水道管等に使用された塗料に関する不適切な行為への対応について

令和4年1月18日

1.不適切行為の概要

 水道管（ダクタイル鋳鉄管）に使用されている塗料に関する不適切な行為（公益社団法人日本水道協会の規格（JWWA K 139）の認証を不正に取得した疑いがある。）について、公表されている内容は次のとおりです。

1. JWWA規格認証取得時に、同規格で規定されている試験条件と異なる条件で得られた試験結果により認証を取得した。
2. JWWA規格認証品の中に指定外原料が使用されているものがある。

2.日本水道協会の対応

 日本水道協会では、塗料メーカーへの立入調査を実施して規格に規定する試験の記録や原材料の使用状況等について確認を行い、製品の安全性について確認しているところです。また、現在出荷停止されている水道管については、今後、基準への適合が確認されたものから出荷停止を解除する見込みとしています(公益財団法人 日本水道協会 トップページ（外部サイトへリンク）（別ウィンドウで開きます）)。

3.上下水道部の対応

（1）ダクタイル鋳鉄管の塗装と塗料の使用状況

 この塗料は腐食を防ぐ効果を得るため、主にダクタイル鋳鉄管の外面に使用されていますが、一部の水道管においては内面や接合部品に使用されていることを確認しています。

（2）水道水質について

 市内の水道水については、上下水道部が水質検査を定期的に行っていますが、全て水質基準に適合していることを確認しています。

（3）水道工事について

 当該塗料を使用した水道管を使用した工事については原則停止をしました。なお、漏水等の緊急を要する工事については、道路陥没など二次災害防止の観点から原則的に実施します。

備考

上下水道部では、市内の水道水の安全性を継続して確認するために、日本水道協会や県内の水道事業体と連携し、情報収集に努め、適切に対応してまいります。

上下水道部給水課（内線387）