三浦市低温卸売市場入札風景(1階から撮影)
入札の様子を1階で撮影したものです。(見学の方は1階からは撮影できません。)

一日に400本~1,000本の冷凍マグロがずらりと並びます。手前のステンレス製の箱は「尾の身解凍槽」と言い、黒く見えるグレーチングの下に収納されています。マグロの入札価格は、仲買人(マグロを入札する人)がマグロの尾の身の肉質の状態を見て決めます。このため、尾の身は解凍しておく必要がありますが、解凍には滅菌した海水を使っていて、35度まで温めることができ、衛生的で素早く尾の身(マグロのしっぽの部分)を解凍することができるので、適正な肉質の判断に役立ちます。

尾の身

仲買人は手鉤(テカギ)という先の曲がった金属製の道具を使います。数百キログラムのマグロを運んだり、尾の身(マグロのしっぽの部分)に刺して肉質を判断することなどに使います。低温卸売市場では、高度衛生管理を考慮しステンレス製の手鉤を採用しています。

尾の身はどのマグロのしっぽか間違えないよう、ひもで本体と結ばれています。


入札は何回かに分けて行われるので、順番待ちの列のマグロはカバーをかけ、より状態のよいまま入札に備えます。

仲買人は目利きの達人です。尾の身(マグロのしっぽの部分)の肉質を見て、そのマグロ全体の状態を推測し価格を決めます。

仲買人は値段を書いた札を集計室という部屋に提出し、集計の結果一番高い値段を付けた仲買人の方が落札します。
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更新日:2022年12月22日