【観光解説板】円徳寺の赤辺稲荷
本寺は日蓮宗鎌倉本覚寺末寺で、近浦山円徳寺と呼びます。開山は大善院日範上人で永仁二年(1294)この地に建立されたのです。その後、元禄の大地震のとき本堂は流され、享保六年(1721)再建されましたが、大正の大地震に再び倒壊し、昭和三年(1928)に新しく竣工しております。
日範上人は法華経の布教に大いに務めましたが、その布教場の一つ「妙法経窟」は寺の近くにあります。
また、寺内に赤辺稲荷が祀られていますが、この稲荷にまつわる話が伝えられています。昔、里の漁師が、こざらし網(夜鰯をとる網)に出かけましたが、折悪しく風が出て、忽ち大時化となり、家族や里人は心配して船の無事をこの赤辺稲荷に夜を徹して祈りつづけました。すると明朝嵐が静まった浜へ全員が無事に戻ったということです。里人達は赤辺稲荷の無限の加護を信じ、一層この稲荷を信仰するようになりました。
当時、里人の感謝を顕わす絵馬が本堂に飾られ、残っていたとも伝えられております。
(観光解説板の内容を掲載しています。)
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更新日:2024年03月13日