市長コラム(平成24年度)

更新日:2023年03月22日

第80号 三浦海岸桜まつり新名物「桜どらやき」【平成25年3月1日発行】

 寒さの中にも春の兆しが感じられるようになりました。今、三浦海岸では、早春の恒例行事となった、「第11回三浦海岸桜まつり」が3月24日(日曜日)まで開催されています。

 三浦海岸桜まつりは、観光客が減少する2月~3月に観光客を呼び込もうと、地元の有志の皆さんが考え、そして地道な活動を積み重ねた結果、多くの市民・企業からご支援をいただき、昨年はなんと25万人の方々にお越しいただく一大イベントとなりました。

 さらに、昨年からは三浦商工会議所を中心に、桜まつりにちなんだ特産品開発に取り組み、桜どらやきが開発されました。桜どらやきは、桜の葉を練り込んだほんのり桜色にそまったあんこが特徴で、市内製菓店の手作り商品です。桜まつり会場の入り口、三浦海岸駅前のテント村で1日限定30個販売しておりますので、会場を訪れる際にはぜひご賞味ください。

 このような地域振興イベントは、なによりも、魅力的なイベントであり続けることが重要だと考えています。そして、魅力的なイベントであり続けるためには、桜どらやきのように、多くの人や事業者が関わり様々なアイデアを出し合い実行することが重要です。今後、桜どらやきに続く多くの取組が展開されることを期待しております。

第79号 パラリンピックを見て思うこと【平成25年2月1日発行】

 昨年、最も日本中を熱気に包んだイベントとして、夏にロンドンで行われたオリンピックとパラリンピックがあったと思います。

 現在の三浦市は、緊急緊縮財政宣言を行うほどかつてない財政危機の真っただ中にあり、歳入と歳出の差が埋まらず無事に来年度の予算が組めるかどうかというような非常に厳しい状況に置かれていましたが、その危機を知恵と工夫で乗り越え、ようやく予算が形作られるところにあります。

 そのような予算編成作業の中、そのパラリンピックのことを思い出し、不思議な共通点を感じました。それは、車いすテニスで金メダルを獲得した国枝慎吾選手です。

 国枝選手は、北京パラリンピックで金メダルを獲得後、「難治性テニス肘」を発症し、昨年2月に手術を受けた上での金メダルでした。

 車いすを使っていらっしゃる方が、腕を手術するというのは想像を絶する恐怖ではないかと思います。万が一手術が失敗すれば、競技だけでなく日常生活にも大きな支障をきたすかもしれないという恐怖との戦いではないかと思うからです。

 国枝選手は、この恐怖と戦いながら決断し、見事打ち勝ち、ロンドンでの金メダルを手にしました。あきらめずに戦い続けた国枝選手の、見事なまでの勝利でした。

 このように、成果を得るためには勇気と覚悟が必要なときがあると、改めて感じました。

 三浦市の予算編成においても、厳しい財政状況に置かれているからこそ失敗を恐れて前に進まなければ、成果を得るどころか状況は悪化する一方となってしまいます。成果を得るために必要であれば、大胆にも見えるような事柄にも取り組む。そんな勇気と覚悟を持って、来年度の予算編成に望みました。

 時にはご不便をおかけすることもあろうかと思いますが、将来を見据えて、「あの時の苦渋の決断があったから、今がある」と市民の皆様にご理解をいただけるよう、責任を持って市政の執行に取り組んでいきたいと思います。

第78号 ごみダイエット大作戦 プラ混入NO!水切り徹底!~その4(一般ごみへのプラスチック混入防止及び生ごみの水切り徹底についてご協力をお願いします。)【平成25年1月1日発行】

 横須賀市にお願いしていました平成25年4月からの三浦市の可燃ごみ(一般ごみ)焼却については、横須賀市南処理工場の地元久里浜町内会の皆様のご理解が得られたことから、平成24年12月19日に久里浜町内会、横須賀市、三浦市の三者による合意書の調印を行うことができました。

 過去、様々な焼却の依頼があったにも関わらず決して受け入れることなく30年近く堅持されてこられた、横須賀市と久里浜町内会との間の「公害防止協定」がありながらも、計7回に及んだ協議の中で地元役員さんからの厳しいご意見やアドバイスに対応していくことで、ご理解いただくことができました。

 これはひとえに地域住民の代表としての重責を背負われた久里浜町内会会長を初めとした役員皆様方の苦渋の決断、そして横須賀市長や横須賀市担当職員の皆様のご理解ご協力があったからです。

 こうした皆様の気持ちを裏切ることなく、横須賀市で三浦市の一般ごみを焼却していただくためには、継続して「ごみダイエット大作戦プラ混入NO!水切り徹底!」を今まで以上に市民一人一人が積極的に取り組むことが重要です。

 平成24年10月から3か月連続で一般ごみのプラスチック混入率は目標の5%以内となっておりますが、水分率は、まだ60%を超えており、目標の50%以内に達していません。

 私も調印式で「横須賀市の皆さんにご迷惑をおかけしないよう、市民一丸となって取り組みます」と約束しました。

 合意書の締結により、「ごみダイエット大作戦」は終わったわけではありません。さらなるごみの減量化・資源化を目指し、新たなスタートの時を迎えたのです。

 これからも三浦市がひとつになって、これまで以上にごみの適正分別を徹底し、ごみの減量化・資源化に取り組んでいかなければなりません。市民の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

第77号 ごみダイエット大作戦 プラ混入NO!水切り徹底!~その3(一般ごみへのプラスチック混入防止及び生ごみの水切り徹底についてご協力をお願いします。)【平成24年12月1日発行】

 「ごみダイエット大作戦」は、横須賀市でごみを焼却していただくために、市民の皆様と職員が一丸となって取り組んでいる大作戦です。

 この取り組みの成果は、ごみの組成分析の結果として数値となって表れます。

 そして、「ごみダイエット大作戦」の成果がついに表れました。10月15日に実施した一般ごみの組成分析の結果、プラスチックの混入率がごみ袋を除いて4.91%と目標としている混入率である5%を下回ることができたのです。

 職員から分析結果の報告を受けたとき、市民の皆様の協力に本当に感激しました。9月の分析結果では、7.04%でしたから、5%という数値は簡単に達成できる数値ではないと考えていたからです。

 そのような不安は、見事に吹き飛ばされることとなりました。うれしい限りです。

 5%を下回るという結果は、市民の皆様一人ひとりのご理解とご協力がなければ到底成し得ないことです。あらためて、感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 しかしながら、ごみダイエット大作戦は終わったわけではありません。横須賀市にごみを焼却していただくためには、むしろ、ようやくスタートラインに立てたというのが正しい理解である。このように思っています。

 その理由は、横須賀市と同等のごみ質とするために目標としている水分率は50%ですが、今回の分析結果は62.6%であり依然として60%を超えていたからです。

 また、プラスチックの混入率についても目標値を上回ったのはわずかであることから、まだまだ油断できない状況であるといえます。

 引き続き、市民の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

第76号 ごみダイエット大作戦 プラ混入NO!水切り徹底!~その2(一般ごみへのプラスチック混入防止及び生ごみの水切り徹底についてご協力をお願いします。)【平成24年11月1日発行】

 「ごみダイエット大作戦 プラ混入NO! 水切り徹底!」に毎日、取り組んでいただいていますでしょうか。

 「ごみダイエット大作戦」には市民の皆様のご協力が不可欠であるため、私も市民説明会や駅前でのキャンペーン活動で、直接お願いをしてきました。三浦市のホームページには、ごみに関する情報をお知らせる「ごみ・環境・リサイクル」のページがありますが、9月のプレビュー件数が、1,400件を超え、前月の2倍になりました。市民の皆様のごみへの関心が高まってきたと感じています。

 繰り返し皆様にお伝えしておりますが、一般ごみの焼却を横須賀市にお願いするためにはプラスチックの混入率を5%以内にすることと、生ごみの水切りを徹底し、水分率を減らす必要があります。

 そこで現在、皆様から排出されたごみについて収集員が中身を確認し、プラスチックが混入されているなど適正に分別されていない場合には、ごみステーションに取り残しています。取り残す目的は、「正しい分別をご理解いただく」、その一点です。ご自身が出したごみが収集されていない場合、そのまま放置することは、美観や衛生面でごみステーションの周辺の方に迷惑をかけることになります。持ち帰って、もう一度適正に分別し、決められた曜日に排出してください。

 日常生活でごみを出さない人はいないと思います。だからこそ、プラスチックの混入に、「これぐらいで大丈夫はない」、生ごみの水切りにも、「これぐらいは仕方がないはない」、そのような気持ちで、ごみを出すすべての皆様に「ごみダイエット大作戦」に取り組んでいただきたいのです。

 誰もが取り組むことが出来る、そして確実に効果が表れる、そんな取組みが「ごみダイエット大作戦」です。皆様のご協力をお願いいたします。

第75号 ごみダイエット大作戦 プラ混入NO!水切り徹底!(一般ごみへのプラスチック混入防止及び生ごみの水切り徹底についてご協力をお願いします。)【平成24年10月1日発行】

 前回に引き続き、ごみの減量化・適正分別に関するお願いをさせていただきます。

 タイトルをご覧いただき、皆様はどのように思われたでしょうか。このタイトルは、平成25年度以降一般ごみの焼却を横須賀市にしていただくために、ごみの適正分別について市民のみなさんにわかり易くお伝えしようと市役所が考えたものです。

 「ごみダイエット大作戦」は、みなさんが美容や健康を気にしてダイエットを行うように、ごみの減量化・適正分別達成という成果を上げることを、励みや楽しみにしてごみダイエット大作戦に市役所と一緒に取り組んでいただきたい。三浦市を上げての、まさに大作戦と呼ぶにふさわしい取組みとする。そんな思いをことばにしたものです。

 そして、横須賀市の受入れ条件である一般ごみへのプラスチック類混入率5%以内を達成するために、一般ごみにプラスチック類を絶対にまぜないでください。という意味の、「プラ混入NO」です。また、「水切り徹底」は、水分率の低下だけでなくごみの減量化も目指して、水切りを今まで以上に徹底してください。という意味です。

 既に目にされた方もいると思いますが、市の施設だけでなく銀行・信用金庫、スーパー、コンビニなどにもお願いしポスターを掲示しています。ごみを出す際には、このキャッチフレーズを常に思いだして、分別と水切りを徹底してください。

 市民のみなさんの出すごみは、市民のみなさんの手でしか変えることはできません。ごみを減量・適正分別していただくために、市役所はこれからも市民のみなさんに何度も、繰り返し、呼び掛けさせていただきます。

 そして、呼びかけだけでなく市の職員と市民のみなさんと一丸となった取組みを進めていくためのプログラムとして、21の取組事項を定めたアクションプログラムを策定しました。

 アクションプログラムの取組みの一つとして、9月13日、私も環境部職員とともに三崎口駅構内で、夕方お帰りの皆様に、『ごみダイエット大作戦 プラ混入NO!水切り徹底!』を呼びかけました。10月15日には、三浦海岸駅で実施する予定です。

 『ごみダイエット大作戦 プラ混入NO!水切り徹底!』について、ご理解、ご協力をお願いします。

第74号 ごみの減量化、適正分別について(一般ごみへのプラスチック混入防止にご協力をお願いします。)【平成24年9月1日発行】

 三浦市にはごみの焼却施設がなく、最終処分場の残余量もわずかであるため、他の自治体に一般ごみの焼却をお願いしています。

 平成25年度以降の一般ごみの焼却については現在、ごみ処理広域化のパートナーである横須賀市にお願いをするために、協議をさせていただいている段階です。

 協議において最大の課題となっているのが、横須賀市と三浦市におけるごみ質の違いです。一般ごみへのプラスチック類の混入率が横須賀市の5%以内に対し、三浦市はこれを超えた高い数値となっております。何としてもこの比率を横須賀市と同等レベルまで下げなければ三浦市のごみを横須賀市に受け入れていただくことはできません。そして、そのためには、分別を徹底することしか方法がありません。

 一般ごみに混入しているプラスチック類の代表例は、弁当容器や食品トレイ、包装用ラップなどです。つまり、プラスチック類であることが明らかなごみを、一般ごみとして出していることが混入率をあげている原因なのです。これらはすべて、少し洗っていただくことによりプラスチック製容器包装として、資源化することができます。

 ほんのひと手間です。ところが、そのひと手間を惜しむことで、三浦市の一般ごみの処理ができなくなってしまいます。市民のみなさん一人ひとりのひと手間に、三浦市のごみ処理の未来が掛かっている。まさにそういう状況なのです。

 どうか市民の皆様、三浦市のおかれている状況をご理解ください。そして適正分別に、より一層のご理解、ご協力をお願いいたします。

第73号 祝!姉妹都市提携20周年【平成24年8月1日発行】

 本格的な夏が始まりました。三浦の夏はイベントが目白押しです。8月7日には恒例の「第32回三浦海岸納涼まつり花火大会」、8月13日、14日の2日間には「第4回みうら夜市」、8月18日には「三崎港サマーフェスティバル」が開催されます。ぜひ、市内外を問わず、多くの方々にお越しいただき、三浦の夏を堪能していただければと思います。

 また、今年はこれまで様々な交流をしてきたオーストラリア・ウォーナンブール市との姉妹都市提携が、平成4年7月の調印以来、20周年という大きな節目を迎えます。これを記念して、青少年姉妹都市国際交流派遣団も訪豪中の8月8日に「20周年記念式典」などのレセプションが計画されています。

 この式典にはウォーナンブール市長から私がご招待を受け、市を代表して訪問させていただきます。この模様については、改めて市民の皆様にご報告させていただきます。皆様とともにこの記念すべき年を祝いたいと思いますので、ぜひともその思いを、遠く海の彼方へ馳せていただければ幸いです。

 そして、この感動を共有するため、来年には三浦市を会場とした式典も開催いたします。今度は私がウォーナンブール市長をお招きしますので、市民の皆様と共に、これまで培ってきた両市の絆を祝うとともに、将来の友情を誓いあえることを願っています。

第72号 三崎臨海実験所との連携協力【平成24年7月1日発行】

 6月23日、油壺にある東京大学の三崎臨海実験所において、「三浦市と東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所との連携協力に関する協定書」の締結(締結日:3月27日)を記念した講演会を開催し、併せて所内施設の自由見学を実施いたしました。

 当日は、梅雨の晴れ間、天候に恵まれ、多くの方々にご参加いただき、講演会では、「世界一の三浦の海から発信する先端生命科学・海洋立国日本」と題して、赤坂所長に研究活動の内容や歴史などについてご講演いただきました。また、所内の展示室では、実際に三浦の海で採集された海洋生物や実験器具(日本最初の位相差顕微鏡)などを飾り、三崎臨海実験所の職員による説明もおこなわれました。

 参加された方には、三浦市内で行われている最先端の生命科学の研究について知っていただいたとともに、三浦の海の素晴らしさを感じていただけたのではないかと思います。

 今後も、最先端の研究の紹介や体験をする機会となる生涯学習講座や自然観察会の開催、日本全国のリーディングケースとなる「地域密着型海洋教育教材」の開発、観光資源としての活用の検討など、三崎臨海実験所との連携によるメリットを活かした取組を進めてまいります。

 また、三崎臨海実験所は、三浦市のみならず神奈川県にとっても素晴らしい財産です。講演会には神奈川県の幹部職員にも出席いただきましたので、今後、神奈川県との連携によるさらなる拡がりにも期待しております。

 三崎臨海実験所との連携協力に関する今後の取組に、是非、ご注目ください。

第71号 一流を目指す【平成24年6月1日発行】

 平成24年度も早いもので、もう2ヵ月がたちました。

 4月に採用された新採用職員の25名も、徐々に新たな環境に慣れてくるころです。各職場で先輩職員に仕事を教えてもらい、「早く一人前になりたい。」という気持ちを持って日々努力をしているものと思います。若手職員の活躍には大変期待しており、それゆえに彼らには、一人前で満足せずに一流を目指せと伝えています。

 与えられた仕事を一人で処理できるようになるのは当然で、そこからさらに仕事の質を高めてもらうことを期待しています。

 職員ひとりひとりが担当している業務は、木で例えれば一番細かい枝にすぎません。仕事の質を高めるということは、本質を学ぶということを意味しており、枝から段々と幹の方へ理解を広げていくことです。

 その過程の中で「公務員のありかた」や「市役所の存在意義」なども見えてくるはずです。そして、大事なことはその努力を継続することであり、「市民のみなさまのために」という強い志がなければできないことだと思います。

 以前の市役所には、仕事を何か別の目的を達成するための「手段」にしている職員もいました。しかし今の市役所には一流の公務員と呼べる職員が何人もいます。その職員は「市民のみなさまのために、いい仕事がしたい。」ということを「目的」にしています。そして、頼もしいことに、その職員達をリーダーとして若手職員がついていき、その若手の中からも次のリーダーが育っていく、そんな良い循環ができつつあり、市役所の雰囲気も徐々に変わってきています。新採用職員25名にも、是非一流の公務員を目指して頑張ってもらいたいと思います。

第70号 ふるさと納税【平成24年5月1日発行】

 三浦市では今年度から「ふるさと納税活性化事業」をスタートしました。「ふるさと納税」はふるさとへ寄附をした場合に、寄附金額の一部を税額控除できる制度ですが、ここでいう「ふるさと」とは、自分の出身地に限りません。よく遊びに行く市や、応援したい市など、好きな自治体を自由に選ぶことができます。

 「ふるさと納税活性化事業」は、寄附をしてくださった市外の方に、三浦市の特産品などを贈呈することで、三浦に興味を持ってもらったり、三浦のよいところをもっと知ってもらい、三浦ファンになってもらいたいという思いからスタートしました。贈呈品は、市内の企業にご協力いただいた、自信をもって贈呈する品々です。市民のみなさんも、市外にお住まいの友人・知人の方々にぜひ、声をかけていただければと思います。

 ゴールデンウィークも後半に入りますが、市外にお住まいの方はぜひこの機会に三浦に足を運んでいただき、三浦の歴史、文化、自然にふれ、三浦を「ふるさと」として選んでいただければと思います。

第69号 「あったかいまち三浦」の郷土愛【平成24年4月1日発行】

 今年は6年ぶりの寒冬により三浦海岸の河津桜の開花が遅れ、残念ながら見ごろは短くなってしまいました。潮風スポーツ公園のソメイヨシノは、ようやくつぼみもふくらみ始め、春の訪れを予感させてくれています。これらの桜は市民の方々によって育てられたり、寄贈されたりしたもので、あらためて市民の皆様の郷土三浦に対する思いを感じています。

 さて、東日本大震災の発生から1年が経ちました。

 ちょうど1年前にも、被災地の風評被害を心配する気持ちをこのコラムに書きましたが、風評被害を生み出す要素のひとつに、人々の心に生じる不安があります。

 三浦市では、市民の皆様に安心していただけるように、市内の放射線状況等を定期的に測定するとともに、県や農協が測定した農水産物等の結果とあわせて、三浦市民やホームページなどで発信しており、今後さらに測定箇所を拡大していく予定です。

 また、市民用避難マニュアルや、新しい被害想定に基づいた津波ハザードマップを作成し、全世帯にお届けします。その他、非常用食料の備蓄量を増やしたり、区との連携をさらに密接にすることなど、市民の安心・安全を守るため、精一杯の取り組みを市民の皆さまとともに進めていきます。

 今年は、「復興元年」とも呼ばれていますが、郷土を愛するあったかい気持ちを持って、「困った時はお互いさま」の精神で、喜びも苦しみも分かち合い、ともに復興に向かって進めるような、「あったかいまち三浦」であり続けたいと考えます。

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この記事に関するお問い合わせ先

三浦市役所 政策部 政策課(秘書担当)
電話番号:046-882-1111(内線215・216・520)
ファックス番号:046-882-2836

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