【観光解説板】眞福寺
日だまりに光ゆらめく黄薔薇
ゆり動かして友呼びにけり
大正二年(1913年)一月二日、白秋はこの寺に奇寓中の漢字者公田連太郎を訪ね、この歌のほか一首を詠んでいます。白秋がなぜ三崎行きを志したのでしょう。この三崎行きについて白秋は
「一月二日に私は海を越えて三崎に行った。死なうと思ったのである。恐ろしい心の嵐が凡ての優しい表情を無残にも吹き散らして了った。
私は海を見た。ただ波ばかりうねっていた。山には紅い椿が咲いていた。私はあきらめきれなかった。どんなに突きつめても死ねなかった。死ぬにはあまりに空が温かく日光があまりに又眩しかった。」
と書いています。三崎と白秋の地縁を結ぶことになった公田の存在、白秋文学に及ぼした公田の影響、白秋の三崎時代はこの寺を訪れたことからはじまります。
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更新日:2024年03月13日