三浦市姉妹都市国際交流青年日本語補助教員活動報告(令和7年度)

更新日:2025年09月02日

  • 令和7年2月から12月までの期間、エマニュエルカレッジで活躍している日本語補助教員から活動報告をいただきましたので紹介します。

活動報告(令和7年7月発行の三浦市国際交流協会会報誌に掲載した報告)

日本語補助教員として働くフレッシュな毎日

日本語補助教員活動報告

三浦市の皆様にはお健やかにお過ごしのことと拝察いたします。こちらオーストラリアでは季節が反対で、本格的な冬を迎え、日中でも肌寒い日が続いております。

さて、現在私が従事しております日本語補助教員としての活動についてご報告させていただきます。オーストラリアにて日本語補助教員としての活動を開始してから、早くも4か月が経ち、日々充実した毎日を過ごしています。私が派遣されているエマニュエルカレッジでは、中学1年生から高校3年生までの生徒、約1300名が在籍しており、全学年の日本語クラスに関わる機会を頂いています。中学生は明るく元気で、ひらがなを勉強している段階です。彼らが一生懸命に書くひらがなを見ていると、思いがけない書き順や形に出会うことがあり、驚かされると同時に指導する立場としても学ぶことの多い場面です。例えば、「す」や「む」の丸が思いがけない位置にあるなど、文字を覚える段階での試行錯誤がとても可愛らしく、同時に興味深く感じられます。一方、高校三年生の生徒たちは、現在大学入試に向けて、より一層力を注ぎ、日々勉強に励んでいます。私が主に担当しているスピーキングの練習では、文法的に正しいだけでなく、より自然な言い回しやニュアンスの違いを理解してもらえるよう、生徒たちと一緒に取り組んでいます。

そんな、補助教員として過ごす日々で意識していることは、「生徒にとって親しみやすい存在であること」です。年齢の近さを生かし、少し年上の頼れる、時には、お姉さんのような存在として、生徒に寄り添えるよう努めています。また、この活動を通して得られていることのひとつに、「先入観にとらわれず物事を見つめ直す視点」があります。すべてが新鮮な環境の中で、日本語に限らず、人との関わり方や文化的な違いを改めて考えさせられる場面が多く、自分自身の視野が大きく広がっていることを日々実感しています。

現在、派遣期間の約半分が経過しようとしており、残りも限られている中で、これまで通り、周りの人との関係を大切にしながら、これからの一日一日もより一層大切に過ごしていきます。最後に、このような貴重な経験ができているのは、三浦市をはじめとする関係者の皆様のご支援とご協力のおかげです。この場をお借りして、心より感謝申し上げます。

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三浦市役所 政策部 政策課(秘書担当)
電話番号:046-882-1111(内線215・216・520)
ファックス番号:046-882-2836

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