さんかくインタビュー(男女共同参画キャンペーン)No.2

更新日:2023年03月17日

こんにちは!男女共同参画とは、男性も女性も、自分らしさを大切にしていきいきと暮らすこと。自分らしく心豊かに生きるには、ライフワークもやり続けることができるように行動を起こすことも一つの方法です。

とはいえ、その人を取り巻く環境や状況はさまざま。ライフワークは続けたいけれど、生活するうえでやらなければいけないこともたくさんあります。

三浦市民(令和4年11月号)で、環境や経済状況が変わってもライフワークを諦めない、自分らしい人生について紹介しました。今回は、やりたいことができる場がないなら作っちゃおう!というハッピーメーカー・下里真里さんへ、独占インタビューしてきました!(内容は令和4年8月インタビュー当時のものです。)

下里真里さんプロフィール

チラシを持ち笑っている女性

・東京都・ロンドン・川崎市等様々な場所で暮らしたのち、夫の出身地である三浦市に移住。

・夫、4歳、2歳の娘さんと4人暮らし。

・以前はダンサーやヘアメイクアーティストとして活躍。主に音楽系のイベントも開催。

・令和4年8月には三浦市民交流センター ニナイテで”WOMEN’S MARKET”というイベントを主催。

Q.なぜ三浦市に移住されたんですか?

夫が三浦市出身で、三浦の活性化のための仕事をしたいということで、当時住んでいた川崎市から夏は毎週三浦市へ通っていました。ですが、移動時間や交通費のこともあって、「それだったら三浦に引っ越した方がいいんじゃないか」という話になり、1年半ほど前に三浦へ越してきました。

Q.三浦に引っ越してきてどのように感じましたか?

子どもの病気やコロナ禍の影響であまり外に行けずで、家の中で過ごすことが多かったんですが、逆に結構気づくこともあったんです。都心に住んでいた友達は海沿いの家に住みたいと探すと、三浦ではなくて湘南に引っ越すんです。三浦の人はみんな温かくて、食材が安いし、野菜とか果物とか全部おいしい!それなのになぜみんな三浦に来ないのかというと、ショッピングモールや1時間あれば都内に行けるイメージのある湘南エリア等を選ぶのかなと。以前住んでいたところや湘南エリア等と比べると、三浦は情報量やみんなが楽しめるイベントが少ないと感じました。

三浦にいながらも、都会の雰囲気をたまに感じたいと思い、まちを変えるアクションを起こしたいと考えました。

Q.まちを変えるとは…!?

年に何回かでもイベントを開催すれば、いつもと違う刺激があって、大人も子どもも、もちろん私も楽しいかなと考えました。そして家族にも応援してもらい、8月にWOMEN’SMARKETというイベントを企画しました。

食品・アクセサリー等のショップやフリーマーケット等、いろいろなお店が集うマーケット(市場)を開催したんです。今回初めての開催で、土日2日間の予定だったのですが、台風の接近でやむを得ず日曜日のみの開催になりました。それでも150人以上のお客様が来てくれました。

Q.大盛況ですね!イベント名にある"WOMEN'S"とは?

暮らしてみて、三浦は特に女性に特化したイベント、女性が楽しめる場所がないなって単純に思ったんです。もちろん男性にも来てもらいたいですが、このマーケットは女性が活躍する場所にしたいと思っているので、“WOMEN’SMARKET”という名前にして、出店者は全員女性にお願いしました。

今回はお試しでやってみましたが、来場者の属性等をマーケティングできたので、今後はもっと楽しめるように、どんどん規模を大きくしたい。子どもがここにくれば楽しい物おいしい物があると知って、毎年来てくれるイベントにしようと思っています。そのためにはもっと広い場所で開催するとか、DJに来てもらって音楽をかけるとか、男性向けのマーケットを企画するのもいいなと思い、令和5年は食や音楽、文化等を通じて三浦の活性化を図るイベント(M TOWN FESTIVAL)の一部で令和5年は開催しようと企画しています。

二人で笑っている出店者の女性

Q.開催にあたり気を付けたことはありますか?

幅広い層のお客様が楽しめるように、出店するお店のテーマやターゲットとなる世代が被らないようにしたので、様々なジャンルのお店や商品が並びました。

また、都会感を意識して、都内でインスタグラマー等が最近よくやっている無人フリーマーケットとか、三浦市には普段ないようなお店が並ぶようにしました。ほとんど企画運営は一人でやりましたが、出店者の皆さんがプロとして自分のお店を受け持ってくれたから、私は運営に専念できました。

Q.出店者の方や来場された方からの反応はいかがでしたか?

市内在住で、初めて出店するという方がいました。売れる場所があるというのがものすごくモチベーションに繋がったようで、これまで趣味として続けてきたものを仕事として確立しようと思えたそうです。それから、いつもは市外に出店しているという市内在住のお客様も来られて、普段見ない調味料等色々なものが出ていて面白かったと言ってくれました。

お客様は年齢関係なく、インスタグラムでイベントを知って来てくださった方が多かったです。これで三浦の若い方ももっと盛り上がってくれたらいいですよね!

出店の様子の写真

Q.下里さんの企画が出店者の方の背中を押したんですね!開催にあたり、ご家庭とはどのように両立されましたか?

家族の負担にならないように、出店者の方とは打ち合わせをリモートで行うなど、準備は短時間で効率よく行うようにしました。

子どもの病気のこともありましたが、「WOMEN’SMARKETをやりたい!」という強い気持ちがあったし、夫や祖母が子どもの面倒を見てくれたので無事開催することができました。本当に家族に感謝が尽きません。やりたいことを我慢すればするほどストレスになっていたので、家族も私の性格を理解して応援してくれたんだと思います。

だから私も家族の誰かがサポートが必要な時はサポートしようって素直に思いました。

Q.三浦市では下里さんのように、誰もが自分らしさを大切にいきいきと暮らす男女共同参画社会を目指していますが、下里さんはどう感じていますか?

三浦市はまだまだ男女共同参画の進み具合は遅いなって思います。でも、多分それってまだよく分からないからだと思うんですよね。

例えば私が好きな国の音楽は「男だから、女だから」という括りがなくて、自分が開放的になれます。また、以前住んでいたロンドンでは他の国に比べて国籍とかLGBTとかそこまで差別を感じなくて進んでるなと思いました。

男女共同参画は、みんなで協力すれば必ず前に進んでいくと思うので、取組はこれからもやっていくべきですし、私も市民活動を続けていく中で、共感してくれる人と一緒に、自分たちで次の世代が暮らしやすい環境を作っていきたいです。忖度がない平等な社会を目指しています!

Q.これからどんなことにチャレンジしていきたいですか?

私たち市民が楽しめるのはもちろん、どこかに移住を考えている人が、引っ越し先を悩んだ時に、楽しそうなイベントがあるからここにしよう!って思えるエンターテインメントを作っていきたい。今後はSNSをもっと活用してイベントの宣伝もしたいです。

誰もが過ごしやすくなるように、みんなを受け入れられる場、女性が活躍できる場を増やしていきたいです。そうすればみんなが楽しいし、ハッピーになれると思うんです。

やりたいことがあってウズウズしている皆さんへメッセージをお願いします!

子育てとか病気とか介護とか、大変な人って多いと思うんですよね。でも、どんな環境下にあっても少しは自分のやりたいことをやってみるっていう勇気も必要だなって思うんです。私もWOMEN'S MARKET以外にも新たにやりたいイベントが色々頭に思い浮かんでいます。私を見て「自分もやってみよう」と何かに挑戦していく女性が増えたらいいなと願っています。一緒に楽しいこと続けていきましょう!

出店の様子の写真

貴重な体験談をありがとうございました。

環境や状況によって生活が大きく変わった中でも、やりたいことを見つけ実行に移している下里さん。皆さんも、周囲とサポートし合いながら、一歩踏み出し自分らしさを表現してみませんか。

皆さんの中の輝く方をインタビューさせてください。ご紹介お待ちしています!

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この記事に関するお問い合わせ先

三浦市役所 市民協働課
電話番号:046-882-1111(内線311・312・313・315)
ファックス番号:046-882-1160
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