【観光解説板】光照寺のかめくり観音

更新日:2024年03月13日

この寺は浄土宗で龍徳山庄司院と呼び、本尊は阿弥陀如来、また開山は永享二年(1430)空念和尚の建立であります。
空念和尚が修行中、三崎をたずねた際、村民が毒蛇のために苦しんでいることを知りました。空念は、村民と共にこの地に庵を結び、念仏をとなえ厄を払ったと伝えられています。これが、光照寺の前身であり、今の庄司畑付近です。
本山鎌倉光明寺の僧、三徹和尚が行脚のみぎり、一夜この庵に宿した時、三徹和尚の夢枕に竜が現れて、「わがしるす爪のあとにこの庵を移し、一寺を建立すべし。さすれば沸水に恵まれるであろう」とのお告げを得たので、庵を移して一寺を建立すると、清らかな水に恵まれたと伝えられています。
これは、永享二年(1430)のことで、今の光照寺の井戸が竜の爪あとであると伝えられています。
この寺内には「かめくり観音」が祀られています。
その昔、里人が田を耕していると、その田の中から可愛い手が出てきました。不思議に思って掘り出すと、それは観音様でした。これを稲田観音と呼び、祀りましたが、いつしか土地の漁師は出世魚の「いなだ」の名にかえて「いなだ観音」と呼び、大漁の祈願をしたということです。
時が過ぎ、大正十二年(1923)関東大震災の際、お堂の頂上の宝珠が落ちて雨漏りを起こしたため、宝珠に「水がめ」を被せたことから、かめくり観音の呼び名がついたといわれます。

(観光解説板の内容を掲載しています。)

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