薬剤科のお仕事

更新日:2022年12月22日

調剤業務

モニターにシステムが表示されているパソコンが2台並んでいる机の写真
  • 調剤支援システム
薬の箱の前に、計量器のような形をした機械が置かれている写真
  • 散薬監査システム

当院ではオーダリング調剤システムを導入して、より「安全」・「正確」・「効率的」に調剤業務を行っています。医師が、外来や病棟でコンピューター入力した処方箋が薬剤科に送信されてきます。薬剤科にて薬剤師が処方箋の内容(用法・用量・重複・配合適否・飲み合わせ等)を確認した上で、調剤を行います。常に患者様に安心して飲んでいただけるように調剤しています。また、患者様の状態またご希望にあった調剤方法を心がけております。

パソコンの横に、大きい縦長の機械が置かれている写真
  • 全自動錠剤分割分包機
パソコンや計器類がついている、大きな機械の写真
  • 自動散薬分包機

1回量調剤(ワンドーズパッケージ)

1回に服用するお薬が1包にまとまっている方法です。管理しやすく、飲み忘れが防止できたり、手が不自由な方にも比較的扱いやすいようになっています。

ヒートシール調剤

患者様が自分でお薬を管理する方法です。患者様が自分で薬を管理することにより、お薬の目的や、意義を正しく理解することができます。

注射業務

注射薬が適切で安全に使用されるために、注射薬の管理および個人別注射セットを行っています。私たち薬剤師は医師の指示(注射箋)に従い、相互作用等適性使用の確認をして個人別セットをしています。なかでも、抗がん剤は、安全性に十分注意を要する薬剤です。特に栄養を補充する中心静脈栄養剤やがん治療に用いる抗がん剤は、感染を防ぐため無菌的な環境を保つ無菌室内のクリーンベンチ・安全キャビネットで混合調整を行っています。

何も置かれていないクリーンベンチと椅子の写真
バイオハザードマークが貼られた安全キャビネットと、その前に小さい椅子が置かれている写真

抗がん剤調整

がん化学療法が安全に実施できるように、患者様一人ひとりに対して、抗がん剤の適正な投与量、投与間隔をチェックすると共に抗がん剤の混合調整を安全キャビネットを使用し行っています。

薬剤管理指導業務

薬剤管理指導業務とは、入院患者様にベッドサイドで処方されている医薬品に関する情報提供を行い、患者様に正確に安心して薬を飲んでいただけるよう指導・説明するとともに、副作用・相互作用(飲み合わせ)をチェックし、患者様から得られた情報を収集し薬学的に評価・分析したものを医師・看護師に提供して、薬物療法の効果がより高まるよう支援していく業務です。当院薬剤科では、平成10年から薬剤管理指導業務を実施しています。入院時に、アレルギー歴や副作用歴をチェックするとともに、患者様が持参した薬を鑑別し院内での処方薬との重複や相互作用もチェックしています。また、退院時には患者様が自宅へ帰ってからも安心して薬を飲めるよう、ご家族の方にも一緒に飲み方や保管方法などのご説明をしております。

医薬品管理・麻薬管理

現在、院内で使用されている薬は約1000種類です。医薬品管理業務は、これらの医薬品の保管や有効期限管理を行い、適切な在庫を常に管理しています。また、治療には欠かすことができませんが、使い方によっては社会的に悪影響を与えるおそれのある麻薬・向精神薬・毒薬なども法律に基づいて厳重に管理しています。医薬品が適正かつ安全に使用されるためには、医薬品情報を正しく活用する必要があります。これらの医薬品情報を収集・保管し、院内に発信しています。

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この記事に関するお問い合わせ先

三浦市立病院 事務局
電話番号:046-882-2111
ファックス番号:046-881-7527

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