当院について

更新日:2022年12月22日

総病院長あいさつ

メガネをかけて白衣を着た男性の近影の写真

三浦市立病院のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。

 三浦市立病院は、昭和27年、三浦市唯一の総合病院として開設され、それ以来急性期医療を担ってきました。平成16年、かねてより念願であった新病院を建設しました。ところが、全国的な医療崩壊の流れに飲み込まれ三浦市立病院は、存続の危機に立たされました。その中で、私が平成19年に病院長を引き継ぎ、平成22年には地方公営企業法全部適用となり、病院事業管理者も兼ねた総病院長として現在に至っています。

 当初より、急性期医療を堅持することは当然ですが、「三浦市民が求める医療を行ってこそ三浦市立病院は存続できる」との信念により、「三浦ならでは」の地域医療を確立することを理念として、地域における保健・医療・福祉の一体化を図ることを目指してまいりました。まず、「持つべき機能」と「持たざる機能」を明確にし、心筋梗塞や脳卒中などの超急性期治療は「持たざる機能」として地域の中核病院との連携で確保することとしました。ヘリポートも併設しているので、いざという時にはドクターヘリで横浜市立大学救命救急センターへ直に救急搬送することも可能です。そして、「持つべき機能」を維持し急性期医療を堅持しました。また、地域における予防医療の拡充のために、令和元年にはDEXAを導入し高齢者の骨折予防を図っています。また、同年に更新したMRIには早期アルツハイマー型認知症診断支援システムであるVSRADも装填しました。糖尿病の重症化予防も専門の医師とともに院内の多職種がチームを作って地域での糖尿病疾病管理を進めてまいります。そして、医療・介護の切れ目のない連携のために、平成22年に地域医療科を新設し在宅医療を始め、続いてリハビリテーション科を充実させ、地域の多職種の皆さんと顔の見える関係を作ってまいりました。今後地域の在宅医療が充実していく中で、当院の役割として地域包括ケア病床機能の拡充を図っているところでした。

 ところが、令和2年は、COVID-19のパンデミックに席巻され、第3波がいまだ治りません。新たな感染症の脅威に曝され、異なる地域医療の体制の強化が求められることとなりました。COVID-19の対応に追われる毎日ですが、第3波の収束を願いつつ、ポストコロナを見据えて、これからの人材育成を兼ね備えた「三浦ならでは」の地域医療の確立を目指してまいります。今後とも、より一層の市民の皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。

令和3年1月1日

三浦市立病院総病院長

小澤幸弘

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三浦市立病院 事務局
電話番号:046-882-2111
ファックス番号:046-881-7527

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