【観光解説板】油壺

更新日:2024年03月13日

油壺しんととろりとして深し

しんととろりと底から光り

三浦一族の哀史を秘める油壺は、白秋のこの一首からも一族500年の秘話を聴くことができるようです。
大正のはじめ、この先海岸にある東京大学三崎臨海実験所には海水を汲みあげるための大風車がまわっていました。

夕焼小焼大風車のうへをゆく

雁が一列 鴉が三羽

油壺から諸磯見れはまんまろな

赤い夕日がいま落つるとこ

このように油壺には歴史と自然の深いたたづまい、ハイカラさが同居していました。
自由律俳句の荻原井泉水も「旅の印象」でこの頃の油壺の風情には詩の空気がこもっているようだと書いています。
白秋の三崎時代の短唱「眞珠抄」が後に井泉水の自由律俳句に大きな影響を与えることになります。共に油壺の水の色に感動し、作品が生まれたようです。

(観光解説板の内容を掲載しています。)

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