたいことを伝えたい。

児童・生徒の安全対策

質問

学校という施設の中で、子供たちの安全をどう守るのか。学校に不審者を入れない方策や対応策について伺う。

教育部長

平成30年度には防犯カメラを設置し、不審者の侵入などへの備えを強化した。また、警察の指導の下、教職員研修や不審者対応をおのおのの学校で行っている。

下町振興

質問

市内のイベントも再開され、祭事やイベントは地域住民や観光客にとって待ち望んだものである。今後の開催について伺う。

市長

令和元年に初めて企画されたみこしパレードは地域活性化につなげていきたいと企画されたイベントである。開催の実現にむけて、市としても支援していきたい。

無所属 寺田一樹

下町振興 観光客増加策・駐車場対策

質問

下町地区には、例年、ゴールデンウィークになると大勢の人が訪れるが、今年の人出はどうだったのか聞く。

経済部長

公式の入込観光客数は現在調査中だが、臨時駐車場として開放したうらり先の三崎漁港2号魚揚岸壁後背地の実績では、ゴールデンウィーク中の設置日数、延べ利用台数は、過去3年間で最も少なかった。

質問

各自治体が観光客の獲得に取り組んでいる中、三浦市としても積極果敢な誘客活動を願う。今後どのように誘客に努めていくのか聞く。

市長

三浦市には他市に誇れる大型イベント等がある。まずは、こうしたイベントを再開して、観光客の来訪のきっかけづくりの場を提供していく。

質問

5月に開催された「MISAKIぐるぐる春まつり2023」では、市役所駐車場を臨時駐車場として開放していたが、利用実績について聞く。

経済部長

2日間で約150台の利用があった。

質問

今年のゴールデンウィーク中、下町地区では駐車場待ちに起因する渋滞が例年以上に長時間続いていたと感じている。市役所の駐車場を臨時駐車場として開放することで、下町地区の駐車場対策になると考えるが、行政の見解を問う。

経済部長

過去に市役所駐車場を臨時駐車場として開放し、公用車で駐車場と下町地区の送迎を行う三浦版パーク&ライド事業を実施したが、事業費に対する利用実績が低かったことから事業を廃止した経過がある。

連休時などは、うらりを目的とする観光客が多いと考えるため、従来通りの駐車場対策で対応を考えているが、公益的なイベント開催などが予定され、主催者から市役所駐車場の利用希望がある場合には、その都度、柔軟に検討していきたい。

意見

三崎は半島の突端のため、来ようとする人しかやってこない。それでも大勢の人に来てもらえることは非常にありがたい。来訪された方が快適に過ごせるような環境を整えておくことが重要である。大型連休時等にも市役所駐車場を臨時駐車場として開放できることが望ましいと考える。

12ページ 議会の活動

市内公共施設を視察しました(5月29日)

新たな任期の開始に伴い、10人の議員が三浦市民ホールほか、市内13カ所の公共施設を回り、それぞれの担当職員から説明を受けました。

二町谷地区事業用地では、整備された二町谷北公園、浮桟橋(1号・2号)を実際に歩いて回りました。

県の合同庁舎内にある健康ぷらっとでは、健康診断・検診、健康相談等の事業について説明を受けた後、血管年齢測定の体験を行いました。

一般廃棄物最終処分場では、処分施設に屋根が付いていること、浸出水を再利用することで周囲の環境に配慮した「クローズド型最終処分場」であることの説明を受けました。

三浦市総合体育館(潮風アリーナ)では、コロナの影響により減少していた利用者が戻りつつあることや、雨漏りの問題が生じているとの話を聞きました。

昼には給食共同調理場を視察後、岬陽小学校で、子供達と同じメニューの給食を食べました。

人事

市長から、次の方々を農業委員会委員として任命するための議案が提出され、同意しました。

農業委員会委員

関本友一氏、石渡秀樹氏、鈴木政一氏、蛭田信一氏、長島博氏、森浩一氏、宮川隆一氏、金子修一氏、下里隆一氏、長谷川浩和氏、草間尚樹氏、杉野和樹氏、鈴木昭一氏、鈴木靖浩氏、安田政弘氏、角田博保氏、三堀淳一氏、山田光昭氏、石橋むつみ氏、神田眞弓氏、草間道治氏

農業委員会は、農地の売買や貸し借り等の許可のほか、遊休農地や違反転用地の調査・指導などを行います。

委員の任期は3年で、推薦や公募によって募集されます。

表紙写真の紹介

議長の出口眞琴です。

小網代湾の豊かな海洋環境を活かした試みとして、海底にワインを沈め熟成させた「海底熟成ワイン」の引き揚げが今年も始まりました。

ボトルワインを海底に半年間沈め、穏やかな波のうねりの中で熟成させていきます。小網代湾は波が比較的穏やかで水温が安定し、「天然のワインセラー」とも言える環境になっています。

この取組みは、令和2年から小網代観光活性化検討協議会が地域の活性化を目的として行っており、地元の養蜂場の協力で蜜蝋を使用し、障害者就労施設の方々が中心となって海底に沈めるためのコーティング作業をしていくなど、様々な方が参画しています。

地元の漁業関係者と運用事業者、障害者就労施設と、非常に幅広い地元関係者が密接に関わって地域活性化を目指して作られているという点で、素晴らしい取組みだと思います。

三浦市ふるさと納税の返礼品として、また、ホテルや飲食店などで好評だと聞きます。個人での申し込みも多く、ワイン好きの方も楽しみにしています。

三浦市は「海業日本一」を目指し様々な取組みを進めています。吉田市長も海業発祥の地として全国を牽引していくことを目標としています。今後も大小の海業の取組みを創出し、推進していただきたいと思います。

小網代観光活性化検討協議会でも地域活性化や地元漁業者の新たな収入源の創出などを目指していくと伺っていますので、大いに期待しています。

13ページ 議会の活動

用語解説

今号の「みうら市議会だより」から議会で使われる用語を紹介します!

意見書(4ページ)

市民の生活にとって重要なことでも、市の力だけでは解決できないことがあります。このような時に市議会は、国会や関係する省庁などに対して、議会の意思をまとめた文書(意見書)を提出することができます。

今定例会では、了承した陳情に基づいて、意見書を提出しました。

一般質問(6ページ~)

個々の議員が、市政全般について質問することをいいます。議員は次のどちらかの質問方法を選んで行います。

  • 一括方式:議員が質問したい項目の全てをまとめて(一括して)質問し、理事者も同様に答弁を行う方式。質問の回数は3回までとなっています。
  • 一問一答方式:議員の質問と理事者の答弁が一問ごとに交互に行われる方式。

人事案件(12ページ)

市長が議会の同意を得て選任または任命する人事に関して、提出する議案をいいます。

今定例会で提出され、同意した農業委員会委員のほか、副市長、教育長、監査委員、人権擁護委員などの案件があります。

議会報告会を開催します

「市民に開かれた議会」を目指して、市民の皆さんに議会の活動についてお知らせするとともに、皆さんのご意見を議会活動や市政に反映していくため、議会報告会を開催します。

全会場共通のテーマを報告するほか、会場ごとのテーマを設けて、対象者の方と対話する方法で行います。

◆共通テーマ:子育て支援策について

議会報告会の予定

南下浦地区

日時及び会場

9月30日(土曜日)14時~16時 剣崎小学校 図書室

テーマ

南下浦小学校、剣崎小学校の統廃合について

対象者

南下浦小学校PTA、剣崎小学校PTA

三崎地区

日時及び会場

10月1日(日曜日)10時~12時 三浦市役所 議場

テーマ

三崎小学校の取組について

対象者

三崎小学校PTA

初声地区

日時及び会場

10月1日(日曜日)14時~16時  潮風アリーナ 研修室

テーマ

通学路の安全対策について

対象者

初声小学校PTA

対象者以外の方は傍聴することができません。

14ページ 議会の活動

議会を学ぼう

三崎小学校の6年生が、授業の一環で三浦市議会を見学しました。

定例会開会前の6月13日には、本会議が開かれる議場で議会事務局職員から三浦市議会についての説明を受けました。普段は議員が座っている議席に座り、議会に関するさまざまなことを熱心に質問していました。その後は、議場内を自由に見学し、議長席や説明員席に座ってみたり、演壇に立ってみたりと、興味津々でした。

6月15日には、本会議の傍聴を行い、議員が行う一般質問の様子を真剣に聞いていました。

議会を傍聴するには?

三浦市議会の本会議、委員会及び全員協議会は、どなたでも傍聴することができます。ぜひ、お気軽に会議の様子を見に来てください。

傍聴するには…

  1. 市役所本館3階の議会事務局で傍聴の申込みをしてください。(受付開始は、開会30分前からです。)
  2. 受付簿に「住所」「氏名」「年齢」を記入してください。
  3. 係員の案内に従い、傍聴席に座ってください。

次の事項をお守りください

  • 飲食や喫煙をしないでください。
  • 写真、動画などの撮影や録音をしないでください。
  • 携帯電話などは音が鳴らないように設定してください。
  • 会議中の発言に対して拍手や声を出すなど、会議の妨げとなるような行為はせず、係員の指示に従ってください。

※本会議では、議会事務局職員が議員の発言中の姿を記録するために写真の撮影をすることがあります。

議会だよりに広告を掲載しませんか?

市内に事業所または住所を有する企業、そして個人の方も、ぜひ、ご検討ください。

申込み方法や掲載料など、詳しくは議会ウェブサイトをご覧いただくか、議会事務局にお問い合わせください。

15ページ 議会の活動

9月定例会日程案

令和5年第3回定例会は、次の日程により開かれる予定です。

月 日

曜日

会 議 名 等

9月1日

金曜日

招集告示

5日

火曜日

議会運営委員会(日程・審議方法等決定)

8日

金曜日

本会議(一般質問)

11日

月曜日

本会議(一般質問)

12日

火曜日

本会議(一般質問)

13日

水曜日

総務経済常任委員会

14日

木曜日

都市民生常任委員会

19日

火曜日

決算審査特別委員会

20日

水曜日

決算審査特別委員会

21日

木曜日

決算審査特別委員会

22日

金曜日

決算審査特別委員会

25日

月曜日

決算審査特別委員会

28日

木曜日

本会議(委員長報告・採決)

※今定例会で審査する請願・陳情の提出期限は9月4日(月曜日)です。

お家でも議会が見学できます!

三浦市議会では、本会議のライブ映像や過去の映像をユーチューブで配信しています。

スマートフォンでも視聴できますので、ぜひ、議会の様子をご覧になってください。

※過去の映像は会議録が議会ウェブサイトに掲載されるまでご覧いただけます。

請願書・陳情書の提出について

市政についての要望などを、請願や陳情として議会に提出することができます。

請願は、紹介議員が必要です。

書式等は、次の例にならってください。

  • 用紙はA4判を使用し、文字は横書きとしてください。
  • 趣旨は簡潔明瞭に書いてください。
  • 内容がいくつかにわたる場合(道路に関する件と学校に関する件など)は、別の請願(陳情)としてください。
  • 請願(陳情)者が複数の場合は、代表者を決めてください。

請願(陳情)者は、付託された委員会に出席して趣旨説明ができます。(前日までの申し出が必要です)

詳しくは、三浦市議会ウェブサイトをご覧いただくか、議会事務局にお問い合わせください。

16ページ

議会基本条例の説明会を実施しました

三浦市議会では、「市民に開かれた、市民のための議会」の実現や市民が安心して生活できる豊かなまちづくりの実現に寄与するため、「三浦市議会基本条例」を定めています。

条例では、議員の改選後に、条例の理念や内容の確認を行うことが定められているため、6月12日に説明会が開かれ、議会運営委員会の神田委員長、小林副委員長から全議員に説明がされました。

議員表彰

6月14日開催の第99回全国市議会議長会定期総会で、次の議員が永年勤続者として表彰されました。

また、定例会初日には、議場で議長から表彰状の伝達が行われました。

議長在職4年

草間道治議員

併せて出口正雄元議員が議員在職15年の表彰を受けました。

新庁舎建設 議論を深めています

現在、引橋地区で取り組まれている市民交流拠点整備事業の中で、市役所新庁舎の整備が予定されています。令和8年4月に新庁舎での業務が開始される予定で、急ピッチで準備が進んでいます。

この事業では、施設の整備方法について、民間事業者が持つノウハウが活かされる「デザインビルド方式(設計・施工一括発注方式)」が選択されており、今回、優先交渉権者が7月5日に決定したことから提案内容の公表が可能となったため、議会から市に対し、詳細な情報提供を求め、現在、積極的に議論を重ねています。

7月6日に総務経済常任委員協議会、7月11日に全員協議会を開催して質疑を行い、その後は、議会内でさらに議論を深めるために、新庁舎建設等に関する検討会を設置しました。

質疑の一部抜粋

質問

優先交渉権者決定の決め手は。

答弁

「つなぐ」をコンセプトに、建物の配置など交流のしやすさが考えられているところが特に評価された。

質問

環境への配慮は。

答弁

三浦市が目指す「ゼロカーボンシティ(二酸化炭素排出実質ゼロを目指す)」に向けて、省エネルギー等の性能を有した建物として認証を取得する予定である。

編集委員コラム 編集委員長 出口眞琴

今春の統一地方選を経て、市民の声を代弁する新たな13人が揃った三浦市議会。若手・中堅・ベテランが集まり、議会運営上バランスも良い。『三浦を魅力ある住み良いまちにする』という志は皆さん同じであります。

多角的に示される意見を聞き、議論した事を市民の皆様にお伝えする為の議会だよりです。ホームページや議会報告会もあります。開かれた議会にご注目ください。

議会だより編集委員会

委員長 出口眞琴

副委員長 小林直樹

委員 石埼遊太、森谷久一郎、出口景介、石橋むつみ

備考

みうら市議会だより第155号

発行日/令和5年8月1日

発行/三浦市議会

編集/議会だより編集委員会

〒238-0298神奈川県三浦市城山町1番1号

電話番号046-882-1111(代表)

 

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この記事に関するお問い合わせ先

三浦市議会 議会事務局
電話番号:046-882-1111(内線462・463)
ファックス番号:046-882-4457

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