【観光解説板】大浦山海蝕洞穴
この洞穴は、海蝕洞穴といい、波の浸食作用によってながい間につくられ、それが地震などによって陸地が隆起して現在の位置にあるものです。
洞穴の入口は幅約八メートル、高さ六メートル、奥行二十メートルを測り、奥はしだいに狭くなっています。
昭和二十四年、三十七、八年の発掘調査の結果、弥生時代から平安時代までの遺物が発見されました。
出土した遺物は、弥生土器、土師器、須恵器、骨角製品として、鹿の角で作られたヤス、離頭銛、釣針、髪飾、弦楽器部品などがあり、ほかにト骨(骨を焼いて占をした)、貝包丁、貝輪、貝刃等があります。
洞穴の壁際からは、アワビ、サザエ、イシダイ、バテイラなどからなる貝の層や、石積みの墳墓がみつかっています。
これらの遺物から、遠い先祖たちがこの洞穴を生活の場として利用し、あるいは仲間のなきがらを葬るなどしてきた場所であることがわかります。
三浦の海岸には、このような海蝕洞穴遺跡が多く見られ、弥生時代の昔から海との深いつながりがあったことがわかっています。また、遺跡から発見された多くの遺物は、学術上貴重な資料として注目されています。
(観光解説板の内容を掲載しています。)
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更新日:2024年03月13日