【観光解説板】かっぱの証文

更新日:2024年03月13日

当寺は臨済宗建長寺派で、金田山清伝寺と呼び、開山は建武年間(一三三四~五)桃源宗悟禅師の建立とされております。御本尊は聖観世音菩薩であります。
寺の脇を流れている川を「すずの川」といい、むかしは、ここまで潮がさして、川渕で鱸が釣れたので、「すずき川」といいましたが、いつかこれが「すずの川」と呼ばれるようになりました。
その昔、この附近は濃い森に包まれ淋しいところで、すずの川に「かっぱ」が棲んでいて夜となく昼となく、里人を騙す悪戯をするので困っていたということです。
或る日農夫が馬を曳いて川に下り、傍の杭に手綱を繋いで馬を洗いはじめると、いつの間にか綱が解けている。結び直して洗いはじめると、解けてしまうので、これは「かっぱ」の悪戯と気づき、杭を固く縛って「かっぱ」を捕えてしまったのです。そして普段から恨んでいた里人達が、寄ってたかって「かっぱ」を虐めていると、騒ぎをききつけてやってきた和尚が見兼ねて止めに入り「かっぱ」を助けて、人を騙すような悪さをしないよう、よく訓したということです。
前非を悔いた「かっぱ」は、詫証文を書いたということが、寺にまつわる話として残っております。

(観光解説板の内容を掲載しています。)

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