市長コラム(平成27年度)

更新日:2023年03月22日

第116号 新たな世界へ旅立つ方へのお願い【平成28年3月1日発行】

長い砂浜が続く三浦海岸の海岸線の写真

 冬の寒さが続いていますが、例年より少し早くに見頃を迎えた河津桜に春の訪れを感じています。3月に入り、受験や卒業、そして就職や進学と、まさに旅立ちのときです。この春、新たなスタートが決まった方は、ウキウキしたり、少し寂しかったりしながらも、支度をしていらっしゃることでしょう。
 そこで、ぜひお願いがあります。
 「出身はどこ?」と聞かれたときに、胸を張って「三浦市です!」と答えてほしいのです。
 「相模のや三浦三崎は誰びとも不尽(ふじ)を忘れて仰がぬところ」
 三浦自慢でも紹介しましたが、詩人・北原白秋の詠んだ、富士山が日々当然のように見えるために、三浦三崎の人はその美しさを忘れてしまいがちだということを表現している歌です。
 以前、車窓から三浦海岸の長く続く海岸線が見えたとき、三浦に帰ってきたことを実感する、という話を聞いたことがありますが、新しい世界では、今まで気に留めなかった三浦の魅力にお気づきになるかもしれません。

富士山の頂上に夕日か重なっている写真

 景色、空気、食べ物、人それぞれに三浦の魅力と感じるものは違うと思いますが、「あったかいまち三浦」で育った誇りを持って新しい世界へ大きく羽ばたいていただき、新たな目で三浦の魅力を見つけてください。新しい世界でご活躍いただくことを願います。

第115号 モーニング・ウィング号の運行開始が三浦市の「住む魅力」を高める【平成28年2月1日発行】

モーニングウイング号の前で手を上げている車掌の写真

国が「地方創生」を掲げ人口減少対策を推進しています。すでに人口減少期に入り、その対策が大きな課題の一つとなっている三浦市も、昨年10月に「三浦市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、人口減少対策に向けて一層注力して取り組んでいるところです。
 人口の流出傾向にある三浦市ですが、都心から1時間程度の距離で、温暖な気候、海をはじめとした自然が残り、しかも農産物水産物が豊かというどこにも負けない魅力があると思っています。今年度初めて実施したトライアルステイ(お試し居住)事業でも、参加者から「今の(都心での)働き方を大きく変えずに、自然を楽しむライフスタイルを実践できることが三浦移住の大きなメリット」といった声を多く聞くことができました。自然を生かしたライフスタイルという三浦の「住む魅力」を、今後もPRしていくべきだと考えています。

モーニングウイング号が線路を走っている写真

 一方で、通勤に不便なことを理由に転居する方も多くいらっしゃることが、転出者アンケートからも分かってきました。この課題に対応するかたちで、沿線の魅力向上策として、京浜急行電鉄が12月7日から「モーニング・ウィング号」の運行を開始しました。これまで下り電車で運行していた「ウィング号」の朝の通勤時間帯版であるモーニング・ウィング号は、6時9分と7時56分に三浦海岸駅を出発します。混雑する通勤時間帯に着席を保証することは、三浦海岸駅を利用する横浜・東京方面への通勤者の利便性を高めるものです。これまで不便と感じていた方も、今回のモーニング・ウィング号の運行開始により、今まで以上に負担が少なく通勤できることになり、三浦に住む魅力は一層高まることと期待しています。
 今年4月には、長年要望してきた横浜横須賀道路の料金値下げも行われる見込みです。これら都心へのアクセス改善を大きな好機ととらえ、三浦に住む魅力を一層PRしてまいります。

第114号 実りある一年に【平成28年1月1日発行】

海洋教育リーフレット

 あけましておめでとうございます。

 さて、昨年を振り返りますと、日本人2名がノーベル賞を受賞されるなど、世界の舞台で日本人研究者の活躍が認められたことに強い喜びを感じました。

 三浦市の油壺にある東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所の赤坂所長は、「いつかここの研究者からノーベル賞を出したい」と日頃からおっしゃられるほど、高い目標を持って研究活動に取り組んでおられます。近い将来、三浦市にゆかりのある方が、世界で活躍されるニュースを聞くことができるとすれば、大変うれしいことです。

 このような実験所があることは、三浦市にとって非常に誇らしいことです。実験所と三浦市では学術研究、人材の育成及び地域社会の発展に寄与するための協定を結び、連携協力して取り組んでいます。先月には子どもたちへの海洋教育についてのリーフレットを作成して、全小中学生に配布したところです。世界で活躍するみうらっ子の将来に期待したいと思います。

船の上でテロ対策訓練を行う警察官たちの写真

 このような素晴らしいことがあった一方で、国内外では大きく悲しい出来事もあった年でした。

 このような不測の事態に備えるため、先月には神奈川県警の主催により、関係機関が三崎港を舞台にテロ対策訓練を行いました。また、今月16日には防災講演会を開催し、「災害時の人間行動」と題した講演を予定しています。

 三浦市ではこれまで多くの市民の皆様や関係機関と訓練を重ねてきました。いざという時には、これらで積み重ねた経験を生かし、協力して災害を乗り越えて行きたいと思います。

 これらは私たちの取組の一部に過ぎませんが、市民の皆様に成果を実感していただけるよう、実りある一年にしていきたいと思います。

本年も引き続き市民の皆様のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

第113号 公民連携による取組の推進【平成27年12月1日発行】

4階建ての手前に入り口の見える元三高校舎の写真

 11月11日に、株式会社ベイシアと「(仮称)市民交流拠点整備事業〔A地区〕」の事業契約を締結しました。

 この事業は、県立三崎高等学校跡地(元三高)の一部に、市と民間事業者が事業パートナーとなり、市民交流センターと民間施設(店舗)を建設、運営して市民交流拠点の実現を図っていくものです。

 元三高の活用については、これまでも市民の皆様と市民懇談会などを通じて様々な意見交換を行ってきましたが、その中でも市民が交流するための拠点を求める声が多くありました。時間がかかってしまいましたが、ようやく市民交流拠点の整備が具体的に始動したことを、喜ばしく感じています。

 今後、三浦市の活性化の象徴としてにぎわいのある拠点となるよう事業を進めてまいりますので、引き続き御理解、御協力をお願いいたします。

総合計画における都市イメージ図

 なお、元三高を含む引橋周辺は、第4次三浦市総合計画の基本計画において、全市レベルでの交流拠点とする“中心核”に位置づけています。その政策の実現に向けた今回の事業は、公民連携の手法によって取り組んでいます。

 公民連携は、民間の資本やノウハウを活用して公共サービスの効率化や質の向上などを目指す取組といえます。また、市民サービスを安定的かつ継続的に提供する一方で、財政健全化を図るためにも必要性の高い取組と考えています。緊急緊縮財政宣言を行うとともに、消滅可能性都市とされた本市にとって、非常に効果的な手法です。

 市有地の活用や、市民サービスを提供していくための施設の建設、運営を図る上で、さらには、人口減少抑制に向けた具体的な方策を検討・実施する上でも、公民連携は非常に有効な手法と考えています。

 民間事業者の意見を取り入れた二町谷地区の地域再生計画の策定や、民間事業者による公共下水道の運営の可能性調査、東洋大学及びR不動産株式会社と連携したトライアルステイ(お試し居住)など具体的な取組も進めています。

 今後も、様々な政策の実現に向け、行政や民間が持つ経験や知識を共有しあうことによるシナジー(相乗効果)を生み出せるよう、公民連携による取組を推進してまいります。

第112号 「みうらピースデー」を開催しました!【平成27年11月1日発行】

賞状を受け取る女の子と手渡している男性の写真

 10月18日(日曜日)に、三浦地区労働組合協議会と三浦市の共催により、非核平和のイベント「みうらピースデー」を、市民ホールで開催しました。

 「みうらピースデー」は、被爆の悲惨さや平和の尊さについて、市民の皆さんとともに考えることを目的としたイベントで、市内の小中学生を対象に募集した「平和の標語」の表彰式や、非核平和への取組の紹介のほか、アニメーション映画を2本上映しました。

 今年9月のコラムでも紹介しましたが、昨年度に引き続き2回目となる「平和の標語」では、おかげさまで833点もの応募をいただき「小学校低学年の部」「小学校高学年の部」「中学生の部」の3部門の入賞者のみなさんに、私から表彰状をお渡ししました。

 表彰式の間、舞台のスクリーンには、入賞した標語と入賞者が標語に込めた思いが写し出され、ほほえましいものもあれば、身近な平和の大切さに気づかされるものもありました。

 映画をご覧になった皆さんは、70年前の子どもたちの贅沢な食べ物といえば白いご飯であったり、学校に行っても戦争に勝つためだと言われ、勉強の時間はなく、畑仕事やがれきの撤去などをして働かざるを得なかったことに大変驚かれたと思います。

 このイベントが、戦争の悲惨さや平和の尊さをより深く理解することにつながったのではないでしょうか。

 今後も、次世代の皆さんが平和について学ぶきっかけになるよう、取組んでいきたいと思います。

 今回表彰した標語については、今月15日に開催される「みうら市民まつり」でも展示をしますので、ぜひご覧いただければと思います。

第111号 三浦での暮らしを体験できるチャンスです。トライアルステイ募集開始!【平成27年10月1日発行】

青い空と田畑が広がっている真

 現在、三浦市では、子育て世代から居住先を三浦市として選んでいただけるように、魅力あるまちづくりに取り組んでおります。

 その取り組みの一つとして、「トライアルステイ」を実施いたします。三浦市にとっては初めての取り組みとなりますので、紹介をさせてください。

 トライアルステイとは、市内の空き家を活用して、三浦を移住先として検討されている方に、少ない負担で2週間程度のお試し居住を体験し、三浦での暮らしや魅力を実感していただく取り組みです。

 体験していただくのは、街中の民家で過ごす「ふつうの生活」です。ホテルや民宿での滞在とは違う、街の日常、音、匂い、時の流れを実感してください。

 通勤はできるのか、公園や学校などの子育て環境はどうか、朝市や直売所に行ってみたいなど、移住にあたって気になることや不安なことも前もって体験し、確認していただけると思います。

長い砂浜をサーフボードを頭に乗せ歩いている人の写真

 また、移住を考えている方にとっては、どんな地域なのかだけでなく、住んでいる方についても気になるところです。そこで、交流イベントとして地元の方とのつながりを作る機会をご用意します。地元の方と情報交換をしていただき、地域の魅力を知っていただくとともに、「この人のような暮らしをしてみたいな」と思える人とのつながりを持つことが、住み始めることへの大きな後押しになるはずです。三浦市のトライアルステイは、自然の美しさや人のあたたかさを感じることができるプログラムにしていきたいと考えています。

 トライアルステイの募集期間は9月30日(火曜日)から10月20日(火曜日)までとなります。詳細は三浦市ホームページサイトをご覧ください。

 応募いただく方には、移住に関するアンケートをお願いしています。移住を検討される皆様からみた三浦市へ移住することにあたっての不安や期待についてを教えていただき、選ばれる三浦市になっていくための参考にさせていただくものです。少しでも三浦市に住んでみたいと思っていただいている方は、是非トライアルステイに応募いただきますようお願いいたします。

 なお、今回のトライアルステイへ参加が難しい方でも、アンケートの参加は可能です。三浦市への移住に興味のある方は、アンケート参加でのご意見をいただければ幸いです。

第110号 暑い夏の終わりに思うこと【平成27年9月1日発行】

畑でスコップを持った4人が土をかけている写真

 季節の変わり目を迎えていますが、皆さんも体調管理には十分気をつけていただきたいと思います。

 さて、8月を振り返ってみると、今年は特に「命の尊さ、平和の尊さ」を考えさせられる年でもありました。戦後70年という節目の年であり、広島に原爆が投下された8月6日、長崎に原爆が投下された8月9日、そして8月15日の終戦の日…。これらの日を迎えるたびに、本当に多くの方々の犠牲の上に今日の平和が成り立っているのだと痛切に感じました。

 先日、あるラジオのDJが「戦後80年という言葉はないのではないか」ということを言っていました。あと10年過ぎると、先の大戦を語ることのできる方が極端に少なくなってしまうから、ということでした。確かに、次の世代に伝える時間は限られていると考えることもできますが、私は、そうならないように語り継ぐことが今の時代に生きる我々の使命であると思っています。

「このせかい 平和にしよう みうらから」と書かれた柱とアオギリが埋まっている畑の写真

 この夏に、チャッキラコ三崎昭和館において、「みんなで語り継ごう、戦前・戦中・戦後 平和への道程」の特別展が開催されたのも、次の世代に命の尊さ、平和の尊さを語り継がなければならないというスタッフの思いからです。

 昨年11月に本市においては新たな平和の象徴として「被爆アオギリ二世」の植樹を行い、その傍らに市内の小学生から募集した「平和の標語」の最優秀作品を掲示しました。今年も9月10日を期限として、市内の小中学生から「平和の標語」を募集し、優秀作品を11月15日開催の「みうら市民まつり」において発表する予定です。(募集の詳細は「平和行政」のページをご確認ください。)

 これからも、さまざまな機会に「命や平和の尊さ」を考え、そして、伝えていく取組を続けていきたいと思います。

第109号 三浦の海が輝く季節になりました!【平成27年8月1日発行】

青い空と海辺に立っている三崎フィッシャリーナウォーフ・うらりの写真

 「三浦の海」といえば、自然豊かな海や広い砂浜、また、今年は8月6日に開催される三浦海岸の花火大会など、様々な魅力があります。

 今回は、そんな魅力ある三浦の海の中でも、城ヶ島・三崎地区で進められている、魅力をさらに高めるための取組についてお話しします。

 風情のある下町の景色とまぐろグルメが楽しめる三崎地区、多彩な磯料理に加えて、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで「近くにいれば寄り道をして訪れるべき場所」として2つ星の評価をいただいた景勝地・城ヶ島。

 この地区は、三崎フィッシャリーナ・ウォーフ・うらりが「海の駅」(注釈1)として認定され(平成17年)、城ヶ島・三崎地区の持つ観光資源を活かして、神奈川県の新たな国際観光地を目指す「新たな観光の核づくり事業」(注釈2)の構想地域として神奈川県から認定され(平成24年)、海からのまちおこしに向けた取組を積極的に行っています。

 先日、「海の駅」認定から10周年を記念し、みうらの海を「体験する」「憩う」「遊ぶ」「味わう」をコンセプトとした「みうら・みさき海の駅フェスタ」が開催されました。

 フェスタでは、地元・城ヶ島区のみなさんが自ら立ち上げた城ヶ島の海上イケス釣堀のオープニングイベントも開催され、私も出席しました。

 この釣堀は、釣りを通じて海に親しむことができるだけでなく、城ヶ島渡船「白秋」の発着場となるなど、三崎港と城ヶ島を結ぶ海の玄関口としての役割を持っています。

 富士山と海の景色を楽しみながら、釣りを楽しんで、味も楽しむこともできるのは三浦ならではの体験です。

海沿いの生簀で釣りをする人たちの写真

 これからも、地域のみなさまと一緒に三浦の海の新しい魅力を見つけて育てていきたいと思います。

 そして、より多くの方に三浦にお越しいただけるよう、三浦の海を活用した様々な取組を展開していきます。ご期待ください!

  • (注釈1)海の駅…「誰でも気軽に利用でき、憩える船舶係留施設」として、国土交通省が認定を行うものです。全国で151ヶ所が指定されています。
  • (注釈2)新たな観光の核づくり…神奈川県が、横浜・箱根・鎌倉に次ぐ「第4の国際観光地」として「新たな観光の核」候補地域を認定し、支援するものです。

第108号 国際交流のススメ【平成27年7月1日発行】

ウォーナンブール市の位置図

 三浦市は、オーストラリアの南部に位置するウォーナンブール市と、姉妹都市として交流を始めて20年以上の歴史があり、今年の4月初旬には、ウォーナンブール市民訪問団が三浦市に滞在され、これまで育んできた絆をさらに深めることができました。

ビニールハウスの中で収穫物を持って笑顔で記念撮影する外国人たちの写真

 また、今回は7人の派遣生(高校生)と3名の引率役員からなるウォーナンブール市青少年訪問団が三浦市を訪れます。今年で18回目となり、7月8日(水曜日)から5日間の日程で市内に分かれてホームステイをし、ホストファミリーや市内の学生と交流する予定です。

 青少年の相互交流として、再び訪問団をお迎えできることを嬉しく思います。訪問団には、思い切り三浦を満喫してもらい、両市の青少年の充実した交流をとおして、互いの友情と絆を深めてもらいたいと思います。

 また、お忙しい中、訪問団を受入れてくださるホストファミリーの皆様には、感謝申し上げます。日常とは雰囲気の違う5日間になるかもしれませんが、折角のチャンスですので、もう一人家族が増えたつもりで、積極的に交流を図っていただきたいと思います。

実験室で笑顔で記念撮影する外国人と学生の写真

 世界の中で日本は、相手を思いやることをとても大事にしている国であると思います。そして、その思いやりの気持ちは、国や文化が違っても、お互いに通じ合う重要な要素であり、国際交流に不可欠なものです。

 国際交流に興味はあっても、文化や言葉の違いなどを壁に感じて、なかなか一歩を踏み出せない方は少なくないと思いますが、その一歩を、勇気を持って踏み出したとき、あなたの思いやりは、言葉の壁を越えて相手に届き、世界が大きく広がるはずです。

 現在三浦市は、姉妹都市国際交流に加え、訪日外国人観光客を誘致するために、積極的なセールス活動を展開しております。昨年は、マレーシアより修学旅行先として三浦市への滞在が実現し、ホームステイ受入れを行いました。三浦市への訪日外国人観光客が増えれば、より国際交流の機会も増えることでしょう。どうか積極的に国際交流活動へご参加いただき、皆様の思いやりがより一層広まることを期待しております。

第107号 7年目を迎えたふるさと納税【平成27年6月1日発行】

ふるさと納税の説明図

 昨今、ふるさと納税制度はいろいろなメディアで大きくとりあげられていることもあり、大きなブームになっていることはご存知かと思います。

 三浦市においては、おかげさまでこれまで多くのご寄附をいただいております。生まれ故郷である「ふるさと」三浦市を応援したい、三浦市の出身ではないが自然豊かな三浦市を応援したいなどの思いからこれまでご寄附をいただいており、心より感謝申し上げます。皆様からいただきました寄附金は市政発展を目的として、有効に活用させていただいております。

 平成26年度の実績としては、8千人以上の方から1億5千万円を超えるご寄附をいただいており、平成25年度と比較して、約2倍以上の件数と金額となりました。

 こうしたふるさと納税の盛況については、全国的なふるさと納税の盛り上がりもさることながら、その裏にはこれまで長い期間をかけて実践してまいりました「みうらシティセールスプロモーション」の効果があると思います。具体的には市外の物産展への出展や各種イベントの開催などの取組により、三浦の特産品が広く認知されてきたことが、このふるさと納税の成果にあらわれたものと信じております。

簾の上に置かれたジャムとシロップの瓶の写真

 ご寄附をいただいた方々へ贈呈する記念品(特産品)も、現在、約60品目を数えておりますが、大盛況により一部の記念品は、受付を終了させていただいたものもあります。その一方で、今年度新たな記念品として「みかんジャム、シロップ」をご用意いたしました。これは、三浦市と明治大学との官学連携による三浦市東京支店における取組の一環として商品開発したものです。三浦産みかんを原料にした本商品が三浦市の新たな特産品になることを期待しております。是非、ご賞味ください。

 これからも、ふるさと納税の運用については、記念品の拡充、効果的なPR、寄附手続における利便性の向上など、創意工夫を凝らしてまいりたいと思いますので、これまで以上にご愛顧いただきますようお願いいたします。

第106号 ようこそ、三浦へ!!【平成27年5月1日発行】

まぐろきっぷのチラシ

 新年度がスタートして、早くも1か月が経ちました。この1か月、職場や生活環境が変わり、緊張の毎日を過ごしてきた方もいらっしゃるかと思います。

 今こそ、ゴールデンウィークや週末を利用して、春の三浦で癒しの一時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 自然を満喫するも良し!グルメを堪能するも良し!温泉でゆっくりするも良し!

 楽しみ方はいろいろとありますが、三浦を存分に楽しんでいただくためのアイテムを、ここでいくつか紹介したいと思います。

 まずは、今や大人気の「みさきまぐろきっぷ」。京急電鉄さんより発売されているこのきっぷは、京急線と京急バスの乗車券、まぐろ料理のお食事券、レジャー施設利用券がセットになった、まぐろと三浦・三崎をまるごとお得に楽しめるスペシャルチケットとなっています。さらにこの春、京急電鉄さんが6月30日までの期間限定で始められた、春のキャンペーンも注目です。「城ヶ島」や「小網代の森」の散策時に京急各駅で無料配布されているリーフレットを提示すると、お得な優待が受けられるということです。

春のキャンペーンのチラシ
「三浦ファンが語る!三浦自慢」と書かれた後ろでたくさんの人たちが書状を持って写っている写真

 また、三浦にお越しいただく前に、市公式ホームページに掲載しています、「三浦自慢」も是非、ご覧ください。より多くの方に三浦ファンになっていただくために市民の皆様から募集した三浦の自然、人、食、歴史などといった様々な魅力について、地元の人だからこそお伝えできる情報を掲載しておりますので、より一層三浦を楽しんでいただけることと思います。

 三浦市は、自然や人情といった大切なものを、まだまだ持ち続けている「あったかいまち」です。三浦を訪れ、存分に楽しんでいただきながら、あったかいまち三浦も体感していただけたらうれしい限りです。

 おもてなしの心を持って皆様をお待ちしていますので、是非ご来遊ください。

第105号 御存知ですか?マイナンバー制度【平成27年4月1日発行】

 4月から新年度がスタートします。出会いの季節であり、始まりの季節であります。

 さて、今年度新たに開始する全国的な制度として、「マイナンバー制度」があります。この制度について、皆さん、御存知でしょうか。テレビCMや新聞広告で御覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 「マイナンバー(個人番号)」は、社会保障、税、災害対策の分野で効率的に情報を管理し、複数の機関に存在する個人の情報が同一人の情報であることを確認するために活用されるものです。マイナンバー制度により、行政を効率化し、国民の利便性を高め、公平かつ公正な社会を実現することを目指しています。例えば、マイナンバーを活用することで、皆さんが申請する際に、添付書類を省略することができるようになります。

 また、個人番号カードはマイナンバーを提示する際の証明や公的身分証明書として使えるだけでなく、e-Tax(国税電子申告・納税システム)などの各種行政手続のオンライ申請に利用できるほか、将来的には民間のオンライン取引等にも活用できる予定です。便利に使える個人番号カードで、交付手数料は無料ですので、是非とも皆さんに取得していただきたいと考えています。

 今後、国におけるマイナンバー制度の検討を踏まえて、市民の皆さんの利便性の向上のため、三浦市において適切に対応していくとともに、三浦市独自の活用も検討したいと考えています。

 今年度におけるマイナンバー制度の動きとして、まず、平成27年10月からお一人お一人に対してマイナンバーが通知されます。また、平成28年1月から、「個人番号カード」の発行と、マイナンバーの利用が開始されます。マイナンバーの通知や、個人番号カードの発行手続について、詳細が決まりましたら、皆さんにお伝えしていきますので、よろしくお願いします。

赤い1の数字を持ったマイナンバーのキャラクター「マイナちゃん」の画像

マイナンバーキャラクター(愛称マイナちゃん)

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この記事に関するお問い合わせ先

三浦市役所 政策部 政策課(秘書担当)
電話番号:046-882-1111(内線215・216・520)
ファックス番号:046-882-2836

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