【観光解説板】霊泉と塔の台

更新日:2024年03月13日

「天平元己巳年(七二九)僧行基当国行脚のみぎり、塔の台に来たり給ひ、その麓の西にあたりて、湧きいずる泉に感じたまい、延命地蔵菩薩の尊像を彫刻し、塔の台に一字を建立して、これに安置したまへり。
鎌倉時代に至り、地蔵菩薩は霊験あらたかにして、奇特もっともこれ多く、よりて、三浦大介平義明の長男杉本太郎義宗の嫡男和田左衛門尉義盛、尊崇帰依の道場なり。故に、志ある輩は霊泉の流れ川で、垢離を取りて参詣す、是れによりて精進川と云う。」
このことから和田義盛は、塔の台に安置された地蔵菩薩を信仰していたことや、垢離を取った川を「精進川」と言うことがわかります。なお、塔の台は現在の日枝神社の一帯を言います。
霊泉を「大井戸」と呼び、三浦七井の随一で、南西に広がる水田地帯を潤す貴重な水源となっており、五却寺が管理していました。泉から東南に流れる精進川は、耕地の中程を流れていた庄司川に合流していました。現在では、土地改良事業が行われ、霊泉や精進川は見られなくなりましたが、その水源は上水道に利用されています。

(観光解説板の内容を掲載しています。)

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