市長コラム(平成26年度)

更新日:2023年03月22日

第104号 三浦市の良いところは?【平成27年3月1日発行】

快晴の青空と海を背景に草の生えた大地がある、自然豊かな城ヶ島の写真

 3月は出会いの季節であり、別れの季節でもあります。新年度へ向けて、引っ越しの準備をされている方もいらっしゃるかと思います。

 三浦市では、三浦市に転入される方と三浦市から転出される方を対象にアンケートを行っています。このアンケートでは、転入・転出者の方の転居理由等を調査するとともに、今後の市政運営の参考とするために、三浦の魅力や不満な点、まちづくりに対する意見等をお聞きしております。今回は、このアンケート結果の一部を紹介したいと思います。

 転出された方の「三浦市の良かったところ」と、転入される方の「三浦市に住んでみたいと思った事柄」について、回答が多かった項目が同じものだったのですが、それはどのようなことか想像がつきますでしょうか。

 答えは、自然環境の良さと、のどかさです。

 これから三浦市に住む人の三浦市に対するイメージと、実際に住んでいた人の三浦市の良かったところが一致しています。

 転出者の方の自由記述欄には、「豊かな自然をそのまま残してほしい」や「とても良い町なので大好きです」といった声をいただく一方で、「文化施設が少ない」や「福祉の制度を充実してほしい」といった行政サービスへの不満の声なども寄せられます。このような声を真摯に受け止めて、これから三浦市に住む方に本当にいいまちだと思われるよう、そして、三浦市を離れる方に「また帰ってきたい」と思ってもらえるような、さらには多くの方に三浦市に住んでみたいと思ってもらえるような「あったかいまち」を目指していきます。

 この場をお借りし、アンケートにご協力くださいました皆様に感謝を申し上げます。

 また、三浦市にお住まいの方もお気づきの点やご提案などがございましたら「お問い合わせ」や「目安箱」をご活用ください。詳しくは、下記のリンクをご覧ください。

第103号 迅速な情報提供で信頼され続ける組織を目指します!【平成27年2月1日発行】

 昨年暮れから今年にかけて、食料品への異物混入問題が続いています。

 企業が原因を明らかにすることに時間を費やし、報道発表を行う前に消費者がインターネットへ投稿することで事実が明るみとなっています。企業の対応の遅さに対する不安が生ずるなど、企業の情報開示のあり方が改めて問われています。

 問題が発生した場合、一般的に企業は原因を究明し、健康被害やそれが拡がる可能性があると判断した時に報道発表をしているように感じますが、その間に食の安全に敏感になっている多くの消費者は、インターネットで情報を入手し、その結果企業は後手に回り大きく信頼を失うことに繋がっていると感じています。

 企業としては、異物混入がないように万全を期すことが最も大切だと思います。その上で、問題が発生した場合には、信頼を失うというリスクを考慮し原因が明らかになっていない段階でも、まず消費者へ状況を説明し事実を明らかにするような迅速な対応が求められていると思います。

 市民へのサービスを提供する市役所としても、まずは、誤りのないよう職員一人一人が細心の注意を払って業務に当たっていきます。また、情報提供についても、時代にあった見直しを行いつつ、引き続きスピード感を持って報道発表を行って参ります。

第102号 祝!三浦市制施行60周年【平成27年1月1日発行】

「祝市制施行60周年」と書かれた幟を持ち鎧を着た魚のキャラクター「三浦ツナ之介」の写真

 あけましておめでとうございます。

 本日1月1日は、昭和30年(1995年)に三崎町、南下浦町、初声村の2町1村が合併して三浦市が誕生してから、ちょうど60周年を迎える記念日となりました。

 60年は、人間で言えば還暦となる年齢です。人間と同じく、まさに市にとって家族とも言える多くの市民の皆様に支えられて迎えられた結果であり、心から感謝を申し上げます。

 そして、合併以前にも三浦市誕生にご尽力された方々はたくさんおり、そのような先達の皆様にも心から敬意を表したいと思います。

 この記念すべき年を市民の皆様とお祝いするとともに、これまでの歴史を振り返ることでまちの魅力や資源を再確認し、未来に向けて夢や希望を持てるまちづくりを進めるため、市民が一体となって新たな歴史の一歩を踏み出していければと考えております。そのために多くの市民の皆様の参加が見込まれる事業を「市制施行60周年記念事業」として位置付け実施します。

 また、市民の皆様の自発的な取り組みで、多くの参加が見込まれ、地域の活性化につながる事業を市民企画事業として募集しています。

 さらに、これらの記念事業にあわせ、ご当地キャラクターの「三浦ツナ之介」のロゴマークの作成や、各記念事業の会場を記念大漁旗のリレーなど、様々な企画を予定しています。どこかでこのロゴマークや大漁旗を見かけられましたら、今年が60周年ということを思い出していただければ幸いです。

 これからも三浦市は市民の皆様とともに成長・発展して行きたいと考えております。末永くお住みいただけるように、また、転出された方が帰ってきたいと思えるような、さらに、新たな居住地をお探しの方にも選ばれる「あったかいまち」を目指して取り組んでまいりますので、引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

第101号 1年を振り返って【平成26年12月1日発行】

たくさんの人たちが記念のテープカットを行なっている小網代の森施設完成式典の写真

 先日、市内の三浦幼稚園と三崎二葉保育園の園児たちから手作りの来年のカレンダーを届けていただきました。いつもは静かな事務室内に、子どもたちの元気な声が響き、ほっと心が和むひと時でした。

 早いもので、今年のカレンダーもあと1枚を残すのみとなりました。今年を振り返ってみますと、4月には新三崎中学校の開校があり、その後もチャレンジデー2014の開催、小網代の森施設完成式典、被爆アオギリ二世植樹式等がありました。毎年恒例となっている行事も多々ありますが、つい先日11月16日(日曜日)には「みうら市民まつり」が開催されました。市制施行50年から始まり今年で10回を数えます。『手をつなごう!我がまちで』をスローガンに、多くのボランティアの方々の運営で開催された今年のまつりは、食あり買い物ありステージありで晴天の中例年にも増して大盛況でした。

 新年の暦に変わる来年1月1日は、三浦市制施行60年の節目を迎えます。

 市民が一体となって新たな歴史の1歩を踏み出していけるよう、来年は様々な60周年記念事業を展開していきたいと考えております。

 三浦らしい「あったかさ」を市内外にお伝えできる市民企画事業を現在募集していますので、ぜひ皆様のアイデアをお寄せください。

 最後に、師走の三浦は「三崎まぐろ祭年末ビックセール」「三浦海岸どっとこいセール」など、まだまだイベントが続きます。寒い日が続きますが、皆様も体調管理に気を付けて、ぜひお越しください。

第100号 平和の尊さを心に刻んで【平成26年11月1日発行】

柵に囲まれて立派な木が立っている、広島の平和記念公園の親木の写真

 先日、2014年のノーベル平和賞の受賞者のひとりに、パキスタンで女子教育の権利を求め、イスラム武装勢力に銃撃されたマララ・ユスフザイさんが選ばれました。17歳という若さでの受賞は、1901年に始まったノーベル賞で全6部門を通じて史上最年少ということです。17歳の少女が、教育を受ける権利のために危険な状況下で闘ってきた現状を、安全な社会の中で暮らしている私たちが、身を以て感じ取ることは難しいように思います。だからこそ、この受賞はあらためて平和の尊さを考えるきっかけになったのではないでしょうか。

 三浦市では今月4日に、市の新たな平和の象徴として、広島の被爆樹木であるアオギリの種から育てた苗木「被爆アオギリ二世」の植樹式を行います。これは、被爆アオギリが種をつけて、次の世代へ繋ぐように、平和を愛する心を次の世代へ繋いでいけるようにといった願いをこめて行うものです。

 また、植樹式をきっかけとして、市内の小学生を対象に「平和の標語」の募集を行い、たくさんの児童から応募をいただきました。私も読ませていただきましたが、どの標語にも子供たちの平和に対する思いを感じることができました。そして、市長として平和な社会の実現に向けて取り組んでいく必要性をあらためて実感いたしました。

 残念ながらすべての標語をみなさんにご覧いただくことはできませんが、最優秀作品は、木柱碑として被爆アオギリ二世の隣に設置します。是非、ご覧ください。

 私だけでなく、このような様々な機会が、現在の平和な世の中が当たり前のものではなく、とても貴重で、この先も守っていかなければならない尊いものであることを人々に再認識させてくれるように思います。皆さんの心にも、平和の尊さを思う気持ちが刻みこまれることを願ってやみません。

 今号を持ちまして、「3S市長コラム」も第100号を迎えることができました。

 これまでお読みいただきました方々に、あらためて御礼申し上げます。

 これからも、3つのS(シンプル・スピード・サービス)の視点で、様々なメッセージを発信してまいりますので、引き続きご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます

第99号 民間企業からの新しい風【平成26年10月1日発行】

緑が生えた大地と岸壁が見え、周囲には海が広がっている美しい景観でミシュランに掲載された城ヶ島の写真。

 9月16日付けで、京浜急行電鉄株式会社の鈴木聖史(すずきまさふみ)さんを研修員として市役所に受け入れることとなりました。民間からの研修員の受け入れは、三浦市としては初めてのことで、「経済部観光プロモーション担当課長」として2年間市の仕事に従事します。

 観光プロモーションは、三浦市が特に力を入れている分野の一つです。特に城ヶ島・三崎は、神奈川県から「新たな観光の核づくり構想」の地域に指定されており、横浜・鎌倉・箱根に次ぐ第4の国際観光地を目指しています。

 自然景観が評価され、『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』に2つ星として掲載されている城ヶ島では、その自然をいかし、J'sフィッシュ(海上イケス釣堀)整備事業、アウトドア島の駅整備事業を平成26年度に実施するほか、アウトドアブランドのコールマンジャパンが、来年の春にユースホステル跡地にキャンプ場を開設する計画を進めており、今後城ヶ島・三浦市にはさらに注目が集まります。

 この大事な時期に、民間企業のノウハウや発想を持つ鈴木さんには、事業の活性化に力を発揮してくれることを期待しています。また、京急電鉄は国際化された羽田空港へ直接乗り入れており、三浦市とインバウンド(外国からの誘客)の分野でも協力を進めているところであり、鈴木さんも「市民の皆様、市職員の皆様と京急電鉄が力を合わせて世界に三浦の魅力を伝えられるように頑張っていきたい」と意気込んでいます。

 その仕事内容から、鈴木さんが市民の皆様と協力し合っていく機会が出てくることと思います。あたたかく見守っていただき、時に励ましていただければと思います。

第98号 市内の中学生が関東大会、全国大会に出場【平成26年9月1日発行】

胴着を着て賞状と赤いペナントを持った男女の写真

 市内の小中学校では長い夏休みも終わり、今日から2学期が始まりました。

 夏休みの間、中学校の部活動において、関東大会や全国大会に三浦市の子どもたちが出場し活躍してくれました。

 三崎中学校卓球部の尼野尊彬さんは、県大会の男子個人戦で上位に入り、関東中学校卓球大会(8月8日~10日千葉県)に出場しました。

 また、南下浦中学校柔道部の立川佑さん(男子90キログラム級)と武内忍美さん(女子70キログラム超級)が県大会で優勝し、関東中学校柔道大会(8月9日~11日群馬県)と全国中学校柔道大会(8月22日~25日愛媛県)に出場しました。

 さらに、初声中学校吹奏楽部は県大会で金賞を受賞し、東関東吹奏楽コンクール(9月20日千葉県)に3年連続で出場することが決まりました。

 教育環境のさらなる充実を目指し、今年の4月に旧三崎中学校と旧上原中学校を統合し、新たに「三崎中学校」を開校して市内の中学校が4校から3校になりました。三浦市として大きな一歩を踏み出した年に、すべての中学校から関東大会や全国大会に出場してくれたことをとてもうれしく思います。

 これまでも、数多くの子どもたちが様々な舞台で活躍してきました。これは、本人の努力はもとより、顧問の先生方の熱心な指導をはじめ、日頃から温かく見守り、支えてくださっている保護者や地域の皆さまのお力添えがあってこその結果だと思います。本当にありがたいことです。

 子どもたちには、このような多くの支えがあることに感謝しながら日々の活動を続け、成長していってほしいと思います。

 子どもたちの活躍は、私たち大人にとっても明るいニュースであり、そして誇らしくもあります。これからも子どもたちが、思う存分活躍できるように、できる限りの支援をしていきたいと思います。

第97号 みうらっ子育成寄附【平成26年8月1日発行】

 6月1日発行の市長コラムで一部ご紹介しましたが、「市民版ふるさと納税」として、平成26年7月1日から『みうらっ子育成寄附金事業』を始めました。

 今までの三浦市ふるさと納税と異なる点は、まず、みうらっ子育成寄附金は、寄附金の使い道を『みうらの子どもたちのため』に限定して募集していることです。具体的には、公園遊具や学校施設の整備・修繕のため、子育て支援のためなどに使わせていただきます。

 また、3万円以上のご寄附をいただいた方には、市民向けの記念品も用意しています。ふるさと納税の記念品にはない、お食事券、入浴券、ミニ大漁旗染付け体験などもご用意しておりますので、ぜひ一度、ホームページやパンフレットをご覧ください。

 7月中に、みうらっ子育成寄附金は、5名の方からお申込みいただきました。三浦市を応援して下さる皆様の気持ちに、感謝の気持ちでいっぱいです。

 みうらっ子育成寄附金は、政策部財政課で受付しています。お申込み方法や、ご入金の手続き、記念品の発送などについては、財政課へお問合せください。

 また、税金の控除について、仕組みがわからない、詳しくご自身の状況を確認したい場合などのご相談については税務課にお問合せください。

 ふるさと納税も年々、全国の多くの皆様からご寄附をいただいております。テレビや雑誌で紹介されたこともあり、平成26年の4月から7月までの実績は、平成25年4月から7月までの実績と比較して2倍以上にもなりました。

 ふるさと納税活性化事業にひき続き、みうらっ子育成寄附金事業で、市外の方だけでなく、市民の皆様にも、三浦の特産品を楽しんでいただければ幸いです。

みうらっ子育成寄附金のバナー

第96号 世界が賞賛する日本人のマナー【平成26年7月1日発行】

 FIFAワールドカップがブラジルで開催され、世界中が熱気で包まれています。日本でも深夜にテレビで観戦されて、寝不足の方も多いのではないでしょうか。

 残念ながら日本代表は既に敗退してしまいましたが、今大会ではもうひとつの日本代表の行動が世界から注目されました。それは、ブラジルで観戦した日本人の観客が、自国が負けた直後に、スタジアムのごみ拾いをしたことです。

 このことはすぐにSNS等を通じて世界中に配信され、「日本人を見習うべきだ」との賞賛の声が上がったそうです。

 このように、世界から賞賛を受ける反面、昨年、若者による悪質なおふざけを投稿する「バカッター」が話題になったように、若者のマナーの低下、道徳観の欠如が報道されています。

 しかし、マナーの低下は、若者に限ったことではなく、大人も同じであると感じています。まずは、大人が手本を示すことが、子どもたちにとっての最大の“教科書”となり、ひいては、その積み重ねが日本人全体の道徳観の向上につながると思います。

 東日本大震災の時にも、混乱の中、被災者が秩序ある行動を取るなど、世界中が日本人を賞賛したものです。日本人の道徳観の高さは、今も人々の心に確かに息づいています。まさに国民性だと言えるのではないでしょうか。

 世論調査などでは、「安全安心な社会」を求めることが、常に高い割合を占めています。

 日本人の良さである道徳観を再認識し、一人ひとりがマナーの大切さを意識することが、秩序ある安全安心な社会を実現するための第一歩となります。

 サッカーの日本代表は、世界の中でまだまだトップクラスとは言えませんが、日本代表のサポーターをはじめとする日本人のマナーは、ワールドカップで優勝するくらいの実力を持っていると、誇りを持って行動したいものです。

第95号 ふるさと納税【平成26年6月1日発行】

ふるさと納税でもらえる記念品のイメージ写真

 先日、夕方のニュースでふるさと納税についてテレビ放映され、三浦市も大きく取り上げていただきました。

 ふるさと納税は平成20年度から始まった制度ですが、寄附者に特産品を贈呈する自治体が増えたこともあり、最近テレビや雑誌で取り上げられることが多く、ちょっとした盛り上がりを見せています。

 三浦市でも、平成24年度からふるさと納税制度を始め、市外の方から寄附をいただいた場合に、まぐろや野菜など、三浦市ならではの特産品を贈呈しています。昨年度は、3千人以上の方から、金額にして6千2百万円を超える寄附をいただきました。これは、平成24年度と比べて約4倍の件数と金額になっています。

 ふるさと納税自体がマスコミに取り上げられることが多くなったことも寄附が増えた要因の一つだと考えられますが、全国からこれだけの寄附をいただけるというのは、やはり三崎まぐろや三浦野菜など、特産品の持つブランド力の高さが大きな要因だと思います。

 このようにふるさと納税は、遠方に住んでいるなど簡単に三浦市を訪れることができない方々にも三浦の魅力を感じていただける、本当に良い制度だと思います。

 そして、7月からは「市民版ふるさと納税」として、三浦の子どもたちのための施策を充実する目的で、市民の皆様から3万円以上の寄附をいただいた場合に、特産品を贈呈する制度を始めます。ぜひこの機会に、三浦の魅力を再確認していただければと思います。

第94号 三浦の歴史に触れてみませんか【平成26年5月1日発行】

馬上にまたがり弓を射っている、道寸祭りの笠懸の写真

 さわやかな風にそよぐ木々の緑がまぶしい季節となり、三浦市にもハイキング、グルメ、釣りなど、多くのお客様にお越しいただいておりますが、この季節ならではの歴史にまつわる行事も開催されております。

 毎年5月の恒例行事として油壺にて開催されている「道寸祭り」をご存知でしょうか。

平成26年5月25日(日曜日)に開催されるこの催しは、平安時代から室町時代にかけて活躍した三浦一族が最期を迎えた地といわれている油壺において、三浦一族を偲ぶ供養祭とともに、そのお家芸として伝えられてきた古弓馬術「笠懸」が披露されるものです。荒井浜海岸を騎馬武者が駆ける姿は迫力満点で一見の価値があります。また、当日は、普段立ち入ることができない、三浦一族終焉の地「新井城」空堀の一般公開も興味深いです。
 更に、今年は三浦半島の三浦三十三観音札所では12年に一度の本開帳を迎えています。

 三浦三十三観音札所の起源は鎌倉時代初期、源義経の家臣・鈴木三郎重家が、当時、三浦半島に起きた大飢饉に苦しむ人々を救うため、33カ所の霊場を参拝し、飢饉から救われたことに始まるといわています。以来、午年を本開帳、丑年を中開帳として、普段は仏具などに納められている仏像を、一定の期間、一般公開することとなり、今回の本開帳は5月18日(日曜日)までとなっております。

 日頃目にすることができない三浦半島の観音さまにお参りできる貴重な機会です。

 新緑の季節、自然豊かな三浦を楽しみながら札所を巡り、三浦半島各地の歴史に触れてみてはいかがでしょうか。

第93号 新たな年度に新たな決意【平成26年4月1日発行】

青空をバックに花を咲かせている河津桜の枝の写真

 日本の四季のうち、最も美しい桜の季節が到来しました。三浦市といえば早咲きの河津桜が主役です。今年はライトアップなどの新たな取組もあり、例年以上に多くのお客様に楽しんでいただきました。

 桜の季節は、新たなスタートの季節でもあります。特に新入学生や新社会人など、新天地でフレッシュな気持ちで臨まれる方々も多いことと思います。

 このような方々を拝見していますと、今年で市長に就任してから10年という節目を迎える私も、改めて「初心忘るべからず」という思いを強くします。

 就任当時は民間企業出身者として、市役所の業務について、複雑さや不親切さ、対応の遅さなどに疑問を感じていました。このことから、「シンプル・スピード・サービス」という明確な信念を打ち出し、民間感覚を持って市政に取り組んでまいりました。

 しかしながら、行政で従事する期間が長くなれば、民間感覚も薄れるおそれがあります。新年度を新たな気持ちで迎える方々から力をもらい、市長に就任したときの強い気持ちを持ち続けたいと思います。

 新年度は二町谷埋立地の売却など、多くの課題がございますが、市長就任時から変わらぬ熱意を持って、民間感覚を生かして尽力してまいりますので、市民の皆様におかれましても、叱咤激励のほど、よろしくお願い申し上げます。

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この記事に関するお問い合わせ先

三浦市役所 政策部 政策課(秘書担当)
電話番号:046-882-1111(内線215・216・520)
ファックス番号:046-882-2836

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