さんかくインタビュー(男女共同参画キャンペーン)No.4
こんにちは!
男女共同参画社会とは、性別に関わらず誰もがあらゆる分野で活躍する機会を平等に持ち、対等な立場で意思決定の場に参加し、責任を分かち合う社会のことです。
今回は、仕事と子育てをしながら、さらには自身で防災に関する市民活動団体を立ち上げ、市内の防災・減災意識の普及啓発に取り組んでいる「そなえるネットワークみうら」代表・永井文子さんをご紹介します。
永井文子さんプロフィール

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市民活動団体「そなえるネットワークみうら」代表
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2021年に防災士、 2023年に応急手当普及員の資格を取得
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私生活では川崎市内の会社に務めながら、 2人のお子さんを育てるママ。
仕事、子育て、市民活動と毎日大忙しな永井さんに、団体を立ち上げたきっかけや、誰もが取り残されない防災の備えについて、話を聞いてみました。
Q.そなえるネットワークみうらを立ち上げたきっかけは?
大学生の時、災害ボランティアで東日本大震災の被災地に行ったことで防災のことを勉強するようになりました。それから職場で防災担当になったことをきっかけに「職場の中での防災の課題を解決したい」みたいな思いが強くあったんですけど、どうも職場だけで考えても問題解決には至らず、やっぱり地域にも目を向けなきゃいけないんだなというのを、ふと思って。
それから2年くらい経って、一人目を妊娠中に起業を学ぶ講座に参加して、自分でどんな団体を立ち上げようかと考えたとき、同じ三浦市で生活する人たちが、自分の地域でどんな災害が起きる可能性があるのかを知ってもらうことで、少しでも安心して住み続けてもらえるようになったらいいなという気持ちで、「そなえるネットワークみうら」を立ち上げました。
実際は起業には至っていませんが、現在は防災に関しての普及啓発を中心に活動をしています。
Q.「男女共同参画」という考え方についてどう思いますか?
私自身は、小さなころから特に「女だから」どうとかとあんまり言われた記憶もなく、「男女共同参画」という言葉は正直あんまりピンときていないところもあるのですが、改めて思い返すと、この活動を続ける中で「女性がトップをやっている」とか、女性が中心になって何かしていることに対して抵抗を感じる人はまだまだいらっしゃるのだなと感じたことはありました。また、地域の集まりなどで女性が発言できないという話も聞いたことがあります。
そういった「女性だから」何かできないような場面がいまだにあるのだとしたら、そこは意識的に変えていかないといけない部分なのかなと思います。
Q.そなえるネットワークみうらが目指す防災とは?
普段の生活の中には、女性男性ということ以外にも、心身に障がいがあるだとか、集団生活するのはちょっと難しいお子さんとか、いろんな配慮を必要とする方がいると思うんです。
そこで大事になってくるのは、災害が起きたときに、必要な備えは人それぞれ違うということ。
そなえるネットワークみうらは、一人ひとりが「自分に必要な備えはなんなのか」を考えてもらうということに重きを置いて活動をしています。
まずは自分の住んでいる地域の地理などの正しい情報を知った上で、そこから個人の備えにつなげてもらう。その地域の災害の危険性について知った上で、自分の体調だったり、普段の生活様式だったりを見返して、個人としてはこういう備えが必要だなとか、災害が起きたら避難所に行くべきなのかとか。避難所は必ず行かなきゃいけないわけでは決してなくて、家が安全であれば、おうちで生活してもいいし、むしろそのための備えをしたほうがいいんだとか、逆に家は危ないからやっぱり避難所に行かなきゃいけないんだとか、そういう判断っていうのも自分が生活している地域の情報をあらかじめ知っていることによって、普段から考えておくことができるんです。 そういった一人ひとりが、必要な備えを考えられるような後押しをしていきたいという思いで活動をしています。
ここからは三浦市民3月号では掲載しきれなかったインタビュー記事です!
Q. 三浦市では、「ひとりひとりがおたがいに尊重し合い幸せに暮らせる社会」を目指し、男女共同参画社会の推進に取り組んでいます。 「ひとりひとりがおたがいに尊重し合い幸せに暮らせる社会」にしていくためにはどうしたらいいと思いますか?
いま、よくニュースなどで「避難所の運営には女性の視点を取り入れていきましょう」って言われてますが、もちろん女性の視点も必要なんですけど、女性に限らず、いろんな視点の意見が必要だと思っています。
例えば、避難所で備蓄品の生理用品の種類がごちゃまぜに備蓄されていて、それを把握出来ていないまま配ることでミスマッチが起きるみたいな話はよく言われますが、だからといって話し合いの場に女性が1人入っても、避難所運営の問題が全部解消するかというとそうではないと思うんです。単純に「女性」といっても、子育て中かそうでないかにもよって意見は違うし、年代によっても違うと思うんです。どちらかというと日頃から、いろんな人が意見を言いやすい環境を作るということが大事なんだと思います。
例えば地域内で話し合いをするときに、話の内容によっては会合に出ている男性に、「ご家庭でパートナーやお子さん、親御さんにも聞いてみてください」と声をかけてみる。家庭内でも意見を言えるような流れを作ってみるとか、そういった工夫次第で、よりいろんな意見が取り入れられて、みんなが幸せに暮らせる社会に近づいていくんじゃないかと思います。まとめるのはとても大変ですが・・・(笑)
永井さんのプライベートのことも聞いちゃいます!
Q.仕事、家事、育児、市民活動と毎日大忙しだと思いますが、夫婦間での役割分担はどうされてますか?
2人とも同じ職場で、夫は今フレックスタイム制(※)を利用していて、私は時短勤務をしているんですけど、家事や育児はできるほうができるときにやるといった感じです。
夫もどちらかというと家事も育児も自分から「やりたい」というタイプなので、お互いに協力し合いながらやっています。 仕事の面では、子供の体調が悪いときはテレワークに切り替えて在宅勤務させてもらったり、半休を取らせてもらったりと柔軟に対応してもらえる会社なので、それも助かっています。
ほかのママ友の話では、旦那さんはどうしても仕事で夜が遅く家事が分担できないとか、そういった話も聞くので、うまく夫婦で役割を分担できるかどうかは、個々の努力だけでなく企業の努力によっても大きく変わってくると思います。
※労働者が始業・終業時刻、労働時間を自ら決めることで、生活と業務の調和を図りながら働く制度。
さいごに、読者へメッセージをお願いします!
今回ご紹介していただけることで、私みたいな小さな子どもがいる人でも、やりたいことがあればやってもいいんだな、挑戦してみてもいいんだな、と思ってもらえればうれしいかなと思います。

そなえるネットワークみうらでは、昨年12月から「防災・減災勉強会」を開催しています。
この勉強会では、三浦半島の地理・地形を踏まえながら自然災害に関する基本と最新の科学的知見から見えるリスクを認識し、一人ひとりの備えを見直し、そして地域の備えへと結びつけることを目的としています。約1年間を通して計6回の開催を予定しています。
今後の講座日程は決まり次第お知らせしますので、講座情報を希望する方は「氏名」と「防災講座案内希望」の旨をメール送信してください。
Eメール:sonaeru.miura@gmail.com
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この記事に関するお問い合わせ先
三浦市役所 市民協働課
電話番号:046-882-1111(内線311・312・313・315)
ファックス番号:046-882-1160
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更新日:2026年03月01日