【観光解説板】歌舞島
いつしかに春の名残となりにけり
昆布干場のたんぽぽの花
白秋三崎初遊(明治四十三年暮春)の一首で、白秋歌碑建設の構想が企画されたとき白秋自身が最初に希望したのはこの歌だった。
しかし三崎の海には昆布は生育しない。搗布を誤認したということで建碑は実現しなかったが、三崎における最初の会心の作として大事にした歌でした。
白秋が人生の岐路に立ち、自らの青春にも名残りを留めようとする、郷愁と愛着がこの歌に秘められているからです。
大正二年、三崎に新居を求めた白秋は、十ヶ月余り三崎の風土を歩きつづけ、
相模のや 三浦三崎は ありがたく
一年あまり 吾が居しところ
と、心霊を甦らせ新生のよろこびを残して小笠原へと渡ったのでした。
(観光解説板の内容を掲載しています。)
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更新日:2024年03月13日