市長コラム(平成28年度)

更新日:2023年03月22日

第128号 施政方針~三浦市は、人よし、食よし、気分よし!~【平成29年3月1日発行】

 平成29年2月27日(月曜日)に開かれた平成29年三浦市議会第1回定例会の本会議において、平成29年度の市政運営に臨む基本的な考えとなります「施政方針」をお話しさせていただきました。

 その中で、特に皆様にお伝えしたいことが、「三浦市は、人よし、食よし、気分よし」というフレーズです。

 これまで私は市長就任当時から「3つのS」として、市役所に“シンプル”・“スピード”・“サービス”という民間感覚を導入しました。「YESからのスタート」では、何事にもできないというのではなく、どうやったらできるかを考える意識改革を進めるなど、市役所の改善を目指すために、これらのフレーズを活用してきました。

 また、市民にとって「あったかいまち」とは、主人公である市民の皆様が故郷への愛着や市民としての誇りを感じるとともに、三浦市を訪れることで心が温まるような施策を目指すためのフレーズとして、様々な媒体を通じて市内外に広めてまいりました。

 三浦市はあったかい人が住み、豊かな食や自然に恵まれ、住んでも訪れても気分のよくなるまちであると、市内外の多くの方にもそう感じていただいていると確信しています。

 「三浦市は、人よし、食よし、気分よし」という親しみのあるフレーズに凝縮したことにより、さらに多くの方に三浦市の魅力を知っていただきたいという願いを込めています。

 これまでのフレーズとともに、この新たなフレーズをあわせて活用し、“三浦市へ行きたい”、“三浦市に住んでみたい”、“三浦市に住んでよかった”と思ってくださる方がこれまで以上に増えるとともに、市民の皆様にも郷土の魅力をあらためて認識していただけるよう、今後も様々な場面でアピールしていきます。

魅力的な三浦市の名所が集められたコラージュ写真

第127号 あったかいまち「みうら」で素敵な出会いを【平成29年2月1日発行】

ライトアップされた三浦海岸駅の中でマスコットたちが立っている写真

 早いもので、2017年も1か月が経ちました。

 今年の元旦には、京急電鉄で、京急川崎・横浜から三浦海岸までをノンストップで走る貸切列車、「みうら元旦号」が運行されました。

 三浦海岸駅では、マスコットたちがお出迎えし、参加された方々は記念撮影やあったかい甘酒で暖をとりながら、日の出までの時間を楽しまれていました。

 海防陣屋太鼓の演奏とともに房総半島から上った朝日はとても雄大で力強く感じました。元旦からたくさんの方にお越しいただき、三浦のまちの賑わいを嬉しく感じています。

 その一方で、三浦市では人口減少、少子高齢化が課題になっています。

 要因の一つとして、婚姻率の低下があり、独身の方に対する市民アンケートでも、「出会いが少ない」・「結婚したいと思える相手がいない」という声が多くあがりました。

 このような中で、三浦市では結婚を希望する未婚の男女を応援することに県とともに取り組んでいます。先月28日にも三浦市内で県が主催する恋カナ!ツアーが開催されました。

恋カナ!プロジェクトのチラシ

 このツアーは趣旨に賛同いただいた地元団体・企業などと連携(注釈1)して内容を企画したもので、三浦の方の出会いの機会の創出にも繋がりました。

 当日は天候にも恵まれ、約80名の方々が、海の駅うらり、城ケ島、油壺マリンパークなどを巡りながら、有意義な時間を過ごされました。ツアーでの良縁が将来結ばれることを楽しみにしています。

 今後も地元団体・企業の皆様や神奈川県と連携し、出会いの機会を作るイベントを市内で開催して、結婚の希望を叶えるお手伝いをしたいと考えています。

 「恋カナ!プロジェクト」の詳細は、恋カナ!プロジェクト (神奈川県のサイト)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)をご覧ください。

(注釈1)連携企業

京浜急行電鉄株式会社、三浦市農業後継者対策実行委員会、三浦商工会議所青年部、公益社団法人三浦青年会議所、三浦市

第126号 新しい三浦市創生へ前進!【平成29年1月1日発行】

格子状の外壁で現代的なデザインの三浦消防署完成予想図

 あけましておめでとうございます。皆様におかれましてはつつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 さて、本年も市民の皆様に「あったかい」と感じていただけるような三浦市を目指して様々な取組を行っていきたいと考えております。

 新たな取組としては、経済的に事情のある家庭でも進学を諦めることがなくなるよう給付型奨学金を県内で初めてスタートさせます。三浦市が子育てしやすいまちと感じていただけるよう、これからも努力していきたいと思います。

東京大学三崎臨海実験所創立130周年記念シンポジウムのチラシ

 また、全ての皆様に関わりのある取組としては、横須賀市との消防の広域化があります。現在引橋に建設中の建物が、4月からは横須賀市消防局の三浦消防署となり、より迅速に、より強化された体制で災害に対応することとなります。また、具体的には改めてお知らせいたしますが、市民の方にぜひご見学いただきたいと考えております。屋上にあがり眺望をお楽しみいただくことも可能となりますので、ぜひご期待いただきたいと思います。

 三浦市内にある東京大学三崎臨海実験所が、今年で創立130周年を迎えます。これを記念して1月28日(土曜日)13時30分から市民ホールにて記念シンポジウムを開催します。このシンポジウムでは、三浦市が取組む「三浦真珠プロジェクト」の報告を行います。三浦市は真珠養殖にゆかりのある地であり、非常に夢のある三浦らしい教育だと感じています。

 シンポジウムには、編集者・評論家の山田五郎氏をはじめ、ゆかりある方がパネラーとして集い、~学術研究を基盤とする三浦の海を活用した地方創生「三浦真珠プロジェクト」~をテーマに独創的な視点で意見を交わしますので、ぜひご参加いただきたいと思います。

本年も引き続き市政運営にご指導、ご鞭撻を賜りますようお願いいたしますとともに、市民の皆様のご健康を祈念いたします。

第125号 三浦半島自慢の食材を豊富に使ったオリジナルメニュー【平成28年12月1日発行】

 早いもので、今年のカレンダーも残り1枚となりました。「師走」の言葉を聞くと、何か気ぜわしい感じがしますが、皆さまも体調を崩さないように気をつけていただきたいと思います。

 さて、先日開催された三浦半島4市1町の首長が集まる三浦半島サミットにおいて、神奈川県が進める三浦半島の魅力最大化に向けた取組の1つとして、川越達也シェフがプロデュースした三浦半島自慢の食材を豊富に使ったオリジナルメニュー「LAUMI」が披露されました。 

 私はパスタを試食しましたが、口に入れると本当に海の香りがして、麺と食材がマッチしていてとても美味しかったです。一緒に試食をした三浦半島の市長さん、町長さんも絶賛していました。

 タコや金目鯛、サザエといったよく知られた食材のほかに、披露された3品には、すべてアカモクという海藻が使われています。川越シェフは、11月13日(日曜日)にうらりで開催された「三浦半島まるごと食堂」のトークショーで、「アカモクという食材を知らなかったが、使ってみたらとても魅力のある食材だった」とコメントされていました。

スクリーンの前で説明する人と聞く人たちの写真

 「多くの方には知られていないが、アピールできる食材」がまだまだあるのだと実感しました。

 今後は、三浦半島内のレストラン等でオリジナルメニュー「LAUMI」を再現またはアレンジして販売されるとのことです。

 これらのメニューの発表をきっかけに、多くの方に三浦市にお越しいただき、新たな魅力を感じていただきたいと思います。

 販売レストラン等の情報は、県のホームページ(外部サイトへリンク)をご覧ください。

第124号 三浦の魅力を高める~うらりマルシェ野菜館・自転車半島~【平成28年11月1日発行】

吊るして干されているたくさんの三浦大根と、背景に広がる三浦の海の写真

 「三浦の魅力」というと、三崎まぐろや生産量日本一のだいこんがまずは挙げられます。これらは全国的にも知名度が高く、市民の皆さんにも馴染み深いものだと思います。しかし、実績を積み重ね「ブランド」として名を高めてきたこれら特産品以外にも、三浦の隠れた魅力を掘り起こす取組が生まれています。

 まずは野菜です。だいこんやキャベツ以外の三浦の野菜にご注目ください。11月5日(土曜日)にうらり2階にオープンする「うらりマルシェ野菜館」では、おなじみのだいこんやキャベツ以外にも、三浦で採れる旬な野菜類が春夏秋冬各季節40種類~60種類並ぶ予定です。秋はカブ、カリフラワー、ほうれんそうなど。珍しいものでは辛味ダイコン、ミニ白菜などが並ぶかもしれませんと聞いています。

 市内の農家の皆さんが作る多種多彩な野菜が一堂に集まるマルシェは、三浦の農業の新たな魅力を引き出してくれるものと期待しています。

宮川公園内の石碑の上にある、魚の頭のマイルストーンの写真

 次に自転車です。4市1町(鎌倉市、逗子市、葉山町、横須賀市、三浦市)の首長が直接話し合う「三浦半島サミット」で「自転車半島宣言」を行ったのが平成25年10月。それから3年がたちました。この間、市内でサイクルステーションやレンタサイクルの整備、各種イベントなどが官民により行われてきました。「まさに自転車半島として着実に成長してきていることを感じます。」

 昨年には三浦半島の景勝地にマイルストーンも設置されました。現在、このマイルストーンを使ったサイクルスタンプラリー秋編が開催されています(12月15日(木曜日)まで)。自転車で三浦を巡り、うらりマルシェで旬の野菜を手にとる三浦ならではの秋の休日を楽しんではいかがでしょうか。

第123号 オリンピックイヤーの体育の日【平成28年10月1日発行】

指差すように片手を頭の上に掲げている、三崎小学校の皆さんのダンスの写真

 世界的なスポーツの祭典であるオリンピックとパラリンピックが幕を閉じました。懸命に戦う選手の姿や競技終了後に健闘を称えあう姿に多くの感動や勇気を与えられ、改めてスポーツの素晴らしさを実感するとともに、4年後の東京大会に向け、新たな火蓋が切られたように思います。
 こうした中、三浦でもスポーツに関する嬉しい話題が続いており、フォトレポートでもお伝えしましたが、三崎小学校6年1組の皆さんが9月10日に開催された第4回全日本小中学生ダンスコンクール全国大会で銅賞を受賞しました。
 また、旭小学校6年の新倉大輝さんが第31回神奈川剣道場少年剣道大会で見事に優勝し、10月9日に開催される第41回全国道場少年剣道選手権大会に出場されます。

剣道で優勝した新倉大輝さんが、渡された賞を手にしている写真

 少子高齢化が顕著な三浦市ではありますが、ひとつのことに熱心に取り組み、活躍する子どもたちの姿を誇らしく思うとともに、子どもから大人まで皆が元気に暮らせるまちづくりに努めていかなければと気持ちを新たにさせられたところです。
 さて、今年の体育の日は、祝日の由来である昭和39年に開催された東京オリンピックの開会式の日と同じ10月10日です。オリンピックイヤーの今年こそ、普段あまりスポーツや運動をしないという方も、「スポーツに親しみ、健康な心身を培う日」に健康づくりに挑戦してみてはいかがでしょうか?

第122号 トライアルステイとリノベーションスクール【平成28年9月1日発行】

カゴに並んだ野菜を手に取りながら見ている人たちの写真

 昨年度、三浦市での新たな取組として「トライアルステイ」を実施しました。

 トライアルステイとは、三浦市への移住を検討されている方に、市内の空き家に短期間滞在していただき、「あったかいまちみうら」を体感していただくプログラムです。滞在中には市内ツアーや市民の皆様との交流会なども行いました。

 参加者の皆様からは好評をいただいた一方で、「期間が短かった」、「トライアルステイ後、そのまま住めるとよかった」、「魅力的な物件がない」との声もいただきました。

 そこで、今年のトライアルステイでは、最長で1か月滞在できる期間を設け、気に入った場合にはそのまま住めるような賃貸・分譲物件をご用意しました。物件情報の提供にご協力いただきました市民の皆様、参加申し込みをしていただきました皆様に感謝申し上げます。

大きな会場で席に座って会食している人たちの写真

 さらに、新たな取組として「リノベーションスクール」を実施します。神奈川県内では初めての開催です。

 リノベーションスクールとは、市内の空き家などを対象に、再生計画を立てて、地域全体の再生を目指す取組です。空き家を資産ととらえ、新たなコンテンツを生み出す場として活用することで、市内の魅力的な場を増やしていくことが目的です。

 現在、受講生を募集しています。リノベーションに興味のある方、まちづくりに携わりたい方、新たな仕事を創りたい方など、参加をお待ちしております。

青空と木々を背景にした、リノベーションスクール@みうらのイメージ

 また、スクールの開催に先立ち、9月15日(木曜日)に三浦市民ホールで「リノベーションまちづくりシンポジウム@みうら」を開催します。空き家の活用やまちづくりに興味のある方はぜひご来場ください。

 リノベーションまちづくりシンポジウム@みうら

第121号 エンブレムに込められた思いから感じること【平成28年8月1日発行】

 いよいよ4年に一度の夏の祭典オリンピックが8月5日から、パラリンピックが9月7日からリオデジャネイロで開催されます。熱戦が期待される中、寝不足の日が続くことを覚悟されている方も多くいられることでしょう。選手達のパフォーマンスに興奮し、感動することはもちろんですが、オリンピックの顔となるエンブレムに込められた思いを知った上で観戦すると、また一味違ったオリンピックを楽しめるかもしれません。
 リオデジャネイロオリンピックのエンブレムは、3人の人型をモチーフにしたデザインで、「パッション(情熱)」と「トランスフォーメーション(変化)」をテーマに掲げ、「情熱は行動を起こし、行動は変化を起こす」というコンセプトのもと作られたとのことです。
 また、このコンセプトには、「オリンピックを通して、世界の人達が情熱を持って素晴らしい方向へ変化しよう」という熱いメッセージも込められているとのことですが、このメッセージはオリンピックに限らず、あらゆる場面に通ずるものであり、こうしたいという強い信念や高い目標を持って物事に取り組むことがとても重要であることを、再認識させられた気がします。
 三浦市は、厳しい財政状況や人口減少などといった様々な課題を抱えています。そのような時だからこそ、「三浦市をもっと良くしたい」という情熱を持ち続け、素晴らしい方向へ変化できるよう何事にも果敢にチャレンジしていくことが重要だと考えています。これからもチャレンジ精神を大切に日々、励んでいきたいと思います。
 ちなみに皆さん、三浦市のエンブレムと言うべき「三浦市章」をご存じでしょうか。
 「みうら」の「み」を鮪2尾、大根2本で図案化したもので、生産都市三浦を象徴しています。生産都市三浦を主軸として、さらなる発展に向けてチャレンジし続けていきたいと思います。

2匹のまぐろが斜めに並んで、平仮名の「み」が重なるイメージイラスト
2本の大根が並び、平仮名の「み」が重なるイメージイラスト
三浦市章

第120号 三浦の食の魅力をトライアルステイ関係者の皆さんと堪能しました【平成28年7月1日発行】

青空の下、色とりどりのテントが並ぶウッドデッキの様子の写真

 梅雨の晴れ間の日曜日に、うらり2階のうみぎょうプレイスとウッドデッキで行われた「第2回三浦食彩マーケット」にお邪魔しました。

 これは、三浦青年会議所が主催する食のイベントで、三浦産の食材にこだわった店舗が勢揃いして、とても賑やかな雰囲気でした。

 このひとつに「みやがわベーグルwithトライアルステイ参加者」という店舗が出展しました。トライアルステイとは、三浦市への移住をお考えの方に、市内の空き家に短期間滞在していただくプログラムのことです。

 今回の出展に当たって、トライアルステイで連携協力していただいたR不動産株式会社や、昨年トライアルステイに参加された方にもお声がかかり、市の職員もベーグルの梱包や販売のお手伝いをしながら、「移住相談窓口」を開設してトライアルステイなどの御案内もさせていただきました。

案内のチラシが貼られている、移住相談窓口のテントの受付の写真

 この日は、波の穏やかな三崎港で豊かな自然と食材を堪能し、さらに、トライアルステイをきっかけとして様々な人のつながりが三浦に生まれていることを改めて実感できた一日となりました。

 今年の秋にはトライアルステイと、新たに空き家や遊休不動産の再生にとどまらず、エリア全体の再生を目指す「リノベーションスクール」を開催する予定です。

 また、スクールの開催に先立ち、「リノベーションまちづくりシンポジウム@みうら」を開催しますので、空き家の活用やまちづくりに興味のある方はぜひご参加ください。

 市内に眠っている空き家が、これから人と人をつなぐ大きな魅力になることを願っています。

第119号 年に1度の健診受診をお勧めしています【平成28年6月1日発行】

保護者が見守る中、児童が医師の検診を受けている様子の写真

 6月は春から夏への移り変わりの時季となり、天気や気温の変化が多い月になります。季節の変わり目で体調を崩されたりしないように、ご自愛ください。
 今年度も、市民の皆さまに健康な日々を過ごしていただけるように、各種健診(検診)や予防接種を実施しています。健康に自信があり「自分は健康だから、まだ健診は受けなくても大丈夫」と思う方や、忙しくてついつい先延ばしにされる方もいられるかと思いますが、病気によっては一定以上進行しないと自覚症状が出ないものもあると聞いています。健診を受けることで自分では気がつかなかった体の変化に気付くことができます。
 6月からは、三浦合同庁舎、南下浦市民センター、初声市民センターで、健康診査、各種がん検診、歯科健診などをまとめて受診することができる集団健診も実施していますので、是非、年に1度、健診を受けて、ご自身の健康管理にお役立 三浦市では、経済、都市、環境、教育、福祉など、三浦市を活性化させる様々な事業を実施していますが、どれも市民の皆さまあってのものとなります。三浦市が活力あふれるまちであるためには、市民の皆さまが元気であることが必要不可欠です。
 健診結果で気になることがあった、健康のために何かを始めたいけどどうしたらいいかわからないという方のために、健康相談や健康セミナーなど健康づくり事業も実施しています。市の事業を活用して、健康な毎日を送っていただきたいと思います。

第118号 災害と向き合うために【平成28年5月1日発行】

市民用避難マニュアル「災害に備えて」表紙

 平成28年4月14日から熊本県、大分県を中心に九州地方で続いている地震によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

 被災者の皆さまの安全、安心が確保され、一日も早く、震災前の日常生活が取り戻せるよう、関係機関と連携・協力して取り組んでいきたいと思います。

 今回の地震を受け、発生直後から人員や物資を派遣した自治体もありましたが、三浦市としては情報収集を行ないつつも、神奈川県の支援と共に行なう予定です。

 三浦市単独では熊本県や大分県などには姉妹都市や防災協定を締結している自治体もなく、受入側とのマッチングができない状態では、かえって迷惑や混乱につながる恐れもあります。多くの自治体も同様です。

 今、三浦市長として、すぐにやらなければならないことは、市民の皆様の安全を再確認することだと思います。

 早速、市の防災備蓄倉庫等の点検を指示し、問題がないことを確認しています。

 最後に、市民の皆様にお願いがあります。

 今回のような大きな災害では、発生直後の避難所において水や食料は不足してしまいます。物資の配給がいきわたるには時間がかかりますので、最低3日分の非常食の準備をお願いします。

 常日頃から災害への備えをしていただくことは、自分自身の命を守るために、非常に大切なことです。災害に遭遇する前に三浦市ホームページの防災情報ポータルサイトをご覧いただき、今一度災害への備えのほか、避難場所やご家族との連絡方法などを話し合い、確認してくださいますようお願いします。

第117号 進化するネットワーク~寄り道しやすいまちへ~【平成28年4月1日発行】

圏央道を中心とした道路ネットワーク略図

 ミシュラン・グリーンガイドジャポンにおいて、城ヶ島が「近くにいれば寄り道をして訪れるべき場所」という二つ星に選ばれました。しかし、三浦市のような半島の先端にあるまちにとって、通過される方の立ち寄りが見込めないこともあり、「三浦へ行きたい」という目的がなくては、なかなか来ていただけません。
 この4月から、首都圏の有料道路の料金体系が変わり、横浜横須賀道路(横横道)や首都圏中央連絡自動車道(圏央道)では値下げとなります。
 横横道は、遠方から三浦市へ来るにためは必ずといっていいほど通る、重要な道路です。この横横道の値下げは、三浦市へ来遊される方、あるいは三浦市から出かける市民の方にとって大きな恩恵となり、三浦市としても大変喜ばしいことだと感じています。
 また、圏央道も順次開通が進んでおり、北関東方面から都心を通らずに三浦市へ来られるようになり、そのルートが値下げとなることも、歓迎したいと思います。
 さらに圏央道は、横横道まで接続する予定です。圏央道の開通は関東各地の人や物の往来を活発化させていますが、横横道がその圏央道のネットワークに直結することは、三浦市へ人を呼び込むための絶好のチャンスとなります。
 そのチャンスの最後のピースを埋めるのが、三浦縦貫道路です。現在は横横道の衣笠ICから横須賀市の林ICまで開通しており、平成31年度に三浦市まで開通する予定です。
 道路のネットワークは着々と構築されつつありますので、「寄り道したい」に加え、子育て賃貸住宅の整備など「住んでみたい」と感じていただけるまちづくりに努めることが、三浦市を選んでいただける“近道”だと考えています。

快晴が広がっている有料道路の高架下からの写真

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この記事に関するお問い合わせ先

三浦市役所 政策部 政策課(秘書担当)
電話番号:046-882-1111(内線215・216・520)
ファックス番号:046-882-2836

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